飯窪春菜(舞台版主演)、長州力が来場『終末のワルキューレコラボマッチ~神vs人類~8人タッグマッチ』レポート

2018年より「月刊コミックゼノン」(コアミックス)にて連載がスタートし、累計発行部数900万部突破の人気漫画『終末のワルキューレ』(作画:アジチカ原作:梅村真也構成:フクイタクミ)が舞台化決定!2021年11月~12月に『「終末のワルキューレ」~The STAGE of Ragnarok~』を東京・こくみん共済coop ホール/スペース・ゼロにて上演する。全世界の神代表vs人類代表による、人類存亡をかけた一対一<タイマン>13番勝負が、漫画、アニメを経て、遂に現実世界で幕を開ける。

本舞台には、2018年にモーニング娘。を卒業後、ドラマや舞台等に精力的に出演しており、女優としての活躍を見せている、飯窪春菜が主演を務め、半神半人の戦乙女<ワルキューレ>の一人、ブリュンヒルデを演じる。戦乙女<ワルキューレ>13姉妹の末娘ゲルを演じるのは、舞台を中心に活躍をしている田上真里奈。ラグナロクの第一回戦~第三回戦までの人類側闘士である、呂布奉先、アダム、佐々木小次郎をそれぞれ、郷本直也、大平峻也、中河内雅貴が演じる。対して、神側闘士である、トール、ゼウス、ポセイドンをそれぞれ、山口智也、加藤啓、関本大介(大日本プロレス)、鯨井謙太郒、相馬圭祐が務め、熱い戦いを繰り広げる。

そんな今話題の作品と“戦い”という共通点を持つプロレスとのコラボが9月26日(日)東京・後楽園ホールにて開催されたDDTプロレスリング『Who’s Gonna TOP? 2021』の第2試合にて実現!舞台版よりも一足先に、“神vs人類”の戦いを現実世界で繰り広げた。
当日は、舞台版で主演を務めるモーニング娘。OGの飯窪春菜がセコンドとして、自らが演じるブリュンヒルデの姿で登場。また、舞台版でゼウス役を務める関本大介が神側選手として参戦し、更には、特別解説としてレジェンドレスラーの長州力も来場。
その特別な1戦のダイジェストと終了後に行われた囲み取材の模様をレポート。

 

ダイジェストレポート

【神軍】関本“ゼウス”大介&樋口“ベルゼブブ”和貞&納谷“スサノヲノミコト ”幸男&“アポロン”彰人vs【人類軍】勝俣瞬馬&上野勇希&MAO&中村圭吾という対戦カードで行われたこの試合の特別解説に長州力が登場。人類軍のセコンドには飯窪春菜がブリュンヒルデとして入場し、超満員札止めの会場で試合は開始。

試合が始まるなり神々の力の前になすすべなく蹂躙される人類。ピンチに陥った人類が「人類は負けない、ブリュンヒルデ様~!」と叫ぶと、これを聞いたブリュンヒルデが「であらば、この男を選びましょう。人類の中でもっとも神に憎悪を抱く、この男を!」と叫び、アダムがリング上に召喚される。
アダムは次々と神々を蹴散らしていくが、ゼウスがアダムのリンゴを奪い握りつぶすと、アダムは急に弱体化。そのアダムをゼウスはラリアットでなぎ倒し、最後はジャーマン・スープレックス・ホールドで3カウント。後楽園ホールで行われた最終決戦は神軍の勝利で幕を閉じた。

試合後、リングに上がった飯窪(ブリュンヒルデ)は「今日は初めてプロレスを生で見ることができたんですけども大迫力で、ブリュンヒルデとしては人類側が勝ってほしかったんですけど、この続きは舞台やアニメで是非楽しんでいただけたらと思います」と終末のワルキューレをアピール。長州は「僕もこの時代に、みんなとこういうプロレスをしたかったです。今日はこうやって久しぶりにリングに上って、なんかちょっと少し動揺してます(苦笑)もし本当に神様が人類を滅ぼすって言うなら、僕が戦ってやります!僕が言いたいのは、この作品の舞台は、見たら、飛ぶぞ!!」とお決まりの決め台詞とともに、人類軍として参戦する決意も語った。

そして最後に舞台にもゼウス役として出演する関本が「いいか人類!お前ら!必ず!見に来いよ~!」と絶叫し、コラボマッチは大盛りあがりで幕を閉じた。

試合後、コメントスペースに飯窪、長州、関本が登場。報道陣を前に囲み取材が行われた。。

 

長州力&ブリュンヒルデ(飯窪春菜)&関本大介(ゼウス) 囲み取材


――飯窪さん、今回初めてプロレスのセコンドをやってみていかがでしたか?

飯窪「プロレス自体を生で見るのが初めてだったので、こんなに迫力を体感できてすごく感動しましたね。とても面白くって、笑っていいのか分からなくて。ブリュンヒルデとして『どうしよう!面白いけど笑うの我慢だ!』ってちょっと絶妙な表情で見ていました(笑)」

――元々プロレスにはどんなイメージをお持ちでしたか?

飯窪「うちの父がプロレスがすごく好きで、今回このプロレスのセコンドとして立つって知ってから、毎日のようにLINEが止まらなくて。『この選手はこうこうスゴイんだ』みたいな連絡が来ていたのですごく羨ましがっていて、父のイメージとしては、プロレスがテレビでやるときだけ勝ち気というか、強気になる父だったので、なんか男の人を強くさせるイメージと言うか、そういうイメージを持っていました。」

――今回、人類は負けてしまいました。

飯窪「いや、悔しかったです!アダムまで出てきてくれたんですけど負けてしまったので、この悔しさは漫画とかアニメとか舞台の方で続きを是非是非、同じく人類側の悔しい人たちとともに分かち合いたいと思います。」


――関本さん、神側として人類を打ち負かしましたが、お気持ちはいかがですか?

