室龍太、土生瑞穂、寺中友将らがW演出に挑む。山本試験紙「ジェネレーション」が開幕!

2025.12.06

撮影:水津惣一郎

2つの戯曲を2名の演出家が演出をし、それをシャッフルして1つの作品にするという「W演出」で話題となっている山本試験紙。その最新作山本試験紙vol.3『ジェネレーション』がついに開幕!。

本作では二つの「人生」を軸に物語が進みます。1つは1980年代生まれの男性の人生。 1つは1990年代生まれの女性の人生。 両者の高校時代、20代、働く姿が描かれることで、世代の生き様が浮き彫りになります。二つの物語のシャッフル=W演出に8名の出演者が挑みます。

撮影:水津惣一郎

2つのうちひとつの物語の主人公は室龍太が演じる大輔。音楽を愛する彼が、人生の転機で何を選択するかがこの物語のテーマです。寺中友将が作詞作曲した楽曲を、室が歌うシーンも大注目です。

撮影:水津惣一郎

そしてもうひとつは、土生瑞穂と田口華演じる女性が主人公。 仲のよいふたりの関係性が、高校生、20代、30代と時を重ねる中で、どのように変化していくかが見どころ。この“世代”の恋愛観や人生観を描きます。

撮影:水津惣一郎

山本試験 本作は2つの物語のシャッフルするだけでなく、各物語の中で複数の役を演じるキャストも。 中でも納葉、加藤夏子、野本ほたる、盛島大幹は、年齢、性格、時代が異なる様々な役を演じ分けます。その振り幅もお楽しみください!

 

【あらすじ】

結婚披露宴に立つ田辺大輔。
結婚披露宴に立つ柳幸安。
その瞬間、物語は中学・大学・社会人と、彼が彼女が歩んできた「選択」の記憶へと遡る。
友情や恋愛、夢と現実、安定か挑戦か。どの場面でも二人は迷い、時に立ち止まりながら自分の道を探してきた。
これは「青春群像×人生の選択」を描く物語。
40代の男性なら誰しもが共感する「あの頃の迷いと今の自分」が重なる旅であり、
20代後半の女性なら誰しもが共感する「あの頃の揺らぎと、今見えてきた自分」が重なる旅でもある。

 

<山本試験紙とは>

映像ディレクターの杉本達。舞台演出家の倉本朋幸。演劇・映像という表現に囚われずW演出で実験的で挑戦的なことを行うユニット。
W演出とは・・・
二人の演出家がそれぞれのストーリーを演出した後にシャッフルし、ひとつにまとめ上げるというスタイル。
「別々のストーリーだが演じる役者は同一で、それぞれのストーリーの役を瞬時に演じ分けてもらう」というものです。
映像で演出する杉本達。舞台を演出し続けている倉本朋幸。
そんな主戦場が違う演出家が役者に求めるものは 全然違います。
主人公の気持ちの流れを最優先にする杉本の演出。概念やメタファーを大切にする倉本の演出。
それを同じ舞台上で同時に役者に求めます。
このスタイルを我々はW演出と呼んでいます。

 

舞台写真

撮影:水津惣一郎

撮影:水津惣一郎

撮影:水津惣一郎

撮影:水津惣一郎

撮影:水津惣一郎

撮影:水津惣一郎

撮影:水津惣一郎

撮影:水津惣一郎