意味のない会話の応酬!? ジョンソン&ジャクソン『ニューレッスン』開幕!

2018.06.22

6月21日、渋谷・CBGKシブゲキ!!にて、大倉孝二とブルー&スカイの演劇コンビネーション“ジョンソン&ジャクソン”の新作『ニューレッスン』が開幕した。
ジョンソン&ジャクソンは、俳優の大倉孝二と脚本家・劇作家のブルー&スカイが共同で脚本執筆と演出をし、出演もするという企画。今回で3回目の公演となる。毎回、演劇界のつわもの俳優陣が出演し、ナンセンスな世界を繰り広げているが、今回は、第1回公演にも出演した池谷のぶえが再参戦、加えて「ブルー&スカイのファン」と公言する、いとうせいこうが満を持して参加した。また追加キャストとして、ナイロン100℃劇団員の小園茉奈も加わることになった。

時は昭和初期、文芸的なニュアンスも漂う世界観からスタートするが、、、、、。「ただくだらない芝居をつくりたい」と標榜し立ち上がったユニットだけに、予測不可能。意味のない会話の応酬に、観客は、戸惑い、笑い、未だ観たことのない触感の世界に誘われるだろう。
多くは語らない。とにかく劇場で目撃してほしい。
東京は7月1日まで上演。当日券は毎公演の1時間前から劇場前受付にて販売開始。大阪公演も有り。

開幕に際し、ジョンソン&ジャクソンの、大倉孝二とブルー&スカイからコメントが届いた。

≪大倉孝二≫
「本当にどうでもいい芝居が、今回も出来上がりました。観に来て下さる皆さんの中には、何が面白いのか分からない人もいるとも思うんですが、まあ、楽に笑って頂けると、こっちとしては盛り上がるので、もし面白かったら「あはは」と笑って頂けると幸いです。かといって、「楽しまなきゃいけない」ということでもないので、気負わずに、とりあえず劇場にどうでもいい気持ちで来てください。お待ちしてます。」

≪ブルー&スカイ≫
「稽古が始まる前、稽古場でせいこうさんや池谷さんから色々とアドバイスを頂いたり、「こうしたら面白い」とか、「このセリフの方がいいんじゃないか」とか、話し合いができたら良いね、と思いながら、実際できるか分からなかったのですが、それが出来、作品が完成して、僕個人として本当に貴重な体験をさせて頂きました。この貴重な体験が、そんなに内容的に貴重じゃない公演に使えるということは、良いことだな、と思います。そんな感じを観に来てください。頑張ります。」

 

撮影/桜井隆幸