関本「いやあ、まあ人類が神に勝てるわけがありませんよ。神は強いですから。」

――関本さんはこの試合を終えられていかがですか?

関本「神らしく、堂々とやりました。」

――長州さん、解説を務めてリングにも上がりました。久々のリングはいかがでしたか?

長州「やっぱりリングは久しぶりですからねえ。」

――ワクワクするものはありましたか?

長州「いや、そこまでは行かない。」

――リングの上では「関本さんと闘ってみたい」というようなお言葉もありました。

長州「なんか、ああいうプロレス、今のお客さんも喜んでたし、こういうプロレスをやってみたかった。たいてい静かだったからね。そこはちょっと。」


――飯窪さん、今回セコンドをやられてみて、ご自身がプロレスをやってみたいとは思いましたか?

飯窪「考えたこともないですね(笑)私あの、ホントに身体がひょろひょろなので、まずは筋トレから始めなきゃいけないなっていうのはあるんですけど、ただ今日見ていて、お客さんも一緒になって一体感のあるリングだったので、それはすごく楽しそうだなって思って。あの空間を見たらちょっと立ってみたいなって思いましたね。」

――技をやるとしたらどんな技を出してみたいですか?

飯窪「どんな技……私、『キン肉マン』を読んでいたので、キン肉バスターとかしか浮かばないんですよ。『火事場のクソ力』っていうのは言ってみたいですね!あっ、これ終末のワルキューレのアレなのにキン肉マンのこと言っちゃってて……(笑)」

――本作は神と人間の闘いですが、もし神様がいるとしたらどんなお願いをしてみたいですか?

飯窪「まずこのコロナ禍の収束を願いたいですけど、11月に舞台の『「終末のワルキューレ」~The STAGE of Ragnarok~』があるので、それを千秋楽まで走り抜けたいなっていうのを神様にお願いしたいです。」

――今回の役を頂いたときの心境を教えて下さい。

飯窪「私、飯窪は、終末のワルキューレという作品は元々漫画とアニメで見ていて知っていたので、まさか自分にブリュンヒルデの役が来るなんてと思っていたんですけど、アニメの方の声優が沢城みゆきさんで、“セクシー”っていうイメージなんですよ。そんなプレッシャーも感じつつ、自分も舞台上で堂々とブリュンヒルデとして立てたらなっていうのを今すごく思ってます。」

関本「自分は全く知らなかったんですけど、甥っ子に伝えたら甥っ子がメチャクチャ興奮して、甥っ子から『漫画をまず読みなさい』って言われて、舞台の監督さんに漫画を5巻までいただいて、それを今一生懸命読んでます。今2巡目です(笑)」


――長州さん、お二方に応援のメッセージをお願いします。

長州「応援のメッセージっていうか……この子スゴいね(※飯窪を指して)」

飯窪「えっ!いやいやいや……」

長州「随分(関本は)助けられてる。この子、リングで、無言でこのまんまで……この子スゴいよ、ウン。ホントにそう思った。多分一番リングの中……何人だ?4vs4か。その中で存在感が、こんなちいちゃな身体なんだけど存在感があるんだね。解説やってて周りの人たち、冷やかしじゃなくて……かわいい人形を見るみたいに。それがなんか、こういう……(※隣で微笑む関本に気付いて)なんだよ、笑うな(笑)」

関本「すみません(笑)」

長州「ホントにスゴいと思った。僕もなんか、リングの上に人形っぽく上がってどうなのかなって思ったら、やっぱり存在感はあるね。やっぱり中から選ばれたんだろうね。そういうところですよね。」

――飯窪さん、舞台のときに長州さんを呼びたいですか?

飯窪「それはもうもちろん、長州さんに舞台を見に来ていただきたいですし幅広い世代の方に楽しんでいただける作品だと思うので、是非お孫さんと一緒に見に来ていただけたら嬉しいです。」

長州「ああ、そうですね。ありがとうございます。」


――飯窪さん、最後にカメラに向かってメッセージをお願いします。

飯窪「舞台『「終末のワルキューレ」~The STAGE of Ragnarok~』が11月より東京にて舞台公演されます。アニメ化もされて、コミックも700万部突破という大人気作品となっております。神vs人類のタイマンを是非是非、劇場で生で見ていただけたらと思います。よろしくお願いします!」

 

『終末のワルキューレ』あらすじ

人類の誕生から700万年。万物の創造主である神々によって1000年に1度開かれていた「人類存亡会議」にて、進歩の兆しがない人類に、神々は「終末」を与える決議を行った。そこに戦乙女(ワルキューレ)の⾧姉ブリュンヒルデは決議に待ったをかけ、神VS人類最終闘争(ラグナロク)で人類の行く末を決めることを提案する。
当初はその申し出を相手にしなかった神々だったが、ブリュンヒルデの挑発にのり、ラグナロクの開催を決定。かくして、天界が誇る最強神たちと、秘策「神器錬成」(ヴェルンド)によって神器と化した戦乙女たちと共に闘う最強の人類による、13番勝負の幕が上がる。

 

©「終末のワルキューレ」~The STAGE of Ragnarok~製作委員会