演出 森新太郎×主演 正門良規 最新作!舞台『十二夜』オールキャスト解禁&公演詳細発表

2025.08.12

この度、10月17日(金)~11月7日(金)に東京・東京グローブ座、そして11月15日(土)~11月21日(金)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演する舞台『十二夜』のオールキャストが解禁された。

本作は、舞台『ジュリアス・シーザー』(2021年)や、『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』(2023年)、『夜叉ヶ池』(2023年)や『ヴェニスの商人』(2024年)など、古典から現代劇、ミュージカルまで幅広く手がける森新太郎が演出を担当。そして主人公・ヴァイオラ役を演じるのは、Aぇ! groupのメンバーとして2024年に念願のCDデビューを果たし、昨年主演を務め、好評を博した舞台『Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド〜虚空に触れて〜』で俳優としても存在感をいかんなく発揮している正門良規が務める。

シェイクスピア喜劇の中でも最高作と言われる『十二夜』を、自由な発想で選ばれたオールキャストがついに解禁となった!
伯爵令嬢のオリヴィア役には、近作に舞台『兎、波を走る』『ジャズ大名』『ハムレットQ1』などがあり、親交のある俳優や演出家たちと立ち上げた劇団ヒトハダの座長の大鶴佐助。
フェステ役には、ドラマやCMなどで人気を博し、近年では『時子さんのトキ』やブロードウェイミュージカル『クラスアクト』など舞台にも活躍の幅を広げている高橋由美子。
アントーニオ役には、舞台『ラ・マンチャの男』『治天ノ君』『ジュリアス・シーザー』『A Bright New Boise』『燃える花嫁』に出演し幅広い役柄で活躍する松本紀保。オーシーノ役には、映画「かくかくしかじか」やドラマ「単身花日」など映像作品の他に、舞台『ヴェニスの商人』や『Bug Parade』に出演しその多彩な活躍を見せる長井短。セバスチャン役には、映画「ビリーバーズ」ではヒロインを演じ毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞にノミネートされ、舞台『花と龍』や『更地』に出演し存在感が光る北村優衣。サー・トービー・ベルチ役には、2023年、企画、出演したミュージカル『O.G.』によって第58回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞し、近年ではミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』(2024)、海外ドラマ「マトロック」(2025)でキャシー・ベイツの吹き替えなどでの好演も記憶に新しい阿知波悟美。マルヴォーリオ役には、劇団ナイロン100℃に在籍しながら、NHK大河ドラマ「真田丸」、「あなたの番です」などドラマでも活躍し、舞台『骨と軽蔑』『桜の園』『昭和から騒ぎ』に出演の峯村リエ。さらに、笠原竜司、冨永竜、田中穂先、鈴木崇乃、天野勝仁、古賀ありさなど、個性的な実力派キャスト陣が集結した。この多彩なキャストが物語をどう魅せるのか、乞うご期待。

コメント

大鶴佐助
シェイクスピア、森さん、松岡さん、このタッグの作品創りに参加できるのを本当に嬉しく思います。
『十二夜』はいつかやりたい作品の一つでしたが、自分がオリヴィアを演ずるのは想像した事がありませんでした。
音楽、酒、恋とただでさえ多声的なこの戯曲が今回のキャストと配役でどうなるのかとても楽しみです。

高橋由美子
世界中で上演されているシェイクスピア。名だたる俳優さん達が挑戦されていて色々な作品を観劇してきました。
初挑戦です。役者として喜びでもあり恐怖でもあります。でも心強い先輩俳優の方々がいらっしゃるので安心して演じる事ができそうで・・・ちょっとは楽しんで良いのかな・・・。最近は自分が年長のカンパニーが多かったので嬉しくて仕方がないと言うのが本音です。足を引っ張らない様、台本読み込んで行きます。「道化」動くのかなぁ…歌もあるし、大変だ〜!?

松本紀保
この度『十二夜』に出演させて頂くことになりました。演出の森新太郎さんとご一緒するのは、今回で3回目になります。森さんの熱き演劇魂溢れる現場に再び参加できること、そしてシェイクスピアの喜劇に初挑戦することもとても楽しみで今から稽古が待ち遠しいです!私の演じるアントーニオは男性役ですが性別にとらわれず、人としての魅力を表現したいと思っています。人間の愚かさや残酷さも何故かシェイクスピアの言葉にかかると、堪らなく愛おしく思えてくる不思議。グローブ座の劇空間で、新しい『十二夜』の世界をお魅せできるよう、素敵な出演者の皆様と心を合わせて、頑張って参ります!

長井短
またシェイクスピアをやれるんだ!って喜びでいっぱいでした。去年の冬、初めてのシェイクスピアを体験したのですが、稽古中から「もっとやりたい」の気持ちでいっぱいだったので。早く始めたいです。でも同時に、友達との飲み会とかってはじめてより2度目の方がぎこちなくなっちゃうことあるよな…創作も同じかな…とも思い不思議な緊張もしています。共演者の皆さんと寄りかかり合いながら、我々なりの十二夜を作れるよう頑張ります!

北村優衣
初めて『十二夜』を読んだ時に、個性豊かなキャラクターが織りなす誤解の連鎖と人間模様が、おかしくてどこか切なく、セバスチャンとして舞台に立つのが楽しみになりました。
この作品に限らず、人生はタイミングと巡り合わせの積み重ねだと感じます。
初めましての魅力的な方々とご一緒できること。念願のシェイクスピア作品で男性役を演じられること。この素敵な巡り合わせに感謝しながら全身全霊で取り組み、皆様に賑やかで愛おしい喜劇をお届けします!

阿知波悟美
けっこう長い役者人生、今までに何本かシェイクスピアを演じたことはあります。
演劇学校の一年次終了公演で[真夏の夜の夢]
20代に[ハムレット]
30代に[お気に召すまま]
その後ぱったりと縁がなかったのですが60代も真ん中を過ぎた今、久々のシェイクスピア。しかも、男女を入れ替えてのキャスティング。
不安とワクワクが行ったり来たりしています。
初めての皆さんとどんな稽古ができるかを楽しみにしています。

峯村リエ
ほんの少し前迄日本昭和初期の鎌倉を舞台にした『から騒ぎ』(シェイクスピア)のお芝居をしていました。
そして今回はマルヴォーリオを女性で。
皆さん、シェイクスピアを違った調味料でお料理するのがお好きなんだなぁ、と思いました。
私は真剣にやります。

あらすじ

船が嵐に遭遇し、双子の兄と生き別れた妹・ヴァイオラ(正門良規)。
イリリアに流れ着いた彼女は、生き延びるために男装し、「シザーリオ」と名乗って、公爵オーシーノ(長井短)に仕えることに。密かにオーシーノに恋心を抱いているが、男のふりをしているため、想いを告げられずにいる。
一方、オーシーノは、伯爵令嬢オリヴィア(大鶴佐助)に夢中。冷たくあしらわれても情熱は冷めず、お気に入りのヴァイオラを使者に立てて、自らの想いを伝えさせようとする。
因果な務めに葛藤しながら、オーシーノの想いをオリヴィアに届けるヴァイオラ。だがオリヴィアは、男装したヴァイオラに一目惚れしてしまい……!
ヴァイオラの男装から始まる、もつれにもつれた恋の三角関係。果たしてその結末は――?