劇団ゴツプロ!の浜谷康幸が新たに立ち上げたプロジェクト『BOND52』。このプロジェクトは、“繋がる・絆・縁”の意味を持つ“BOND”の文字通り、ゴツプロ!と他劇団とが繋がりをもつことで、魅力ある舞台作品を届けていくことを目的としている。その第1回目となる今回は、人間関係の機微を繊細に表現する会話劇で定評のある小松台東の主宰・劇作家・演出家松本哲也を迎え、2017年に小松台東で上演した全編宮崎弁で贈る哀歓の物語『山笑う』。
7月7日から開幕した本作の公開ゲネプロで披露された際のオフィシャル舞台写真と共に、開幕にあたって松本哲也(作・演出、劇団『小松台東』主宰)、山崎静代(南海キャンディーズ)、浜谷康幸(ゴツプロ!)から届いたコメントを公開する!
※山崎静代の「崎」の字は、「たつさき」が正式表記
【松本哲也コメント】
観劇後、ほんのちょっとでもいいから優しい気持ちになって、近くの遠くの大切な誰かへ想いを馳せる、そんな機会になったらいいなと思っています。
BOND52の理念は繋がり。「山笑う」もまさに、家族、恋人、友人との繋がりを描いた物語です。
【山崎静代コメント】
不器用な人間たち、みんな必ず何かを抱えている。執着するからこそ愛の方向がずれていく。愛はきっと奪うでも与えるでもなくて、気がつけばそこにあるもの、、、
あ、なんか、、聞いたことありましたか?みなさんと丁寧に丁寧に作っていますので、たくさんの方々に観ていただきたいです!!
【浜谷康幸コメント】
誰もが日常の中で起こりうるすれ違いや、葛藤、様々な事を感じながら、日々を過ごしてる事と思います。自分の想いを素直に伝える事は難しい事かもしれません。大切に想うからこそ、殊更難しく意固地になってしまう。そんな、人への想いが溢れた作品です。
是非沢山の方に観劇頂きたいと思っております。
【あらすじ】
女手一つで兄妹を育ててくれた母が死んだ。その通夜の晩。母に反抗し続けていた妹が東京から帰ってきた。
闘病中の母を一度も見舞わなかった薄情者の妹を兄が待ち構える。
責められることを覚悟していた妹は、自分の身を守る為なのか、東京から恋人を同伴させた。
歓迎する者。呆れる者。様々な反応が入り交じる中、兄だけは怒りを抑えきれずにいた…
斎場の片隅にある親族控室で、母への想いを巡り、家族が激しく、そして醜く、ぶつかり合う。
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