© 柳広司・KADOKAWA/JOKER GAME ANIMATION PROJECT © JOKER GAME THE STAGE PROJECT
11月21日(金)、東京・天王洲 銀河劇場にて、舞台『ジョーカー・ゲームIII』が開幕した。7年ぶりとなる待望の新作となる。
原案は、シリーズ累計部数135万部を突破した、柳広司による傑作短編ミステリー小説シリーズ。世界大戦期を舞台に、魔術師のごとき知略を持つ結城中佐が設立した“D機関”で、人間離れした頭脳と肉体の持ち主であるスパイ達が暗躍していく様子を描きます。D機関員に新たなキャストを迎えた今作では、表題作であり2017年の初演でも上演したシリーズの原点「ジョーカー・ゲーム」に加え、舞台シリーズ初となる完全オリジナルエピソードを展開。
この開幕に際し届いたキャスト・スタッフからのオフィシャルコメントと舞台写真をお届けする
スタッフコメント
西田大輔(脚本・演出)
いよいよ開幕します。新たな序章の幕開けのような、ワクワクした気持ちです。
一幕の『静』、二幕の『動』。そのどちらにもある、時代を駆け巡る彼らの『疾走』を感じて貰えたら嬉しいです。先人が精一杯生きた時代を、大切に走ります。
是非、楽しみにお待ちください。
キャストコメント
本田礼生(神永 役)
ついに幕が上がります。沢山の方々に愛されているこの作品に、西田さんの演出で、素晴らしいキャストの皆さんと一緒に板の上に立てることを幸せに思います。
稽古中、物語が進むにつれてワクワクする瞬間が幾度もありました。ワクワクが溢れていました。
この世界感を体現すると、どうなるのだろうか。お客さまはどう感じてくれるのだろうか。と思いつつ物語の中で過ごす稽古の日々でした。
そして今、自信を持って、この作品を届ける時が来たと思っております。劇場でお待ちしております。そして、この作品は、配信でもお届けしますので、劇場で見た方も劇場に足を運ぶことが叶わない方も、ぜひ配信でもお楽しみください。
蒼木陣(佐久間中尉 役 )
このメッセージを書いている初日公演前の現在、今はまだ不安と恐怖心とでいっぱいですが、脚本・演出の西田大輔さんとの出会い、そして過去ご一緒した仲間達との再会に、今作品での新しい出会い、とても幸せな環境の中稽古期間を過ごすことができました。
期間中に頂いた言葉や仲間と過ごした時間を信じて、佐久間の陸軍中尉としての強さと、士官学校時代の同期を想える優しさ、二つの魅力を両立できるよう千秋楽まで大切に彼の人生を全うしたいです。
矢田悠祐(三好 役)
皆様こんにちは。三好を演じます、矢田悠祐です。
稽古前から、この作品、そしてこの役は頭を悩ますものになるだろうなと覚悟しておりましたが、やはり、毎日一日中『ジョーカー・ゲーム』の世界に没頭しなければ間に合わない位に奥が深い作品でした。
特に一幕では、『D機関とは』というのを表立って表す役が三好かなと思っています。陸軍から内偵に来ている佐久間と、『日本という国を守る』というその深層では同じ方向を向いているのですが、D機関はその為にはどうすべきか、という部分が明確に違います。そしてご観劇になる皆さんは作品の性質上から、恐らく佐久間の視点で観ることになると思います。
なぜ佐久間から、そして皆さんから、D機関が『そう見えているのか』その芯の部分を深く立体的に演じたいと思います。
谷口賢志(結城中佐 役)
「馬鹿か、貴様」——この台詞を、ふたたび舞台で発する日がついにやってきました。D機関と共に創り、共に呼吸し、共に生きる時間は幸福であり、一日も早く皆様にお届けしたい——その想いだけで稽古場を駆け抜けてきました。
「死ぬな、殺すな、とらわれるな」。
この言葉が示す生き様そのものが、今作には脈打っています。
研ぎ澄まされ、しかし温度を失わない、そんな傑作が生まれました。
どうか心ゆくまで味わってください。深謝。
舞台写真











