ヒラタオフィスとタカイアキフミが主宰をつとめるソロプロデュースユニットTAAC(ターク)がダッグを組む第4弾公演、コロナ禍青春群像劇二部作『世界が消えないように』&『ワールド、終わらせない』が東京・浅草九劇にて 3月7日(土)に開幕。
コロナが落ち着き客観的に捉えられるようになった今だからこそ、今後新たな感染症や災害等の有事が発生した際にも上演できる普遍性のある公演を目指す。
公演ごとに同志の表現者に声をかけ、他では観ることのできないような魅力的なキャスティングが毎回話題になるヒラタオフィス+TAAC、魅力的な若手の役者を育成するため、今回はフルキャストオーディションを実施。
そのオーディションから、 『世界が消えないように』では山下真人、久保田直樹、名積漣が、 『ワールド、終わらせない』では立浪歩佳、川嶋由莉、栗林藍希、荒川ひなた、伊藤友希、江藤萌生、川崎愛香里、清水麻璃亜が選出され、今作がストレートプレイ初挑戦となる井上想良と、話題の劇団に出演が続く朝田淳弥が加わる。
『世界が消えないように』出演者コメント


山下真人
ようやく舞台の幕が上がりました。ここからは15日まで駆けるように日々が過ぎていくと思います。その一瞬一瞬を忘れないように、大事にしまいながらみんなと走ります。寂しいけれど、楽しいと思っていないともったいない。今日に至るまで芝居できることに感謝しながら最後までみんなと向き合い、空を演じます。まだ間に合います、ご来場をお待ちしております。
井上想良
「世界が消えないように」遂に開幕です。初めての稽古、場当たりなどをして、新鮮な気持ちもあるのですが緊張が上回っている気がします。でも幕が開けたらやることは一つ!信じて走りきるしかないと思うので、迷わず今まで準備してきたものを披露できたらなと思います。頑張ります!!それでは、劇場で。
久保田直樹
いよいよ始まるなという思いです。作品というのは、我々だけが創り上げていっても完成しないもので、観てくださる皆さんに届いた時に、完成するものと思っているので、ようやくこの作品が完成するのか。という喜びも感じております。5人で紡いできた「世界が消えないように」という宝物のような作品を、是非皆さんと共に最高の完成品にしたいと思っております。浅草九劇でお待ちしております。
名積漣
偶然、自分たちに降りかかった出来事に、彼らはどう向き合うのか。稽古が始まってから今の今まで、この物語が頭から離れた事はありません。これは、誰にでも起こり得る話です。今まで積み上げてきた僕たち5人の時間を、本番で爆発させる時が来たなと身震いしています。舞台美術、照明、音楽、どれも本当に素晴らしいです。スタッフ皆さんの力と、大好きな4人の役者と一緒に、この物語を生き抜きます。劇場でお待ちしています。
朝田淳弥
今、旅が始まろうとしています。舞台は、ドラマや映画と違って、劇場にいる全員が同じ瞬間を一緒に体験するもの。いわば旅のような時間だと思っています。この旅が終わった時、少しでも過去や未来と向き合う時間になっていたら嬉しいです。1ヶ月の稽古はあっという間に過ぎました。みんなでいられる時間があと少しだと思うと寂しいです。だからこそ、1公演1公演、悔いなく全力で向き合っていきます。劇場でお待ちしています。






『ワールド、終わらせない』出演者コメント


立浪歩佳
オーディションから考えると約10ヶ月。奇跡のような7人と出会って、本当に学生時代かのような稽古期間を過ごして、今日。遂に幕が上がりました。日々苦しみ楽しみながら創ってきた作品をこうして無事に皆さまと共有できること、純粋に嬉しいです。幕は上がりましたが、気持ちは緩まず。毎公演、新鮮な気持ちで目の前のことと対峙しながら挑みます。
川嶋由莉
ついにこの日がきてしまいました。顔合わせから振り返ってみると、みんなとかけがえのない日々を過ごしてこれたのではないかと思います。そのくらい、濃密で実りのある稽古を積み上げてこれたと思っております。作品と、みんなと、向かい合い続けた日々を、劇場で作品にこめて届けます。多くの方に私たちの青春を、見届けていただきたいです。劇場でお待ちしております。
栗林藍希
今日、初日を迎えました。浅草へ向かう道や、小屋入りしてからの時間はすべてが新鮮で、緊張感と高揚感が同時に背中を押してくれるような感覚でした。たくさんの方に観ていただけることを思いながら、千秋楽までより良い作品を届けられるように考え続けながら挑戦していきたいと思います。8人の背景や葛藤を感じながら見守っていただけたら嬉しいです。ぜひ劇場でご覧ください!
荒川ひなた
稽古を重ねる中で、顔合わせの頃よりも8人の距離がぐっと近づいたように感じています。ある事故をきっかけに、会話を重ねていく私たちの姿をぜひ劇場で見届けてください。それぞれが抱える悩みや苦しみを感じながら、「自分は誰に近いだろう」と考えて観ていただけたら嬉しいです。本当の大学生のようなキラキラした青春が伝わるよう、毎公演その瞬間を大切に、新鮮な気持ちで生きたいと思います。
伊藤友希
ついに初日を迎えました。劇場入りし、実際のセットで場当たりをしていたら、はやく皆さんに観てもらいたい気持ちが強くなりました。何があっても、最後までとにかく向き合って信じて生きていこうと思います。この作品を浅草九劇という場で届けられることがとても嬉しいです。脚本と、仲間と、そして手塚を信じて作り上げます。ぜひ劇場でお待ちしています!
江藤萌生
オーディションを経て、役と出会い、皆んなと出会い、こうして幕が上がることが本当に嬉しいです。稽古は、もちろん一筋縄にはいかず、最後まで模索し続けました。そこで感じた、揺れや衝動も、そのまま真っ直ぐに届けられたらと思います。また、音楽・音響や照明もとても素敵で…是非そちらもご堪能ください!皆様のご来場心よりお待ちしております!
川崎愛香里
1ヶ月間のお稽古を終え、いよいよ明日「ワールド、終わらせない」が開幕いたします。劇場に入り音楽や照明の臨場感もあいまって、胸を張って良い作品をお届けできると思います。8人で感じた感情、交わした言葉、過ごした時間。全てを大切に抱きしめながら本番を迎えたいと思います。春の浅草九劇にて出演者・スタッフ一同お待ちしております。
清水麻璃亜
いよいよ幕が上がります。お客様に観ていただくことで、この物語がどんな作品になるのか、とてもわくわくしています!オーディションで出会った仲間たちと、そしてタカイさんと、丁寧に時間をかけて向き合ってきた作品です!初日以降も作りつづけ変化していく作品になる気がしています。失ったものに向き合う彼女たちの行方を、ぜひ見届けにきていただけたら嬉しいです!






『世界が消えないように』再々演
ある日、彼は突然亡くなった。僕たちが殺してしまったと言ってもいい。軽いノリで、若気の至りで、彼は死んだ。
なんでもなかったはずの日常が、二度と触れられない距離で、いつかのあの場所に揺れている。
このまま消えてしまうのだろうか。友情も、記憶も、なにもかも。全部。
僕は願う。世界が消えないように。
『ワールド、終わらせない』
ある日、彼女は亡くなった。私たちが殺してしまったと言ってもいい。認識の甘さで、芸術の名の下に、彼女は死んだ。
なんでもなかったはずの日常が、二度と触れられない距離で、いつかのあの場所で燃えている。
このまま終わってしまうのだろうか。友情も、芸術も、なにもかも。全部。
私は誓う。ワールド、終わらせない。
撮影:堀川高志
