花總まり・森公美子・小山ゆうな(演出)が登壇!ミュージカル『バグダッド・カフェ』囲み会見レポート

1989年に日本公開された、映画『バグダッド・カフェ』(パーシー・アドロン監督)。
記録的なロングランを果たし、当時のミニシアターブームのきっかけとなり、昨年4Kリマスター版が公開されるなど、今日まで多くのファンに愛されてきたこの作品。
ジェベッタ・スティールが歌ったテーマ曲「Calling You(コーリング・ユー)」はアカデミー賞歌曲賞にノミネートされ、多数の歌手にカバーされる名曲となっている。
そして、そのアドロン監督と妻のエレオノーレ・アドロン自らが脚本を手掛けたミュージカル版が、小山ゆうなの演出で日本初演となり、11月2日にシアタークリエにて、いよいよ開幕する。
今回は11月1日に公開されたの囲み会見の模様をお伝えする。

登壇者コメント

花總まり(ジャスミン・ムンシュテットナー役)

皆様、本日は忙しい中お越しくださりありがとうございます。ジャスミン役の花總まりです。
(作品で注目して見て欲しいところについて)
ジャスミンは何と言ってもマジックを、何種類かやりますので、ぜひそこを観点に注目していただきたいなと思います。でも、(種が分かってしまうので)双眼鏡で見ないように、皆さんお願いします(笑)。
また、この作品は、人と人との絆、あと、もう友達っていいなっていう、もうご覧になった皆様がそう感じて頂けるような、本当に素敵な作品になっています。
で、マジックも盛大にありますので、本当に心がハッピーになって帰って頂ける作品だと思うので、ぜひぜひ皆様見に来て頂きたいなと思っております。
ぜひ、よろしくお願いします。

森公美子(ブレンダ役)

ブレンダ役の森公美子でございます。
(注目して見て欲しいところについて)
私も同じく手品って言いたいんですけど、(作品の内容として)ジャスミンに習ったと言う形の手品でございますので、あまり凝ったことはできないんです。なのでちょっとあんまり期待しないように見てみてください(笑)。
(今回様々なジャンルの歌を歌うことについて)
ジャンルは広いですね。一応R&Bとかそういうような系のものが多くて、うなっております(笑)。そしてやっぱり何と言ってもこの『バグダッド・カフェ』はですね、「Calling You(コーリング・ユー)」という大変大変素晴らしい名曲がございます。でも、これが一番難しい(笑)。
色々あると思うんですが、とにかく楽しく、皆さんに見て頂けることが1番だと思っておりますので、ぜひ劇場のほうに足を運んで頂ければと思っております。

小山ゆうな(演出)

演出を担当しております、小山ゆうなです。よろしくお願いします。
(演出を担当して、花總まりと森公美子の魅力的と思った部分について)
もうなんか一杯ありすぎて困るんですけれども(笑)、お2人に共通することはもう、努力を本当に惜しまないんです。マジックもそうですけれども、新しいことに、どんどん、どんどんチャレンジされていくお姿がすごい素晴らしいなと思います。
お2人とも稽古場にいらっしゃるのがすごい早いんですよ。スタッフより早いんです。
それで、台本を読んだり、マジックの稽古されたりとか、もう本当にずっと努力されていて、すごいんです。
(作品で注目して見て欲しいところについて)
見所がたくさんある、本当に楽しい作品なので、たくさんの方に見て頂いて楽しんで頂ければなと思っております。よろしくお願いいたします。

ギャラリー

ストーリー

アメリカ西部の砂漠にたたずむ、さびれたダイナー兼ガソリンスタンド兼モーテル“バグダッド・カフェ”。切り盛りするブレンダは子育てや仕事に日々ストレスを抱え、不甲斐ない夫サルを追い出してしまう。
そこへ突然やってきたのが、ドイツ人の旅行者ジャスミン。夫と喧嘩別れして、カフェに流れ着いた。
予期せぬ来訪者にブレンダは不信感を抱き、冷たく接するが、やがてジャスミンの存在がブレンダを始め、娘フィリスや息子サル・ジュニア、画家のルディなどカフェに集う人々の心を癒し、その“マジック”が徐々に日常を変えてゆく──。

ミュージカル『バグダッド・カフェ』は11月2日(日)から11月23日(日)まで日比谷シアタークリエ(東京)にて上映される。
その他、愛知・大阪・富山公演を予定。
詳細は公演公式HPから