25周年を迎えた*pnish*の、変わらない新しい挑戦***
佐野大樹、森山栄治、鷲尾昇、土屋佑壱による演劇ユニット*pnish* が25周年を迎える。その記念すべき年に上演される『結成25周年企画 *pnish* on vol.9』は、コントとダンスが満載の「on」シリーズ最新作だ。リーダーの佐野と森山に話を聞いた。
――「on」シリーズは14年ぶりとなります。現時点での注目ポイントをお聞かせください
佐野 今回は脚本・演出に加藤啓さんと三浦香さんが初参加してくださるので、また新たなテイストで、*pnish*をどう楽しく苦しめてくれるか、ですね(笑)。そして総合演出に俳優でもある福島海太が入るというのも新しくておもしろいところかなと思います。20代の海太の視点で、僕ら4人とゲスト4人をどう繋げていくんだろうなって。
――若い福島さんを総合演出に起用されたのはどうしてですか?
佐野 まず、ダンスやエンターテインメントに長けた方にお願いしたかったというのがあります。そして僕ら自身が20代で*pnish*を始めて、いろんな経験をさせてもらったので、同じように若いスタッフさんやゲストさんにいろんな経験をしてほしいと思いました。もちろん、こちらがもらえるものもありますし。
森山 *pnish*にとって「on」は新しいことにチャレンジする場でもあるんですよ。これまでは先輩についてもらうことが多かったので、今回、若い方にお願いするのもひとつの挑戦です。あと「on」は基本的にメンバー4人だけでやってきたシリーズですが、vol.9にして初めてゲストが参加するので、そこも楽しみな点です。
――ゲストのみなさんも若手の方、初共演となる方が多いですよね
佐野 僕らを優しく助けてくれそうな方が揃いました(笑)。個人的には、(内藤)大希が
2009年の*pnish*本公演ぶりなので楽しみです。当時は「演劇をどっぷりやりたい」と、仕込みもバラシも一緒にやってくれました。なので僕らとしても思い入れが深い。あれから16年以上経ってまた一緒にできるのが嬉しいです。
森山 他のゲストは*pnish*としては初めての方です。(二葉)要は人懐っこくて、振りがなかなか覚えられない僕らと一緒になって練習してくれるような人です。(皆木)一舞はマイペースで癒されキャラ。いつも「聞いてるかな?」って雰囲気だけど(笑)、ちゃんと聞いてるし、すごく頭がいいです。
佐野 三原大樹くんは以前、演出家としてご一緒させてもらいました。お芝居が好きな人ですし、現場でも困っている子に寄り添ってくれたりして、とても助けられました。
――*pnish*は25周年を迎えていかがですか?
佐野 まだこうやって4人一緒にできていることが嬉しいです。25年経っても一緒に会話できるんだ、ものづくりができるんだというのが素直に嬉しい。
森山 25年続くユニットって結構稀だと思うので、なんで続いたんだろうなと考えてみたんですけど、公演を年に4回やったり密に話し合う時期を経て、今はつかず離れずな距離感でやれているからいいのかなと思ったりしました。昔は*pnish*を「家族」とか「ホーム」とか言っていたんですけど、今は「新しい場所」みたいな感じです。昔を知ってる新しい場所。
佐野 僕は*pnish*に支えられてきました。それは他のメンバーの力でもあるし、支えてくれたスタッフさんの力、お客さんの力でもある。そう思うと*pnish*って、みんなでつくっているというのが大きいですね。26年目もよろしくお願いします、という気持ちです!
インタビュー・文/中川實穗
※*pnish*のアスタリスクは5本が正となります
※構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載

掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布
【プロフィール】
佐野大樹
■サノ ダイキ
*pnish*のリーダー。舞台の演出や企画、プロデュースまで幅広く手掛ける、クリエイティブな活動を展開している。
森山栄治
■モリヤマ エイジ
*pnish*のセクシー担当。コミカルな演技としなやかなダンス、殺陣が持ち味。声優としても活動中。
