考えられるエンターテイメントの全てを注いだ完全オリジナル作品
ストーリー、キャラクターが無限に広がる壮大な世界観
2019年9月にこくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて上演される銀岩塩Vol.4 FUSIONICAL STAGE 『ABSO-METAL』~価値×時間=幸せのメダル~の製作発表記者会見が8月13日(火)にTIME SHARING秋葉原にて開催された。
製作発表では、まず日本初となる銀岩塩製作の特殊な紗幕“フュージョニカル・スクリーン”を使用した特別映像が披露された。 幻想的で壮大な音楽とともに初披露となる映像は、各キャラクターが次々と登場し、主人公であるルカが今作の舞台となる「AMORDIE(セント・アモーディ)学園」にやって来るという映画のようなクオリティーでドラマティックな予告映像になっており、最後には、実際の衣装を身に纏うキャスト達が整列した姿で、映像から突然浮き出てくる特殊効果で登場。本公演が待ち遠しくなる内容となっていた。映像終了後に続いて、初出しとなるキャラクタービジュアルに身を包んだキャストの正木郁、伊藤萌々香、遊馬晃祐、髙﨑俊吾、丹羽絵理香、LILY、ビーナス・アンジェリック、岩田有弘、和泉宗兵、音楽を担当する川島大樹、演出および出演の井上正大が登壇した。
最初に、銀岩塩代表の岩田から挨拶が行われ、「今日、このタイミングでこのビジュアルとともに主要キャストの皆さんが発表となります。今回は銀岩塩旗揚げ公演以来の完全オリジナル作品となっておりまして、個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。大変面白い世界観になっておりますので、この時間、この空間を使って、少しでも今作の世界観を味わってください」と呼びかけた。
続いて各登壇者より挨拶が行われた。
◇主人公:ルカ役 正木郁
「この素晴らしい皆さんと一緒に演じられることと、そしてその真ん中に立てることをすごく光栄に思っております」
◇ヒロイン:ヴィヴィアン役 伊藤萌々香
「今、稽古を頑張っているのですが、これから皆さんと力を合わせて一つの作品を素敵なものにしていけたらと思っております」
◇アイコ役 遊馬晃祐
「学園最強の武闘派ということでアクションを頑張ります!」
◇ダミエ役 髙﨑俊吾
「主人公ルカの同級生役で、時に戦い、時に仲間になるというすごくやりがいのある役を頂きましたので、最後までこのカンパニーで素敵な作品を作りたいと思います」
◇ジュディ役 丹羽絵理香
「初めての舞台出演になりますが、皆さんと一緒に素敵な作品をお届けできるように精一杯頑張ります」
◇ミア役 LILY
「今回が初舞台になりますが、皆さんと協力して素敵な作品を作っていけたらいいなと思います」
◇ビーナス役 ビーナス・アンジェリック
「ユーチューバーとして活動していて、今回が初舞台になります。その他もリビングドールとして活動していまして、舞台の役もドールとなっています(笑)。演技の経験は少ないですが、頑張りたいと思います」
◇楽曲製作:川島大樹
「今回の舞台の楽曲は何度もメロディーと歌詞を直しています。自分が納得いくまで作ったので、良い作品ができていると信じています。本番ではアンサンブルとしても出演させて頂くので、よろしくお願いいたします」
◇ローク役 岩田有弘
「今作は学園モノということで若いキャストが非常に多いですが、大人として若い者に負けないように(笑)、精一杯頑張っていきたいと思います」
◇マークツー役 和泉宗兵
「バラエティーに富んだキャストで、今日ここにいるキャスト以外にも面白いキャストが集まっており、非常に面白いものができあがると確信しております」
◇演出とナイゼル役 井上正大
「今回、色とりどりなキャストが集まって、スタッフも含めて最強チームなんじゃないかと思っています。主演の正木くん、ヒロインの萌々香ちゃんをはじめ、キャストには名だたる俳優たちもいる中で、ユーチューバーのビーナスさんやインスタグラマーのLILYさんたちいろんな方々の力を借りて、『ABSO-METAL』という世界観を作らせて頂いております。楽曲も川島くんに主要となる曲を書き下ろして頂いていて、ゼロから皆さんで作り上げているという感じがとてもしています。稽古も白熱しており、前作Vol.3でも映像も含めていろいろなエンターテインメントを詰め込ませて頂きましたが、今回はそれを超えられるような作品にしたいと思っています」
