人気オーディション番組発の舞台がついに始動
勝者5人が集結し化学反応を起こす
2.5次元界のスターとなる新たなエンタメの主役5人を選ぶ一大プロジェクトとして、2022年にABEMAでオンエアされたサバイバルオーディション番組『主役の椅子はオレの椅子 Season2』。同番組で“主役の椅子”を勝ち取った5人の役者による舞台公演がついに決定した。
番組で圧倒的なダンススキルを披露し、注目を集めた中原弘貴は「当時は『絶対に主役を取ってやる』という気持ちだけは持っていました」と振り返る。
「最後の最後まで何があるか分からないと思っていましたし、苦しんだ審査もありました。最初はダンスとアクション、ラップなどが続き、運よく連続で1位を取らせてもらえましたが、このまま主役になれるという余裕は最後までなかったです」
そうしたオーディションの中、特に印象に残っているのは、3人1組のチームでおこなったダンス審査。
「僕はダンス経験者でしたが、同じチームだった古田伊吹くんと赤羽流河くんは当時あまりダンス経験がなかったんです。ただ、すごく向上心があって、誰よりも早くスタジオ入りして必死に食らいついてくれました。朝早くに3人で集合してモーニングを食べてから練習したり、一緒に練習できない日には自分のダンスの動画を撮って送り合って意見を言い合ったりして。そうした努力の結果なのか、チームで1位を取れたので、すごく嬉しかったです。一緒に頑張れる仲間がいるというのはいいなと思いましたし、3人で掴み取った1位だったなと印象に残っています」
今回の公演は、番組勝者の中原、小黒直樹、青海伶、司波光星、赤羽が出演。この2年間、それぞれの場で活動してきた5人が舞台で共演を果たす。2年越しということもあり、中原も気合いは十分だ。
「今、改めて番組を見返すと、観ていられないほど恥ずかしくなりますし、あの出来でよく1位を取れたなと思います。ですが、あの頃に比べてスキルアップできていると思います。今回の舞台は、番組の中で経験したお芝居、ダンス、歌、タップ、アクションなど、全てが詰まっている作品になると思うので、僕たちの成長を見守ってくださったファンの皆さんや審査員には特に観ていただきたいと思います。番組を終えてからの2年間も、それぞれが力をつけてきました。その5人が集まってどんな化学反応が起きるのかすごく楽しみです。番組を通して同じ場所で頑張る仲間の大切さを何度も感じました。今回の舞台でもお互いに高め合って、これまで培ってきた力を惜しみなくぶつけていきたいと思います」
インタビュー&文/嶋田真己
【プチ質問】Q:手土産を選ぶポイントは?
A:考えているのはできるだけみんなに喜んでほしいなってことです。食べ物にしても飲み物にしても、「これは食べられない」ということがないように、できるだけいろいろな種類を入れるようにしています。よく差し入れするものは、スタバのコーヒートラベラーです。箱で用意できることを知らない人も多いので、「こんなのあるんだ」と面白がって淹れてくれたりするので、喜ばれますね。
※構成/月刊ローチケ編集部 12月15日号より転載
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【プロフィール】
中原弘貴
■ナカハラ ヒロキ
俳優、ダンサーとして活躍。近作は舞台ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』など。