『ザ・ブロードウェイ・ミュージカル・コンサート』 ブロードウェイを代表するバリトンボイス≪ノーム・ルイス≫の最新インタビュー到着&第2弾セットリスト発表!!

ミュージカルの聖地・ブロードウェイからトップスターが渋谷に集結し、世界最高水準のパフォーマンスをお届けする『ザ・ブロードウェイ・ミュージカル・コンサート』が、5/18(土)・5/19(日)に東急シアターオーブにて開催される。来日に先駆けて、ブロードウェイを代表するバリトンボイス、ノーム・ルイスの最新インタビューが到着した。

 

『オペラ座の怪人』では、アフリカ系アメリカ人として初めてファントム役を演じたことで、世界的に話題を呼んだルイス。豊かな歌声で劇場を満たし、クリスティーヌをひたすらに求める姿に切なさをにじませて独自のファントム像を作り上げ、ブロードウェイの歴史に名を刻んだ。これまでに、『レ・ミゼラブル』25周年記念公演のジャベール役、『スウィーニー・トッド』トッド役、『リトル・マーメイド』トリトン役など主役、大役を演じているミュージカル界の実力派俳優。

これまで演じてきた中で1番好きな役として、『オペラ座の怪人』のファントムを挙げる。
「初めて観た時からお気に入りの作品だった。音楽が壮麗で、毎晩ステージで歌うのが待ちきれなかった」と、今もファントムがルイスの心の中に生き続けていることを明かした。また、「これまで演じてきた役で、1番自分に近いと思ったのは、『シカゴ』のビリー・フリン役かな。カリスマ性があって魅力的だよね。逆に、『スウィーニー・トッド』は自分と最も正反対の役だと感じたよ。だって一度も人を殺したことなんてないからね(笑)! ビリー・フリン役の方が、よっぽど演じるのが楽だったよ」とユーモアを交えて語った。

『レ・ミゼラブル』ジャベール役として、ブロードウェイとウエストエンド両方でステージに立ったルイス。「どちらにもものすごいエネルギーを感じる。どちらの国も生の舞台ならではの興奮と、観客からの反応をいつでも感じられるのが好きだ」とミュージカルの2大聖地を表現した。

本コンサートでは、ルイスがキャスティングや選曲に大きな役割を果たしている。アメリカ演劇界最高の賞であるトニー賞を受賞、あるいは候補になったことを基準としてキャスティング。まさに「今」のブロードウェイの熱気を伝える「旬」のキャストたちを揃えた。

『ビューティフル』のキャロル・キング役でトニー賞主演女優賞を受賞したジェシー・ミューラーとは、今年ケネディ・センターでの『ザ・ミュージック・マン』で共演を果たしたばかり。「短い期間ではあったけれど、最高の経験だったよ」と振り返る。また、『glee/グリー』のウェイド”ユニーク”アダムス役で知られるアレックス・ニューウェルとは『アイランド』と『スカーレット・ピンパーネル』で共演。「役柄の大きさに関係なく、アレックスは存在感が抜群なんだ(笑)」と笑顔を見せた。

本コンサートは、トニー賞関連作品に重きを置いて選曲。日本ではあまり聴くことができない楽曲から人気作品のナンバーまでを集めた。ルイスが、「それぞれの出演者を代表する曲を披露するだけでなく、デュエットや全員によるパフォーマンスができることも楽しみにしている。このコンサートを心から満喫して、観客ともその楽しさを共有したいね」と自信を覗かせる。また、ルイスが「人を愛すること、そして許すことを描いた素晴らしい物語で、音楽も最高。僕が一番好きなミュージカルだ」と熱弁する『アイランド』からの楽曲にも注目してほしい。

ルイスは現在、スパイク・リー監督の新作映画『Da 5 Bloods』の撮影中。その後はアメリカでのコンサートや、テレビの仕事もあり、加えて来年公開される別の映画の撮影も控えているという。最後に、日本のファンに向けて「また日本に呼んでくれてありがとう! 全ての公演で会えるのを楽しみにしているよ」と日本のミュージカルファンたちに熱いメッセージを送った。


【デュエット曲決定!】

※曲目は変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

♪「Take Me Or Leave Me」
『レント』より(ジェシー・ミューラー&アレックス・ニューウェル)
『レント』でも有名な女性同士が歌う迫力あるナンバー。
ミューラーとニューウェルのコンビで白熱のステージが見られそうだ。

♪「Till There Was You」
『ザ・ミュージカル・マン』より(ノーム・ルイス&ジェシー・ミューラー)
ビートルズのカバーなどでも知られる美しいデュエット曲。ルイスとミューラーの甘やかな歌声を期待したい。

♪「As Long As You’re Mine」
『ウィキッド』より(ブランドン・ビクター・ディクソン&アレックス・ニューウェル)
『ウィキッド』の中でも屈指のナンバー。緑の魔女エルファバと王子フィエロが歌うドラマチックなデュエットをディクソンとニューウェルの男性2人が歌うのも大きな見どころとなるだろう。

♪「Dear Theodosia」
『ハミルトン』より(ノーム・ルイス&ブランドン・ビクター・ディクソン)
「ブロードウェイの歴史を変えた」と評されるメガヒット作『ハミルトン』。
アーロン・バーを本場ブロードウェイで演じたディクソンが『ハミルトン』からのナンバーを日本で歌う稀有なチャンスは見逃せない。心にしみわたる美しいナンバー。さらに、『ハミルトン』メドレーの歌唱も予定されている。

♪『ヘアー』メドレー「Aquarius/Fresh Failures(Let the Sunshine In)」
キャスト全員での迫力のあるメドレーは、「ロック・ミュージカルの元祖」と呼ばれる『ヘアー』のエネルギーが爆発するステージになりそうだ。

 

新たに公開されたデュエット曲では、本場ブロードウェイでも見られない貴重なカップリングでのナンバーが目白押し。
バラエティに富んだセットリストは最新作から古典的名作までブロードウェイの魅力を凝縮し、他に類を見ない圧倒的なパフォーマンスに酔いしれて欲しい。