
全作品宮崎弁での上演を特徴とし、日常の中で起こる人間の機微を丁寧に、ユーモアを交えて描く劇団 小松台東。 2025年 5月の新作は、家族とソファーをめぐるノスタルジーとファンタジー。
出演は、劇団結成当時から小松台東に常連の佐藤達(さとうとおる)、 小松台東から松本、瓜生、今村。 そして、小松台東初参加の4人。 無名塾・江間直子、 演劇集団 円・山下真琴、 劇団チョコレートケーキやJACROW等 社会派作品に多数出演・今里真、 主宰松本以外では宮崎県出身初参加となる道本成美。 その8人の俳優に加えて、舞台に鎮座するソファーが1台。全編宮崎弁で贈る、家族とソファー、過去と現在と後悔、コーヒーと未来と。
開幕コメント
松本哲也
人物がどう見えるかは勿論ですが、それと同じくらい、ソファーがどう見えるかを大切に稽古しました。この物語の中心はソファーです。怒ったり、泣いたり、背中を押してくれたり、ソファーが役者と共に舞台上で生きています。ぜひ、劇場で体感してください。
舞台写真






あらすじ
実家がなくなる。最後に残されたのは、想い出の詰まった古びたソファー。 染み、傷、ほつれ。もうボロボロだけど、捨ててしまうとすべてが終わってしまうような気がして、 どうしていいのか分からない。 久しぶりに顔を合わせたオレたちは、ソファーに深く座り込み、消えゆく家族の形を語り合う。
撮影:向殿政高