田中哲司、大森南朋、赤堀雅秋の演劇ユニットが4年ぶりに復活!コムレイドプロデュース公演『神の子』2019年12月より上演決定!

2019.08.11

上段左から 大森南朋 長澤まさみ 田中哲司 赤堀雅秋
下段左から 石橋静河 江口のりこ でんでん

田中哲司、大森南朋、赤堀雅秋の演劇ユニットが4年ぶりに復活!

約5年以上前のとある日、田中哲司、大森南朋、赤堀雅秋の演劇ユニットが誕生致しました。そもそもは、田中が光石研と舞台をやりたい、誰と何をやったら面白いか、そんな発想から企画はスタートし、かねてから親交を深めてきた田中、大森、赤堀が、しがらみにとらわれず、俳優たちが真摯に物作りをできる場所を求めて一致団結。キャスティングも俳優同志で声を掛け合い、2016年2月に光石主演、麻生久美子など豪華な顔合せで、舞台『同じ夢』の上演が実現し、手応えを掴んだ公演となりました。そして『同じ夢』の公演後もそれぞれの熱や想いは冷めやらず、4年ぶりにこの演劇ユニットが復活致します。


最新作『神の子』とは

時に無様な、時に滑稽な、愛すべきダメな人間たちの機微を独自の観点から描き出し、独特のユーモアを交えながら、観客をあたかも登場人物たちの日常を覗き見しているような不思議な空間へと誘う、劇作家・演出家・俳優であり、近年では映画監督としても高い評価を得ている赤堀雅秋。そんな赤堀の最新作となる『神の子』は、赤堀曰く、“ヤクザだろうが、子供だろうが、警察だろうが、老人だろうが、女子高生だろうが、みな等しく‘神の子’である、という意味からタイトルを付けました“とのこと。まだまだストーリーは未知ではあるものの、赤堀ならではの世界観にどっぷり浸かれる作品になることは間違いありません。
そして、キャスティング時はタイトルも内容も知らぬまま、このユニットの企画に賛同した豪華なキャストが結集致しました。田中、大森、赤堀に加えて、ヒロインに長澤まさみ、更に、でんでん、江口のりこ、石橋静河、永岡佑、川畑和雄、飯田あさとと、実力も華も兼ね備えたパワフルな面々が、年末の本多劇場で濃密な芝居を作り上げます。

 

【コメント】

■作・演出:赤堀雅秋

最初は、哲司さん発信で、光石さん、南朋ちゃんで舞台をやろうという企画にお声がけいただいて、純粋に嬉しかったです。もともと哲司さんも南朋ちゃんも大好きな役者さんで、そういう人とどんな作品になるかもわからない所からモノ作りを一緒にできるなんてそんな幸せなことはないです。
キャスティングは哲司さん、南朋ちゃんと話していく中で、ヒロインに長澤さんの名前が挙がって、まさか受けてもらえるとは夢にも思わず。僕自身の今までの作品を見てくれた上での信頼なのか、哲司さん、南朋ちゃんが顔を揃える安心感があるということもあって、大好きな役者さんたちばかり参加してくれて嬉しいです。本多劇場に豪華なキャストが集結して、あの距離感で生々しい芝居を目撃できるのは稀有なことだと思います。
多分面白いものになると思うので、来てもらえたら嬉しいです。


■大森南朋

「同じ夢」は、とにかくいろんなことを探りながら少しずつ組み立てて、すごく独特の世界を創り上げることが出来たという印象が残っています。いろんな仕事がありますが、こうやって定期的に哲司さん赤堀君と舞台を出来るのは楽しいですし、純粋に挑戦が出来る場所。そのうち大喧嘩するかもしれないですけど(笑)、仲が良い間はずっと続けたいですね。キャスティングでは、長澤さんにお願いしたいと思いまして。「お久しぶり、大森です、赤堀君の作品興味ありますか?」ってメッセージを送ったら、「はい、興味あります。」だけ返信が来ました。返事がすごく淡泊で、もし違う人だったらどうしようと思い、バッタリお会いした時に聞いたらちゃんとご本人だったので安心しました(笑)
赤堀君の作品は、どこか退廃している気持ちや絶望感など、僕らの世代の臭いが垣間見えて、切り取られている部分に共感出来ます。人を寄せ付けない空気もあるけれど、そこが観に来るお客さんには刺激なのではないかと思います。
そんな赤堀君の作品にこれだけのキャストが集まり、すごく楽しみですし、大事な時間にしたいです。このメンバーが集まって、面白くないわけがない!みんなギリギリの芝居をして、アブナイ感じになると思いますので、ぜひ劇場まで足をお運びください。


■長澤まさみ

『同じ夢』と『鳥の名前』を観に行っていて、どちらにも好きな先輩しか出ていなくて、しかもすごく好きな空気感の漂う作品で、赤堀さんの作るものが好きなんだろうなぁと漠然と感じていたんです。今回、南朋さんからメールを頂いたのはとても嬉しくて、以前共演した時からもう随分長い時間がたっているし、哲司さんも去年の夏の舞台を観に行った時に、一緒にお芝居したいなと思っていたので実現するのが嬉しいですし、とにかく好きな先輩方に囲まれてお芝居するのが楽しみです。赤堀さんの描く世界は日常の中に溢れているもので、観た人の心に住み着くものだと思います。私はそれにすごく惹かれていましたし、興味もあったので、演出を受けられることはとても楽しみです。
まだどんな作品になるかは本当にわからないけれど、”感じられるもの”を届けたいと思います。
頑張らないと!!と思っています。


■田中哲司

もともとは、光石研さんと二人で飲んでいて、一緒に舞台をやりたいですね、という話から、光石さんには赤堀君が合うのではないかと思い浮かび、大森君も参加してくれることになって、「同じ夢」が上演されたんです。でも実際にやったら僕の方が楽しくなってしまって、今回実現することになりました。
赤堀君の作品は、なんとなく地方都市で、人生に行き詰った人たちの小さな物語というイメージがある。僕も田舎育ちですごく懐かしいような世界を描くので、見るのも大好きです。僕自身、翻訳ものの舞台に出ることが多く、「同じ夢」の時は本当に楽しかった。ハキハキしゃべるようなセリフではなく、日常会話の様に話すせりふが多く、ミスしてもかんでもいい、あまり練習もしないようにしていました。普段舞台でできないような芝居を思う存分やらせてもらえる、映像との間というか、かといってやっぱり舞台、そういうところが楽しいですね。
今回は完ぺきなキャスティング。まだどういう作品になるかわからないけど、素敵な役者が集まって、赤堀君テイストが出れば楽しい作品になると思います。

 

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