9月4日(水)天王洲 銀河劇場にて、「今、僕は六本木の交差点に立つ」が開幕しました。
プリント基板製造メーカー「キョウデン」を核に、大手スーパー長崎屋、大江戸温泉物語など破綻寸前の企業を次々買収し再生に導いた経済界の風雲児、橋本ひろし。莫大な富と名声を手に入れた彼は、50代になって突如音楽活動を開始し、六本木のライブハウスで歌い始めました。
そんな波乱万丈な橋本ひろしの人生を下敷きにした舞台、「今、僕は六本木の交差点に立つ」。
初日公演に先立って行われた公開ゲネプロの模様と、中村誠治郎、有澤樟太郎、定本楓馬、山寺宏一のコメントをお届けします。
≪中村誠治郎≫
8月頭から稽古が始まり、ここまで本当にあっという間でした。
顔合わせでプロデューサーの熱い想いをお聞きして更に全体の士気が高まり、ここまで演出の赤澤ムックさんを筆頭にとにかくがむしゃらに、そして緻密に大切に作り上げてきました。今までにやっとことのないジャンルの作品だなと思ってはいたのですが、稽古が進んでいくにつれて、僕の想像を更に超える熱い作品へと導いてくれました。橋本ひろしさんというすごい方の人生を生き抜きたい。その想いが作品を通して、少しでもお客様に伝わるよう自分にできることを全てやりつくします。とにかく全力投球で最後まで駆け抜けたいと思います。是非劇場に足を運んでいただけると幸いです。
≪有澤樟太郎≫
今回僕はオリジナルキャラクターを演じます。主人公に大きな影響を与える1人です。
言葉や行動で人に影響を与えることがどれだけ難しいことか今作で改めて痛感しました。役を落とし込むのに時間を要しましたが、主人公を演じる誠治郎さんと話をし、カンパニーの皆さんと濃密な稽古期間を過ごし、今、本番がとても楽しみです。矢のようにお客さんの心に刺さる作品にしたいなと意気込んで一生懸命稽古してきました。稽古場の熱量からいけると思っています。全8公演怪我なく全員で駆け抜けます。ご来場心よりお待ちしております。
≪定本楓馬≫
今回の作品は僕にとって新しい挑戦が沢山あります。悩みに悩みましたが、それも凄く刺激的な時間で、また先輩方の姿を近くで観させていただけることも本当に貴重でした。この作品を観た後に様々な気持ちが生まれると思いますが、それが何か見てくれた皆様の1つ後押しになれるように全力で向かい演じていきたいと思います!どうか宜しくお願いします!
≪山寺宏一≫
いよいよ初日です。ほとんどのスタッフ・キャストが初めての方々ですが、稽古を重ねていく中、沢山の刺激を頂き、良いチームになったと実感しています。特に主演の中村誠治郎君とは、昔から知り合いだった様な気がするくらい(笑)ご存知の通りイケメンですが、舞台上はもちろん飲んでる時も、彼は主人公「ふとし」そのものです。僕自身、今まで演じた事が無いような役で不安でしたが、相手役の七木さんのピュアさに引っ張られ、楽しく演じられそうです。若い出演者が多い中、唯一の同世代である久ヶ沢さんにもいつも助けて頂いています。
凄い実業家でシンガーソングライターという実在の人物をモデルにし、さらに二重構造(ネタバレか?)という意欲作。皆さんの心に何か少しでも響くものがあれば幸いです!