【左から】前山剛久、世古口凌、滝澤諒
再演では進化、パワーアップしたステージを!
昨年5月に上演予定であったが、緊急事態宣言の発令及び地方自治体の方針を受け中止となり、同年8月に上演された『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-。それがこの3月に「track.2 replay」として同じキャストで再演される。シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”に属する飴村乱数役・世古口凌、夢野幻太郎役・前山剛久、有栖川帝統役・滝澤諒は、「3人揃っての取材が初めてなんです。前回はいろんなことをするのが難しかったから」「嬉しいね」と賑やかに語り始めた。
――再演が決まっての感想をお聞かせください。
世古口「まずは嬉しいです。今回もまだどうなるかわからない状況ではありますが、前回観られなかった方や、配信で観て劇場に来たいと思ってくださった方にこの作品を味わっていただけたらと思います。」
前山「そして今回は再演とはいえ「replay」とつけられていますし、同じ話だけれどもまた新しい見せ方もできるのかなと思っています。僕らシブヤ・ディビジョンは、2月に「track.4」に出演してからこの作品に臨めるので、さらにブラッシュアップしたものをお届けできるはず。」
滝澤「今は、公演をやらせていただくことも、それを千秋楽までやりきることも奇跡に近い状況で、そんな中で今回再び上演が決まって、関係者の皆さんの「この作品をもっと多くの方に届けたいんだ」という情熱を感じています。そこに全力で応えたいです。」
前山「ほんとにそうだね。」
世古口「ふたりともめっちゃ語るなあ。」
前山「あれ!?俺らのこといじってる?」
滝澤「ははは!」
――(笑)。3人は仲がいいそうですね。
前山「そうなんですよ。」
世古口・滝澤「うんうん!」
前山「でも割といつも仕事のことを真面目に話してますよ。「真面目に」話せるっていうのがいいんですよ。それがこの3人の良さ。」
滝澤「あと、価値観がかぶらないのが面白い。ひとつのテーマにそれぞれの「こう思う」が出てきて、全部「それもいいね」って盛り上がる。」
前山「否定しないもんね。」
世古口「だから話すと毎回発見があります。」
――今回の再演はいろんな進化がありそうですね。
滝澤「はい。僕らの絆の深まりはふとしたところに出るはず。」
世古口「それに、前回から今回の間でヒプマイのアニメもスタートしたので、それを参考にもできますし、キャラクターとしての芝居の幅も広がると思います。」
前山「そうだね。動きの面、芝居の面、両方から深めていけるんじゃないかな。」
――今作で一番楽しみにしていることを教えてください。
滝澤「見守ってくれるお客様の存在です。前回は、初日の幕が開けられるかもわからない、明日も稽古できるかもわからない、という不安を抱えながら、なんとか初日に辿り着いて、幕が開いて、そこにお客様がいて、皆さんが最後まで見守ってくれた。その感謝と喜びは、何にも代えがたいものとして記憶に残っています。これが見たくて自分は板の上に立っているんだなと再認識させられた瞬間でもあったので、今回もそれを楽しみにがんばっていきたいです。」
前山「僕は前回この作品をやりぬいた時に「もうこれで終わりでもいい!」と思ったほど楽しかったんですよ。終わりませんけどね(笑)。でもそういう作品がまたできるっていうのは純粋に楽しみです。」
世古口「僕もふたりと同じ。この舞台の主題歌『Don’t Pass The Mic -Rule the Stage track.2-』をもう一度みんなで披露できるのも感慨深いです。パワーアップしてできたらと思います!」
インタビュー・文/中川實穗
Photo/中田智章
※構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載
掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布
主題歌『Don’t Pass The Mic -Rule the Stage track.2-』
各種音楽サービスにて好評配信中!https://hpmi.lnk.to/DPtM2
【プロフィール】
前山剛久
■マエヤマ タカヒサ ’91年生まれ。舞台、ミュージカルを中心にドラマ、映画など幅広く活躍中。
世古口凌
■セコグチ リョウ ’96年生まれ。舞台、テレビドラマ、CMなど幅広く出演中。
滝澤諒
■タキザワ リョウ ’98年生まれ。新感覚アイドルユニット「Hi!Superb」RYOとしても活動。