
閉館を控えたTheater Mixaにて、おぼんろが贈る愛と狂気と祈りの新作。
物語は、二つの視点で描かれる二本立て同時上演。
観る順番で意味が変わる、“仕掛けられた動物園”。
2020年に「ひとりしばい」で公演し話題を呼んだ短編『ラルスコット・ギグの動物園』。今回、「動物園ができるまで」の新たな物語を劇団おぼんろ本公演として2025年9月にTheater Mixaで公演することが決定しました。
物語は二つの視点で描かれる二本同時上演で、劇団員の末原拓馬、さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平に加えて、井俣太良(少年社中)、塩崎こうせい、そしておぼんろ初出演で「ひとりしばい」では虎のガラを演じた佐藤拓也が出演いたします。加えて、物語の鍵を握るカラス役には、萩谷慧悟(7ORDER)、荒牧慶彦、泰江和明、石川凌雅、横井翔二郎、菊池修司、福圓美里、前川優希、鈴木拡樹(出演日程順)という豪華俳優陣が日替わりゲストとして出演します。さらに「ひとりしばい」でクレバオーヌを演じた下野紘が、声の出演として本公演に参加することが決定しました。
過去最大級のスケールと感情で紡ぐ、哀しくも美しい寓話を是非、劇場で体感してください。
[あらすじ]
「命を嫌いながら、命を集めてつくった園。」
昔々・・・はたまた未来かあるいは現在か・・・
猛獣を恐れ、管理と秩序に支配されたチノイという都市がありました。
その周りに広がる果てしない荒れ地ラガキナ
――その片隅に残酷なギグという青年がいました。彼はただ一人の親友ラルスコットと共に「人間」として認められる日を夢見て生きています。
ある日、金色のヘビが現れてささやきます。
「命を連れ、街へ行け。見世物にするのだ――」
けれど、その背後には、
魂を喰らうという〈カラス〉の影が忍び寄っていました――。
命を憎んだ青年が、命と生きた、
ちょっと不思議で、すこしだけ怖くて悲しくて
それでもとても、綺麗であたたかい物語。
脚本・演出:末原拓馬 コメント
この物語は、僕や僕ら、あなたを含める「僕ら」の心を解放して、ああ、まだまだこれから長く生きていくんだぞという覚悟と決意を新たにする場所でありたいんだ。この作品創りや本番の時間は「僕ら」にとって最新の青春時代であって、これから何十年もかけて値打ちもののビンテージ極まる上等な思い出となるはずだ。この物語への冒険を通して僕らは、僕らの心のなかにある痛い気持ちに打ち克つ大きな歌声を手に入れてみせる。そして、これからも悲しいときはしっかり声を上げて泣ける強さを、どうかもう一度取り戻したいと思っているのです。
出演者
井俣太良(少年社中)
佐藤拓也
塩崎こうせい
(以上、五十音順)
さひがしジュンペイ
わかばやしめぐみ
高橋倫平
末原拓馬
(以上、おぼんろ)
<声の出演>
クレバオーヌ:下野紘
★豪華日替わりゲスト出演決定!
<タイムテーブル>
9/11(木)18:30 ☆ 萩谷慧悟(7ORDER)
9/12(金)18:30 ☆ 荒牧慶彦
9/13(土)13:00 ☆/18:00 ☆ 泰江和明
9/14(日)13:00 ★/18:00 ★ 石川凌雅
9/15(月祝)13:00 ★/18:00 ★ 横井翔二郎
9/16(火)休演日
9/17(水)13:00 ★ 菊池修司 /19:00(謝肉祭)
9/18(木)13:00 ☆ /18:30 ☆ 福圓美里
9/19(金)13:00 ★/18:30 ☆(収録予定) 前川優希
9/20(土)11:00 ☆ /15:00 ☆ 鈴木拡樹
※9月17日19:00の謝肉祭は出演者によるトークイベントになります。本編の上演はございません。佐藤拓也、日替わりゲストの出演はございません。
※9月19日は終日収録用カメラが入ります。
※本公演は☆と★の2種類の物語を上演いたします。佐藤拓也は☆のみに出演いたします。