俳優座劇場での方南ぐみのラスト演目、「青空」「あたっくNo.1」上演決定!

2024.12.20

さようなら俳優座劇場、ありがとう俳優座劇場

2025年1月30日(木)~2月9日(日)東京・俳優座劇場にて、方南ぐみ朗読劇「青空」「あたっくNo.1」の上演が決定した。 本作は、方南ぐみの代表作「青空」および「あたっくNo.1」の【朗読劇】公演となっている。
「青空」は戦争を背景に、お国の命令に背いて戦中を生き抜いた少年と犬と猫の青春物語。「あたっくNo.1」は極秘任務に旅立った潜水艦伊18号の乗組員の姿が描かれた青春グラフィティ。いずれも戦争がテーマになっている演目を、総勢47人の俳優陣で朗読劇としてお届けする。
また、会場である俳優座劇場は2025年4月末に閉館。約70年の歴史を持つこの会場で、方南ぐみは様々な公演を行ってきた。その感謝と、ひとりでも多くの役者さんと俳優座劇場で愉しみたいという意味も込めて、本作を上演することとなった。

戦争という悲惨な時代、知ってほしい過去がある。

作・演出を務めるのは、劇団旗揚げから現在まで「方南ぐみ」企画公演作品の作・演出を全て手掛けてきた樫田正剛。「青空」は犬と猫の気持ちを言葉として物語がつづられており、少年と動物のきずなを描いた優しい作品となっている。「あたっくNo.1」は樫田の伯父が真珠湾に向かう伊18号艦内で書き綴った日記を手にしたことで、執筆することとなった作品。いずれも、決して忘れてはいけない、そして絶対に起きてはいけない戦争が背景にあるが、見終えた後、必ず心温まる作品たちとなっている。

豪華な1日限りの組み合わせの朗読劇

「青空」は各回で出演者が変わり、名俳優・声優から今注目の俳優陣が揃っており、どの回も見ごたえがあり、なおかつどの回も違った「青空」を楽しめることができる。
また「あたっくNo.1」は過去に同作に出演したことがある俳優陣を大いに揃えての公演となる。

【朗読劇「青空」】
●1月30日(木) 19:00 渡辺いっけい・岩谷翔吾(THE RAMPAGE)・飯島直子・平田広明
●1月31日(金) 19:00 石井正則・加藤大悟・高橋ひとみ・モロ師岡
●2月1日(土) 13:00 村田雄浩・橋本真一・南野陽子・竹中直人
●2月1日(土) 19:00 佐戸井けん太・つじかりん・眞鍋かをり・岩崎悠雅
●2月2日(日) 13:00 増元拓也・藤田奈那・彩音星凪・田中俊介
●2月4日(火) 13:00 松田悟志・小宮有紗・武内陶子・松本梨香
●2月5日(水) 13:00 小野武彦・前島亜美・酒井若菜・平田広明
●2月6日(木) 19:00 遠山俊也・須藤茉麻・矢島舞美・中村米吉
●2月7日(金) 13:00 石黒賢・岩谷翔吾(THE RAMPAGE)・榊原郁恵・近藤頌利
●2月7日(金) 18:00 石黒賢・岩谷翔吾(THE RAMPAGE)・榊原郁恵・近藤頌利
●2月8日(土) 13:00 中村雅俊・松本梨香・石野真子・石倉三郎
※敬称略:左から/語り部役/大和役/麦役/小太郎役

【朗読劇「あたっくNo.1」】
●2月9日(日) 15:00 秋山真太郎・朝倉伸二・岩崎悠雅・大森ヒロシ・菊池均也・鈴木健介・武田知大・永岡卓也・西ノ園達大・葉山昴・横尾瑠尉
※敬称略:五十音順

あらすじ

朗読劇「青空」
少年の遊び相手は柴犬と野良猫だった。
時代は太平洋戦争真っ只中。
物資不足に陥ったお国は庶民に「家庭で飼育してる犬と猫を差し出せ」
と命令を下した。
愛国心に満ち溢れていた少年だったが…
柴犬と野良猫の命を助けたいと願った―。

朗読劇「あたっくNo.1」
昭和16年。冬。広島県呉軍港に集合した男たちは、目的も行き先も告げられず潜水艦イ18号に乗艦し、祖国を離れた。
出航後の艦内で目的は「戦争」。
行き先は「ハワイ真珠湾」と知らされる。
そのとき男たちは「敵に不足なし」と叫んだ。勝つ気なのだ。
潜水艦イ18号には特殊潜航艇と呼称される二人乗りの小さな潜水艦が搭載されていた。
戦争とは何か。人生とは何か。祖国とは何か。
男たちの青春グラフティーが潜水艦の中で繰り広げられる。

一般発売などの詳細は、決まり次第ローチケ(webサイト)内で発表致します。