国内では21年ぶり、鴻上尚史自身の演出による KOKAMI@network vol.22『トランス』上演決定!

2026.01.13

この度、4月28日(火)~5月10日(日)の本多劇場での東京公演を皮切りに、全国10都市13会場にて、KOKAMI@network vol.22『トランス』の上演が決定しました。


国内外問わず、様々な演劇団体が数えきれないほど上演してきた鴻上尚史の傑作戯曲!鴻上自身の演出は、ロンドン公演から19年ぶり、国内では21年ぶり!!

鴻上尚史のプロデュースユニット「KOKAMI@network」が2026年に上演する作品は、傑作戯曲『トランス』。3人の登場人物、スピーディーな展開、軽快なセリフで巧みに紡がれながら物語は目まぐるしく展開し、やがて妄想と現実が入り乱れ、予想を超えたラストシーンを迎える、鴻上尚史の代表作のひとつです。
俳優陣の高い演技力が際立つ質の高い戯曲は、1993年の初演以来33年にわたり、日本国内にとどまらず、海外でも上演され続けてきました。その『トランス』を、鴻上自身の演出で、ロンドン公演から19年ぶり、国内では21年ぶりに上演いたします!


3人のキャストには、鴻上作品への出演経験がある実力派俳優が決定!

フリーライターの立原雅人役には、ドラマ『3年B組金八先生』での狂気を秘めた役で脚光を浴び、今やどんな役でも演じられるその確かな演技力でドラマ・映画・舞台で引く手あまたの風間俊介、精神科医の紅谷礼子役には、2003年のファッション誌のオーディションをきっかけにデビュー後は多方面で活躍。近年は数々の舞台に出演し確かな演技力が評価され、2024年には高崎映画祭で最優秀主演俳優賞を受賞、今後も複数の公開作を控える岡本玲、ゲイ・バーに勤める後藤参三役には、中学時代から音楽活動を始め、ミュージカル『テニスの王子様』でのデビュー以降、『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』といってグランドミュージカルになくてはならない存在として異彩を放つ伊礼彼方という、若くして才能を開花させ、今もなお第一線で活躍する実力派俳優が揃いました。

鴻上作品への出演経験がある3人が、再び鴻上とタッグを組み、2026年春に極上の演劇をお届けいたします。

 

コメント

作・演出 鴻上尚史
ありがたいことに、33年前に書いた作品が、いまだに、全国のあちこちで上演されています。正確には数えたことはないのですが、通算では、たぶん、2千とか3千の団体・企画によって上演されているはずです。2年ほど前、月に数本は上演許可願いがコンスタントに来るので、単語とか表現とか、古くなっている部分を直そうと、ロンドン公演以来久しぶりに読み返しました。で、自分で言うのもなんですが、面白いなあと思いました(笑)。国内では、21年ぶりに、ロンドン公演をいれると19年ぶりに、「やってみるか」という気持ちになりました。僕自身にとっては、6回目の『トランス』です。うまさでは抜群の安定感の風間俊介さんに、ストイックに演技を追求する岡本玲さん、参三という役が求める常識破りのエネルギーを持つ伊礼彼方さんという理想的なキャスティングが実現しました。新しい『トランス』、ご期待下さい。劇場でお会いしましょう。


立原雅人役 風間俊介

数々の役者さんが演じ、繋いできた『トランス』に出演させて頂ける事をとても嬉しく思っています。本来、役に集中して余計な事は考えないのが正解なのだと思いますが、『トランス』という作品だからか、今は演劇や物語の役割や、どうやったら人の心に寄り添う事が出来るかというような事を考えています。答えが無い問いでもありますので、久々の鴻上さんとの作品を楽しみながら『トランス』の世界で模索していこうと思います。


紅谷礼子役 岡本玲

鴻上さんの作品と言葉たちは、自分がどんな心境の時でも、まるごと受け止めてくれる優しさに満ちています。これまで出会ってきた誰かを、これから出会う誰かを、そして自分自身を、もっともっと愛してもいいんだと思わせてくれる。『トランス』からも、そんな鴻上さんの人間愛を感じます。多くの演劇人に愛され続けてきたこの偉大な戯曲に挑むのには、正直とっても勇気が入りますが、逃げずにどーん!と飛び込んでいこうと思います。2026年の今こそ、届けるべき作品だと強く思うから!憧れの本多劇場で、10年ぶりの鴻上さんと風間さん、そして初めましての伊礼さんと、この時代、この瞬間にしか生まれない『トランス』をお届けできるよう心を尽くします。よろしくお願いいたします!


後藤参三役 伊礼彼方

10年ぶりの「KOKAMI@network」。これまで4作品に参加させて頂きました。記念すべき5作品目が「トランス」。鴻上さんの名作にまた携われること、とても幸福です。設定の妙。3人の虚実の入り混じった独特な会話。何が現実で何が妄想なのか。見たものに訴えかけるテーマ。最後の神々しい語り。これだーーー!!久しぶりの鴻上さんワールドに興奮しております!!初挑戦のゲイバーの元店員、参三と共に、初共演の風間さんと岡本さんとどんな世界を旅できるのか。今から楽しみでなりません。劇場でお待ちしております。

 

▼ストーリー
「私は他人である」 その妄想をきっかけに、高校時代の同級生三人が再会する。

フリーライターの立原雅人。精神科医の紅谷礼子。そしてゲイ・バーに勤める後藤参三。
作家志望の雅人は、時々自分が自分でないような錯覚にとらわれ、礼子の勤める病院を訪れる。そんな折、偶然雅人と再会した参三は、雅人の看護することになり、3人は高校卒業以来、初めて顔を揃えることになった。「孤独な愛と救済」をめぐる物語。


【過去の上演記録】

『トランス』
作・演出=鴻上尚史
出演=立原雅人役:小須田康人 紅谷礼子役:長野里美 後藤参三役:松重豊
東京公演:1993年11月17日~12月5日 青山円形劇場
大阪公演:1993年12月10日~12月23日 近鉄アート館

『トランス』
作・演出=鴻上尚史
出演=後藤参三役:古田新太 紅谷礼子役:つみきみほ 立原雅人役:手塚とおる
東京公演:1996年1月26日~2月26日 紀伊國屋ホール

KOKAMI@network vo.7『トランス』 youth version/elder version2バージョン連続上演
作・演出=鴻上尚史
出演=[youth version] 立原雅人役:高橋一生 紅谷礼子役:すほうれいこ 後藤参三役:瀬川亮
   [elder version] 紅谷礼子役:松本紀保 立原雅人役:みのすけ 後藤参三役:猪野学
東京公演:2005年11月8日~11月27日 紀伊國屋ホール

『Trance』
Directed by Shoji Kokami Translated by Amy Kassai
Cast=Masa:Stephen Darcy Reiko:Meredith Macneill Sanzo:Rhashan Stone
ロンドン公演:2007年6月6日~6月30日 Bush Theratre, London.