「ついにその日がきた」
感慨深き【返礼祭】への想い
今年でシリーズ10周年を迎える『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』(通称:あんステ)。6月の最新作では、原作であるスマートフォン向けゲームアプリ『あんさんぶるスターズ!』内イベントの「レクイエム*誓いの剣と返礼祭」が展開される。
今作の物語の中心となるユニット『Knights』のリーダー・月永レオ役の橋本祥平は、2017年から同役を好演。今作のストーリーは原作アプリでイベントが開催された際にリアルタイムでプレイしていたといい、思い入れも強い。
「仕事の移動中や休憩の合間にずっとプレイしていました。ブログなどでファンの方とも“一緒に(イベントを)走りきりましょうね!”と励まし合って、皆さんと一緒に完走した思い出があります。いつか“あんステ”でもこの物語をやれたらいいなという気持ちがあったので、ついにその日がきたのか……と、感慨深いです。昨年には『Knights』結成前のエピソードを上演していますし、ストーリーを積み重ねたことで、より濃いものが届けられるのではないかと思っています」
【返礼祭】とは、男性アイドルを育む「私立夢ノ咲学院」の卒業シーズンにおこなわれる一大ライブ。先輩と後輩、それぞれの想いが交錯していく。初演から変わらぬメンバーで演じてきた『Knights』のキャストとも重なる部分があると橋本は語る。
「みんな本当に仲が良いんですよ!昨年の公演で久々に全員集合したのですが、何年経っても変わらない関係でした。でも朱桜 司役の(北川)尚弥は、最初に会った時から見違えるくらい大きくなったと感じましたね。そこが今作の内容的にも、役と本人をリンクさせることができると思っていて。今、僕たちが【返礼祭】をやる意味になると思います」
橋本演じる月永レオは、作曲の才を持つ自由奔放なキャラクター。その一方で繊細な面もある、いわゆる“天才肌”の人物だ。「ハマり役」との声も多いが、橋本自身は「自分とはかけ離れている」と明かす。
「場を盛り上げるために愉快なキャラを演じることはありますが、実際の僕は至って真面目な人間なので……冗談です、すみません(笑)。でも自分としては似ている部分が全く思いつかない。レオに対しては憧れの気持ちが強いです。彼は思ったことを口にするし、即行動できる。演じている時間だけは僕もそういう人間になれるので、演じていて楽しいです。レオは破天荒に見えてちゃんと考えているところもあるのですが、演じる際はそれを提示し過ぎないように心掛けています。今作では過去の作品を大事にしつつ、芝居の相手から受け取るものを新鮮に感じていきたいですね」
8月には『あんステ』10周年記念大型ライブ『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-10th Anniversary LIVE-も決定しており、ますます注目が集まる『あんステ』シリーズ。
「僕たちは役者ですが、“あんステ”では本物のアイドルとして存在させてくれるような、強い力を持った素敵な原作だなと思っています。彼らがお客様の前では見せない葛藤の部分と、ステージに立つ際のキラキラした部分、その両方をお楽しみいただけたら。【返礼祭】は、これまでの『Knights』を辿ってきたからこそ描ける物語。僕らも演じてきた歴史があって、それを見守ってきてくださったお客様の応援があって、ここまで辿り着くことができました。その感謝と我々の力の全てを作品に込めてお届けしますので、ぜひ劇場にお越しください。お待ちしております!」
インタビュー&文/片桐ユウ
※構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載

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【プロフィール】
橋本祥平
■ハシモト ショウヘイ
数多くの舞台に出演。近作は言式「とるわよ!」、舞台「日本三國」、映画「DOPPEL」など。
