『サンドウィッチマン ライブツアー 2018』サンドウィッチマン インタビュー

今年もオール書き下ろしネタで挑むライブツアー!

 

オール新作で臨む、毎年恒例の『サンドウィッチマンライブツアー』。多忙を極める2人だが、現段階の構想は?

富澤「完全にゼロです。オール旧作の可能性もあります(笑)」

伊達「ベストネタセレクションになるかもしれません(笑)。まぁそういう要望もわりと多く聞きますし」

富澤「それやり始めたら、新作出来なかったんだと思ってください」

 

そう本人たちは笑うも、今年ももちろんオール新作を予定。笑いの玄人をも魅了する彼らのネタだが、富澤に「創作の源は?」と聞くと…。

富澤「ちょっと何言ってんのかわかんないですけど。まぁ基本的にはお店屋さんとか、みんなが経験していることですよね。でも最近はお店屋さん自体なくなってきているので、ネタがつくれなくなるなぁと、怖くて震えているところです」

伊達「震えているところはかつて見たことないですけどね(笑)」

 

誰もが共感出来るネタゆえ、彼らのファンは非常に幅広いのも特徴。

富澤「奇抜なことはあまりやらないですからね。わかりやすく安心して観てもらえるようには心がけています」

伊達「オチがわかっていても面白い、という漫才を目指しています。古典落語ってそうじゃないですか?古典落語のようなネタができたら理想的ですね。それで、僕らのネタを誰かが受け継いでいってくれたらうれしいですね(笑)」

そんな珠玉の漫才を堪能出来るのはもちろん、単独ライブならではのネタが、伊達がボケを務めるアドリブコント“男シリーズ”だ。

伊達「お客さんの中には100%いらないって方もいますけどね(笑)。まぁ息抜きというか、ライブの中にはひとつくらいガチガチに決めないネタがあってもいいのかなと」

富澤「ただひたすら長い。10分で終わってくれればいいですけど」

伊達「かつてこれだけで55分やっていたこともあるので(笑)」

 

プレミアチケット必至のライブ。テレビでは見ることの出来ない、彼らの120%がここにはある。

富澤「面白くなかったらすみません。まだゼロなので、面白いの出来ました!とは言えないので…」

伊達「でも出来る予定ではありますのでぜひ遊びに来てください!」

 

インタビュー・文/野上瑠美子
Photo/村上宗一郎

 

※構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載
※写真は本誌とは異なります

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【プロフィール】
サンドウィッチマン
■サンドウィッチマン ’98年、伊達みきおと富澤たけしによって結成。’07年『M-1グランプリ』では史上初の敗者復活からの優勝を果たした。