完全オリジナル作品となる本作の物語について、正木は「作品の題名にもなっている “アブソメタル”という特殊なメタルが通貨となっている「AMORDIE学園」が舞台になっています。このメタルは人間を作り出す要素となっている容姿、生命力、財産、知識、力となっていて、メタルの数によって左右されるという特殊な環境の世界観です。舞台の中ではメタルを奪って能力を得たり、メタルを何かに換えたりとなっていて、そのメタルを奪い合うためにアクション、歌、ダンス、映像を使った様々なことが展開していきます」と説明。
“FUSIONICAL STAGE(フュージョニカル・ステージ)”の魅力について、井上は「銀岩塩の岩田さんと相談して新しいエンターテインメントの形として、いろんなものを融合したステージということで“FUSIONICAL STAGE”として銘打っています」と解説し、「本日の製作発表の冒頭でご覧頂いた日本初となる特殊な紗幕を使用することで、ビビッドに人も映りますし、映像表現も豊かになっています。そんな夢のような紗幕を最大限に活用しつつ、昔からある芝居の良さも引き出せていけたらと思っております」と意気込んだ。
また、各キャラクターの役どころや見どころについても各々の思いが語られた。
◇主人公:ルカ役 正木郁
「ルカは探究心が強く素直で、メタルについて探求していくキャラクターです。転校生としてこの学園にやって来るんですけど、この学園には転校してくる人があまりいないため話題となります。なぜルカがこの学園に転校してきたのかなどを注目してください。衣装も本当に素敵なものを作って頂いて、生徒によってカラーが違うのはなぜなのか、先生方の衣装などいろんな衣装があるので、そこにも注目してください」とアピール。続けて「この舞台は他に類を見ない舞台で、歌もありますし、僕も殺陣稽古の時は毎日脱水症状になるんじゃないかと汗をかいています(笑)。すごくカッコイイ殺陣と映像を駆使して、これが舞台なのかと思ってしまうぐらい素敵なものがあります。製作発表冒頭の映像で僕は初めて舞台でロケに行き、舞台でもロケを撮るんだと驚きました(笑)。そのクオリティーが高すぎて、完成が楽しみです。
お芝居の舞台というには枠が小さすぎで、いろんな方面からエンターテインメントをお届けしていきます。また、舞台上ではお客様と関わる瞬間もあると思いますので、その点も楽しみにしていてください」
◇ヒロイン:ヴィヴィアン役 伊藤萌々香
「ヴィヴィアンはビジュアルがカワイイものになっているんですが、こういう格好を普段はすることがないので、最初は恥ずかしかったです(笑)。ヴィヴィアンはルカの幼なじみで、ルカへの一途な気持ちを表現している部分がたくさんあるので、そこを皆さんに見て頂けたらと思います。それと、ヴィヴィアンは歌の才能を持った子になっていますので、そこがどう表現されていくかも楽しみにしていてください」◇アイコ役 遊馬晃祐
「学園最強の武闘派ということでキャラクターとしては血の気のある荒々しい性格となっています。今まで演じたことがないキャラクターなので、不安もあるんですけど、逆に楽しみでもあります。稽古でルカとアクションをやらせてもらっていて、本当にすごい熱量とボリュームがいろいろとあります。本当に頑張らないといけないですし、最強に見えないといけないので、プレッシャーもありますが、これからキャラクターを作り上げていきたいと思います」
◇ダミエ役 髙﨑俊吾
「ルカの同級生で、転入生というとこに目をつけるクールな役柄です。うちに秘めたものが深いところまであって、ルカに目をつける理由も含めてやりがいのある、人間らしい役です。ダンスとの融合がすごく面白いシーンがありますので、そこを楽しみにして頂けたらと思います」
◇シェビー役 丹羽絵理香
私が演じる役はツンツンした性格なんですけど、近くにいる人たちをメロメロにしちゃう能力を持っているので、みんなメロメロです(笑)。ツンツンしたシーンもあって、バトルもあります。メロメロにする能力で観にきてくださった方のことも虜にできるように頑張りたいと思います(笑)」
◇ミア役 LILY
「ミアはいつも大きな銃を持ち歩いていて、それをいつも掲げていたり、口の悪いセリフも多い個性的なキャラクターになっています」
◇ビーナス役 ビーナス・アンジェリック
「役が私の名前と一緒で、映像のみの出演なんですが、そのシーンがとってもマジカルになっています。ビーナスはとても不思議な子で、ヘアメイクも自分で考えたので、楽しみにしていてください」
◇楽曲製作:川島大樹
