地球ゴージャス二十五周年祝祭公演「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」製作発表レポート

2019.11.08

11月初旬、都内で『ダイワハウスSpecial 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」』の制作発表会見が行われた。
 

登壇したのは地球ゴージャス主催の岸谷五朗、寺脇康文、主演を務める新田真剣佑、今回地球ゴージャス初参戦の笹本玲奈、そして松本利夫(EXILE)、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか、森公美子の8名。華やかな雰囲気で行われた会見では、それぞれが本作に対する思い入れや意気込みを語った。
本作で25周年となる地球ゴージャスの主催であり、作・演出も務める岸谷は、「これまで、その時代に合った一つ一つの作品を愛して丁寧に作り上げてきた結果、25周年を迎えられることとなり嬉しく思う。今回、総勢35名、特殊な能力を持った俳優たちが35名集まっており、今とても幸せ」と語った。同じく主催を務める寺脇は、「25周年を迎え、岸谷ともついに銀婚式の年となった」と笑いを交えて25周年に対する喜びを表現。さらに公演に対しては、「前作を超えるものを作っていく意気込み。1月から稽古に入るが、今日こうして皆さんとお会いして一段とエネルギーがみなぎってきた」と意気込みをあらわにした。今作では主演シャチ役を務める新田は、「日本に来る前に、三浦春馬さん主演のこの作品を観て衝撃を受けた。そのころから地球ゴージャスに出たいと思ってきて、前作でそれが叶った。今回も出演できるということにまだ実感はわかないが、素晴らしい作品にしていきたい」と、真摯に思いを伝えていた。会見中には、初演で今回新田が演じるシャチ役を演じた三浦からビデオメッセージが放映され、初演の時の印象や、新田へのエールを送った。これには「この動画ください!」と新田も大興奮。先輩からのエールも受け、より一層気合の入った役となりそうだ。そして、意外にも今作が地球ゴージャス初出演となる笹本。「20年以上たくさんのミュージカルに出演してきたが、日本人が作った、日本で作られたミュージカルは初めて。過去、地球ゴージャスに出演してきた役者からは、本当に楽しかったという話をたくさん聞いているので、地球ゴージャスに参加できる機会をいただけて本当に幸せ。心をこめて最後まで演じていきたい」と語っていた。
 
1868年という明治維新後、戊辰戦争の時代設定が入る、地球ゴージャス公演としては唯一の公演。今回は再演だが、ミュージカルとして書き直しており新しい楽曲が半分以上作り上げられているという。作・演出の岸谷は、「この実力のある役者たちが揃っている本作では、本当に大事なシーンがすべて、歌・踊りでつづられる作品になる予定」と話す。
 
長きにわたって多くのファンを魅了し続けてきた地球ゴージャス。25周年という新たなステップであえて挑む再演公演では、演出もがらりと変え、初演と全く違った楽しみを与えてくれるだろうと胸が弾む。前回公演を楽しんでいる人も、今回が初見の人も、等しく楽しめる公演になるだろう。
 
2020年3月10日から舞浜アンフィシアター、5月3日からフェスティバルホールにて上演。ちなみに、この日は新田が10日後に誕生日を迎えるということで、バースデーサプライズが行われた。新田は自分のスマートフォンで自撮りをするなど喜びの表情を浮かべていた。