第三十五回嘉島典俊の世界 嘉島まつり|嘉島典俊よりコメントが到着!

9月8日(火)に東京・渋谷区文化総合センター大和田6階 伝承ホールにて開催される、第三十五回嘉島典俊の世界 嘉島まつりで構成・演出・出演される嘉島典俊からコメントが到着!

14歳の時に日本最年少座長と銘打って開催してから39年になりました。子供なりに自分の生き場所、この道一筋と、苦しい時も自分の足跡を残したくコツコツと歩んでまいりました。

今回で三五回となります嘉島典俊の世界。泣いて笑って終わりは三本締めと、どんなに悲しい物語のお芝居、ショーでも明るく未来に向けてのメッセージを会場の皆様に受け取って頂けたらと、それをひとつの支えとして進んで参りました。さて、「宇之吉しぐれ」はスパイスを所々に効かせ一味違った物語に仕立てました。私の尊敬する、林与一さん、長谷川稀世さんに出ていただけるわけですから腕によりをかけたつもりです。

親の心子知らず、どこ吹く風、ヤクザが男の唯一の稼業だと思ったところで、世の中そううまくは行きません。一つの糸が捩れば捩れに捩れにがんじがらめ。

本物の小金井小次郎とは知らずに粋がってみたものの「自分が言った事に責任を取るのが真の男だと。真の男の意気を見せてみろ、俺の前で仁義が切れるか、それとも俺に斬られて果てはカラスの餌食になるか。二つに一つ男ならきっちり落とし前をつけろ!骨は俺が拾ってやる」カッコいいですねえ!これぞ林与一!(失礼)。

そしてふんわりやんわり、女郎を足抜けさせた新吉と苦界に身を沈めながらも、明日を信じて新吉との未来を追ってなんとも純粋この上ない。良いコンビじゃないですか。人の心配は何のその。いやはや幸福そのもの今で言うバカップルコンビを丹羽貞仁さんと長谷川桜さんに演じて頂きます。

?なんか足らない、困った時の有輝知春。今回は正体不明。いったい歳はいくつ?茶店の主と小金井小次郎とのやりとりも楽しみの一つ。そしてとっておきの隠し味。そのシマを仕切るヤクザの親分、それも女です。小股の切れ上がった絶世の美人、藤乃かなさん。

そして最後の仕上げは、母親役はこの人しかいないと体調思わしくないのに無理を押してお願い致しました。宇之吉の母親役の長谷川稀世さんです。ヤクザ者に身を落としている宇之吉は母親の前では取り繕っているが、ヤクザ同士の諍いに巻き込まれ、話の流れから自分の倅だと気づきます。それでもシラを切る宇之吉。最後の土壇場で・・・・・。

ここから先は劇場で!

そして第二部、お待ちかねの嘉島まつり。舞踊ショー!はんなりと静かに幕が明き、その中に二人の姿。三分の唄にドラマがあるように、踊りの中にも三分の物語があります。歌にあわせて所作をもって、よりわかりやすく振り付けさせて頂いております。

歌のリズムを大切に、明るく体が自然と動いて来るようなそんな気持ちで見て頂ければ幸せです。