日本演劇界を代表する演出家栗山民也と、数々の映画賞の主演男優賞に輝き、今年デビュー10周年をむかえ、役者、アーティストとして今最も注目を集める俳優、菅田将暉が初のタッグを組み、“あの戯曲”の上演が決定した。
そう、幾度となく世間に衝撃を与えている、あのアルベール・カミュ作『カリギュラ』だ。
“不条理の哲学”で知られる、20世紀のフランス文学界を代表するアルベール・カミュ自身が、『異邦人』および『シーシュポスの神話』とともに、“不条理三部作”と位置づけた傑作戯曲のひとつ。1980年の映画版では、あまりの過激な内容のため、『カリギュラ効果』という言葉まで生み出した、暴君として知られるローマ帝国第3代皇帝カリギュラを題材にした作品だ。
グロテスク、狂気、悲しみ、欲望、純粋、真理・・・
その刺激的で危険な美しさに満ちた作品が、はたして栗山と菅田の初タッグでどのような世界が描かれるのか・・・
舞台『カリギュラ』に、どうぞご期待ください。
【仮チラシビジュアル】
作品の世界観をイメージした力強い“赤”と、主演の菅田自身がまるで演じるように表現したカリギュラ像。ヘアメイク・衣裳・撮影とスタッフとともに作り上げたカリギュラの“虚無感”漂う表情が、強烈なインパクトを残す芸術的な仕上がりとなっている。
【コメント】
≪菅田将暉≫
あの『カリギュラ』に手を出すということで震えています。もちろん良い意味で。どこまで何が出来るかはわかりませんが、身も心もさらけ出し、少しコントロールして、絶対的なカリギュラを作り上げたいなと思います。自分なりの、一つ生き様を。宜しくお願いします。
【あらすじ】
ローマ帝国の若き皇帝カリギュラは、愛し合った妹が急死した日に宮殿から姿を消し、その3日後に戻ってきた。そして、その日を境にそれまで非の打ち所のなかった皇帝は豹変し、貴族平民問わず、何らかの財産を持つものを区別なく殺し、その財産を没収するという驚くべき宣言を出す。
しかし、それはほんの序章でしかなかった。
それから3年間、繰り返される残虐非道な行為。親、子供を殺された者、妻を辱められた者、プライドを傷つけられた貴族たちの怒りはカリギュラを殺害することへ向かい、クーデターが計画される。
自らの命の危険を知っても止まることなく、更なる暴走を続けるカリギュラだったがーーー。
宣伝美術/野寺尚子
宣伝写真/HIRO KIMURA(W)
宣伝衣裳/Shohei Kashima (W)
宣伝ヘアメイク/沓掛倫雄
【プロフィール】
菅田将暉
■スダマサキ 1993年2月21日大阪府生まれ。2009年『仮面ライダーW』でデビュー。
2013年『共喰い』で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞、 2018年『あゝ、荒野』で第68回 芸術選奨映画部門 文部科学大臣新人賞、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など各映画賞を総なめ。
2017年から音楽活動を開始。
主な出演作は映画『キセキーあの日のソビトー』『帝一の國』『銀魂』『火花』、NHK 大河ドラマ『おんな城主 直虎』『dele』『3年A組―今から皆さんは、人質です―』、舞台『タンブリング』『ロミオとジュリエット』『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』など。
待機作品に映画「シャザム!」(4/19 公開・日本語吹替)、「アルキメデスの大戦」(7/26 公開・主演)、 「タロウのバカ」(今秋公開)がある。
今年デビュー10周年をむかえ、役者、アーティストとしてさらに大きな注目を集めている。
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菅田将暉