大地真央・花總まりが世界的人気コメディで初共演!『おかしな二人』ゲネプロレポート

2020.10.09

2020年10月8日(木)東京・シアタークリエにて、『おかしな二人』が開幕した。
本作は、ブロードウェイ随一の喜劇作家ニール・サイモンの代表的コメディ「おかしな二人」の“女性版”。ブロードウェイの初演は、8か月を超えるロングランを記録している。この名作を、大地真央と花總まりの初共演・ダブル主演で上演する。
出演者にはW主演の二人ほか、シルビア・グラブ、宮地雅子、平田敦子、山崎静代、渡辺大輔、芋洗坂係長が名を連ね、注目の若手演出家・原田諒が演出を手掛ける。
10月7日(水)、開幕に先立ち実施されたゲネプロの模様をお届けする。

あらすじ

マンハッタンにあるオリーブ・マディスン(大地真央)のアパート。古新聞や雑誌が散らかり、夏だというのに冷蔵庫は2週間壊れたまま。離婚後、その不精な性格から部屋は荒れ放題だが、オリーブの部屋には女友達が毎日のように集まっては、ゲームやおしゃべりで盛り上がる。
オリーブたちがカードゲームに興じる中、皆の話題は、つい最近夫から離婚を切り出されたフローレンス・アンガー(花總まり)のこと。傷心の彼女が自殺でもしかねないなどと好き勝手に話していると、玄関ベルが鳴りフローレンスが入ってくる。なぜ離婚を突き付けられたのか、思い当たる節もなく未練タラタラのフローレンスに、オリーブは新たな人生を送るべきだと自分との同居を提案する。
けれど、オリーブの部屋に転がり込んできたそのフローレンスは病的なまでにキレイ好き。正反対の性格の二人は共同生活の中で、当然のごとく衝突を繰り返すが…。
おかしな二人がそれぞれの幸せを見出すまでの姿を描いた、抱腹絶倒のウェルメイド・コメディ。

ゲネプロレポート

幕が開くと、観客の目に飛び込んでくるのは散らかり放題のアパートの一室。
無精者といわれるオリーブの性格がすぐにうかがえる。気になるのは散らかった部屋だけではない。出演者の衣装は70年代ファッションを現代風にアレンジされており、派手ながらもキュートな衣装に目が惹かれる。

大地が演じるオリーブは、女友達とのカードゲームでもフローレンスとの喧嘩でも常に笑いをもたらす。くすりと笑えるものや、時には時事ネタまで、どんな笑いもお手の物だ。喜劇王ニール・サイモンが放つ軽妙なユーモアが輝いているところをみると、さずがコメディエンヌ・大地真央の貫禄である。


コメディ初挑戦となる花總は“病弱なまでに几帳面”フローレンスという役どころ。囲み取材では、演技でみせる顔について「どうでもいいや。最後の顔は気にしてないぞ。」という本人の発言もあったが、フローレンスはオリーブはじめ女友達の中でも変わり者である。それでもフローレンスが愛らしく思えるのは花總の豊かな表現力に惹かれてだろうか。

無精者と几帳面、正反対の性格を持つ二人の生活が上手くいくはずもなく、二人は衝突を繰り返す。人生で初めておたまを持って演技したという花總だが、オリーブとフローレンスが舞台上で走り回るドタバタ劇は見どころである。

二人の女友達やオリーブと同じアパートに住むスペイン人兄弟がまた、芝居を盛り上げている。女友達はそれぞれ個性ある人生を歩みながらも、二人と異なる悩みを抱えている。彼女たちの生き方や考え方が二人にどう影響を与えるのか。また、スペイン人兄弟は陽気な登場とともにオリーブとフローレンスの生活に新たな空気を持ち込む。情熱溢れる彼らや女友達の中で、オリビアとフローレンスはそれぞれの幸せをどうやって見つけていくのだろうか。
心の底から笑える、でも少しほっこりする。おかしな二人が繰り広げるユーモアの世界へぜひ足を運んでほしい。


本編最後のスペシャルカーテンコールでは、元トップスターと元トップ娘役の豪華なショータイムが待っている。最初から最後まで出ずっぱりの大地と花總、二人のファンの方々も大喜び間違いなしだ。

東京公演は10月25日(日)までシアタークリエで上演される。続いて11月5日(木)から8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティでも上演予定。