3月12日(木)に世田谷パブリックシアターにて開幕した、音楽劇『コーカサスの白墨の輪』。
この度、演出・キャストによる開幕コメントと舞台写真・トレーラーが到着した。
コメント
上演台本・演出:瀬戸山美咲
ブレヒトの作品を通して”未来”の人間を描く。そう思って書いた上演台本は、”いま”の物語になってしまいました。戦争について、人間について、座組のみんなで立ち止まり、話し合いながらつくりました。ブレヒトが描く人間たちはみな衝動に突き動かされ、みな間違っています。それは、いまの私たちの姿そのものです。この世界を少しでもマシなものにしていくために。まだぎりぎり終わっていないうちに踏みとどまれるように。この作品をみなさまに届けたいと思います。
木下晴香
無事に初日を迎えられてホッとしていると同時に、ものすごい旅路が始まったぞという気持ちです。作品と登場人物たちのエネルギーに翻弄されまくった稽古期間でしたが、初日はなんとか地面を踏み締められたような気がします。
劇中の言葉たちがあまりにも刺さる世界になってきているけれど、そんな今だからこそ、一人でも多くのお客様に見ていただけますように。
千穐楽まで、人間の強さも弱さも見つめ続けていけたらと思います。
平間壮一
無事に幕が開いた事、嬉しく思っています!
作品のテーマは重めですが
何かを無理して変えなきゃということではなく、
ほんの少しの一人ひとりの意識の変化が
大きな平和につながると僕は信じています。
sara
無事に初日を迎えることができました。はるか未来の話ではありますが、未来の人間も今の私たちも、同じ心を持ち、愛して、悩んで、苦しんでいます。でも時間は無慈悲で、今はまだ種かもしれないものが、この時にはもう、取り返しのつかないほど大きなものになっている。私たちの中にある争いの種を、私たちはどう引き受け、争いではない選択が出来るか。瀬戸山さんの紡ぐ劇中の言葉が、突き刺さり、そして新しい可能性を開いていくのを舞台上で感じた初日でした。
共に、今を生きることを味わっていただける時間にできるよう、ここからまた走ってまいります!
最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。
加藤梨里香
お客様がいらっしゃって作品が完成する。それを改めて実感した初日公演でした。今こそ届けたい作品になりました。音楽に乗せて、人々が必死に生きている姿を劇場に観にいらしていただけたら嬉しいです。スリカとして、毎公演エネルギーを持ちながら生き、グルーシェを見守り、そして言葉を伝えていきたいと思います。
劇場でお待ちしております!
一路真輝
『コーカサスの白墨の輪』幕が上がりました。お客様と一緒に造る!そんな実感が溢れた初日でした。お稽古場からカンパニーのみんなで造ってきた作品がお客様の前で完成した、そんな感動がありました。ナチスから逃れ、争いの絶えない世界を批判したブレヒトの作品を上演している現代、演劇を通してお客様と一緒に現代情勢を考えさせられる貴重な時間を頂けたと思っています。日々大切に演じて行きたいです。
眞島秀和
怒涛の勢いで初日がやってきて、過ぎていきました。
稽古に入る前はとても不安でしたが、今は素敵なカンパニーの一員でいられることに喜びを感じております。
初日から劇場に足を運んでくださった皆様、ありがとうございました!
そしてこれから観劇予定の皆様、劇場でお待ちしております!
まだ幕が開いたばかりです。
どうぞ、よろしくお願い致します!
トレーラー
舞台写真













あらすじ
未来の戦争が終わった後、荒れ果てた大地に人々が戻ってくる。土地の所有をめぐって対立する人々に向けて、旅の一座の歌手 (一路真輝)が、かつて起きた戦争の物語を歌い始める。
復活祭の日、太守が倒されるクーデターが起きる。料理女・グルーシェ(木下晴香)は混乱のさなか、戦地へ赴く兵士シモン(平間壮一)と結婚の約束をする。シモンと別れたグルーシェは、城から逃げ出す太守夫人・ナテラ(sara)が“こども”を置き去りにするのを目撃する。グルーシェは、友人の料理女・スリカ(加藤梨里香)の制止を振り切り、“こども”を連れて逃亡する。そして、厳しい寒さの中、たどり着いた辺境の地で、グルーシェはシモンを待ちながら“こども”を育てていく決意をする。
一方、呑んだくれのアズダク(眞島秀和)は、戦争の混乱の中、でたらめな経緯で裁判官に選ばれる。アズダクは賄賂を懐に入れ、イカサマまがいの判決を下していく。
やがて内乱が終わり、ナテラが“こども”を連れ戻しにやってきた。ナテラとグルーシェ、どちらが“こども”の母親か。アズダクによる裁判が始まる。
