「熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン 2025」が、12月18日(木)東京・紀伊國屋ホールで開幕した。
1973年に文学座に書き下ろされ発表された「熱海殺人事件」は、つかこうへいの代表作であり、最年少で岸田戯曲賞を受賞し、紀伊國屋ホールを拠点に、つかこうへい事務所の春の名物として、何度も再演を重ね、東京・新宿の春の風物詩とも呼ばれる程になった。
つかこうへい事務所解散後も、1986年に映画化、1989年の演劇活動再開時も、紀伊國屋ホールでの「熱海殺人事件」だけは、本人の手で上演され続けてきた作品であり、過去には三浦洋一、風間杜夫をはじめ、阿部 寛、池田成志、石原良純、馬場 徹など名だたる俳優陣が演じ、歴史を作って来た。
今作は、2024年に紀伊國屋ホール60周年記念公演として新たなキャストを迎え、満席のスタンディングオベーションに包まれながら千穐楽を迎え、多くの再演希望の声が寄せられた。そして2025年12月、再び「モンテカルロ・イリュージョン」が満を持して紀伊國屋ホールに帰ってくる!主演・木村伝兵衛部長刑事は、妖麗で狂気的な演技で観客を圧倒し続ける多和田任益。水野朋子婦人警官役には、2024年に引き続き木崎ゆりあが、その切なくも力強い姿を演じる。同じく2024年より続投で、速水健作刑事役を務めるのはドラマから映画まで幅広い活躍が目覚ましい嘉島陸。容疑者・大山金太郎には、数多くの舞台経験に裏打ちされた風格で、作品や座組の根幹を担ってきた鳥越裕貴が登場。演出は、異端な戯曲を見事に昇華させた中屋敷法仁が再び担当。そして振付を演劇的な世界観をダンスとJ-POPで創り上げるダンスエンターテインメント集団「梅棒」の野田裕貴が担当する。
アフタートークやプレゼント大会など、楽しいイベントも盛りだくさん!新たな魅力をまとった「モンテカルロ・イリュージョン」は、12月28日(日)まで上演が続く。
チケットは好評販売中!詳細は下記公演概要欄、「チケット情報はこちら」をご確認ください。
※木崎ゆりあの「崎」は「たつさき」が正式表記
舞台写真













撮影/サギサカユウマ