「今回、4曲を作曲させて頂きました。冒頭で披露された映像でも使用されたオーケストラの曲も作曲しており、今作の世界観にあった曲を作ることを意識しました。オーケストラも含めて、ビビアンの歌のシーンではギターなどを使用してロックに近いような曲にしたりと、バリエーションを持たせることを心がけて作っています」
◇ローク役 岩田有弘
「役柄は教師です。今作がゼロから作り上げた作品になっているので、ストーリーテラーとして世界観をお客さんに楽しく伝える役どころです。各キャラクターはそれぞれ過去に何があったのかなど、そういったいろいろな事情を抱えてこの学園に来ているので、それぞれの人間ドラマが濃密になっております。台本に書き切れないぐらい面白いキャラクターをいっぱい作っており、壮大な世界になっています」
◇マークツー役 和泉宗兵
脚本を頂いた段階で「マークツー」という名前が書いてあって、脚本の塩田泰造さんに名前の由来を聞いたら、「昔、そういう車があった」と答えていらっしゃいました(笑)。それで役作りをどうしようかなと思って、ビジュアルを考えていこうと思っていたら、このビジュアルを出されて、これかと(笑)。革命家のような格好ですが、実際はどうなんでしょうか?(笑)。今、僕自身がすごく役と向き合っているんですが、謎めいたところを自分で理解しながら謎にしていきたいなと思っています。衣装とメイク担当の方の意気込みを感じてどう表現できるかというところを見せられたらと思っています」
◇ナイゼル役と演出 井上正大
「ナイゼルはこの学園を統括している生徒会長というポジションです。主人公ルカとの関係性があるのか、それともないのか。敵なのか味方なのかという役です。稽古最終日まで、キャストのみんなと一緒にいろんな話を練っていきたいと思っています。稽古を重ねて良いディスカッションもできており、いい作品になるんじゃないかという期待感もあり、稽古も楽しくやらせてもらっています。歌もあり、ドラマや映画みたいな映像もあり、現存するエンターテインメントをほとんどぶち込んでみたので、それを楽しんで頂ければと思います」演出のこだわりについて、井上は「まず本人の良さが出ればいいなと思っています。それと同時に本人の良さが役にのればと思っています。今の時点でも素敵なルカになっているし、素敵なビビアンになっているので、これから作品をどう煮詰めていくのか楽しみにしているところの一つです」と語った。
もし「AMORDIE学園」が存在するとしたら入学したいかという質問に、正木は「僕はアニメも好きで、男の子なので特殊な能力にも憧れていた時期もありまして、この学園のお話を聞いた時にすごく魅力を感じました。こういうポージングならカッコイイんじゃないかとか、こういう能力があったら面白いんじゃないかとか妄想をしていたので、『AMORDIE学園』は命がけの世界なんですけど(笑)、入学してみたいですね」と笑顔を見せた。
歌唱シーンについて、伊藤は「素敵な曲を複数書いて頂きました。ソロで歌ったり、ほかにもどうしたり、こうしたりと今は言えませんがいろいろとあります(笑)。普段は歌って踊っているフェアリーズというグループで活動しているので、その点でも本領を発揮していけたらと思っています」と意気込みを披露した。
また、『ABSO-METAL』の今後の展開について、岩田は「この公演が成功したらシリーズ化していきたいですね(笑)。井上くんとも話をするんですが、今作の世界もストーリーもキャラクターも本当に無限に広がるんです。なので、もっと大きくなっていくなという期待はすごくあります。皆さんのお力添えを頂きながら、僕らにシリーズ化をなにとぞ実現させて頂ければと思います(笑)」と呼びかけた。
さらにサプライズとして、岩田が「今回、全キャストが発表になっているんですが、9月5日(木)の公演にスペシャルゲストを予定しております。詳細は公式ホームページやツィッターであらためて流させて頂きますので、楽しみにお待ちください。いい意味でびっくりして頂けると思います」と発表した。
最後に、正木が「この作品は一つの上演ですべてを表現できるのか分からないぐらい、いろいろなものがぶち込まれています(笑)。シリーズ化が実現したら、各キャラクターの物語や、ここからの展開をさらに楽しんで頂けると思います。そして、この舞台は1回だけじゃなくて、何回も楽しんで頂けたらより楽しみが膨らむと思うので、期待して会場に足を運んで頂ければと思います」と会見を締めた。
公演は9月4日(水)~8日(日)、東京・こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて。