らんぶる第一回公演『晩節荒らし』ビジュアル解禁及び公演詳細発表

2025.04.23


佐藤誓と山西惇による演劇ユニット「らんぶる」、
旗揚げ公演は福原充則作・演出による新作二人芝居!
ビジュアル&公演詳細が解禁!

先般、上演決定が発表された演劇ユニット「らんぶる」の第一回公演『晩節荒らし』のビジュアルおよび公演詳細が決定しました。

数多くの話題作に出演し、数々の演劇賞を受賞してきた同い年の二人の俳優、佐藤誓と山西惇が共演舞台で意気投合し、還暦を機に結成した演劇ユニット「らんぶる」。第一回公演は、千人規模の大劇場から小劇場、あまつさえ野外まで、強烈で個性的な話題作を提供し続けている福原充則を作・演出に迎え、新宿シアタートップスとABC ホールという濃密な空間で、濃密な新作二人芝居を上演いたします。

世の中の役に立ちたくなった男と、誰かの役に立っていたかを知りたくなった男が、それぞれの土地と時空を激しく右往左往した結果、垂直固定してみえるクランプ系物語。「二人が演劇で真剣に遊べる場所」を求めて結成した演劇ユニット「らんぶる」の記念すべき第一回公演をどうぞお楽しみに!

佐藤誓・山西惇・福原充則からのコメントも到着しましたので掲載いたします。

 

コメント

佐藤誓(さとう・ちかう)
福原くんが聞きました。「今、お二人にとって興味がある事は何ですか?」二人の答えは同じでした。「老いと死かな~。」そして書いてくれたのがこの作品です。らんぶるの結成こそが『晩節荒らし』なのかも知れません。汚すのではなく荒らすのです! 40年ほど役者をやっていますがこんな舞台は初めてだと思います。上手く演じようなどと思う余裕は全く無さそうです。ただただ一生懸命やるしかなさそうです。もちろん私達も頑張りますが、面白くなるかどうかはお客様の想像力にかかっているかも知れません。一緒に面白い舞台を作りませんか?


山西惇(やまにし・あつし)

あれは四年前のお正月だったか。佐藤誓さんとの他愛無いLINEでのやり取り「二人でなんかやろうよ」「いいですね。やりましょう」が本企画の始まり。それから喫茶「らんぶる」で話し合う事恐らく数十回。紆余曲折経て、遂に遂に第一回公演に辿り着きました。稽古場でいっぱい悩んで、汗かいて、お腹痛いくらい笑って、見たことのない二人芝居を作りたい、お客様に「これ、一日二回もやるんですかあ?」と興奮気味に言ってもらいたい、今はそんな気持ち。六十二歳の俳優二人、晩節を荒らします。


福原充則(ふくはら・みつのり)

「作・演、やってみないか」と訊かれたのは、新宿の地下の喫茶店でした。20年以上前、初めて自分の劇団を作ろうとした時もこの喫茶店で役者を口説いた記憶がありました。その後も何度か演劇にまつわる重大な決定をこの喫茶店でし、その結果、どうでしょう、勝率2割5分って感じの演劇人生を送ってきた気がします。2割5分という数字は〝勝率2割5分ぴったんこゲーム〟ならぴったんこなわけで、いい縁がある場所で誘われたし…と、先輩2人の晩節を汚して荒らす覚悟を決めました。

 

【演劇ユニット「らんぶる」とは】
2018年及び2020年に、ミュージカル「生きる」で共演し意気投合した同い年の二人の俳優、佐藤誓と山西惇が、還暦を機に「二人が演劇で真剣に遊べる場所」を作ろうと結成。新宿三丁目の古風な喫茶店「らんぶる」がいつもの打ち合わせ場所。名前もそこから拝借しました。演劇のジャンルや形態にとらわれず継続的に活動する予定。構想足掛け三年、紆余曲折を経て、満を持しての記念すべき第一回公演は作・演出に福原充則氏を迎え、唯一無二の二人芝居を立ち上げます。