劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と、緒川たまきの二人が主宰するユニット「ケムリ研究室」は、2020年に旗揚げ、第一弾『ベイジルタウンの女神』(2020年)、第二弾『砂の女』(2021年/原作:安部公房)を上演、コンスタントに活動を続けている。
その話題のユニット「ケムリ研究室」の第三弾公演が、今年10月に決定した!
旗揚げ公演『ベイジルタウンの女神』は、緒川たまき、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、松下洸平、吉岡里帆、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子 他、錚々たるキャストが出演し、コロナ禍の閉塞感漂う中、心をほぐすコメディを届け好評を得た。第二弾『砂の女』では第一弾に続き仲村トオルが続投、シアタートラムという濃密な空間で、閉鎖的な集落と砂の存在に圧迫されてゆく男女の心のゆらぎを見事に描き切り、第29回読売演劇大賞 優秀作品賞、最優秀女優賞(緒川たまき)、第五十六回紀伊國屋演劇賞個人賞(緒川たまき)、第41回公益社団法人日本照明家協会賞 舞台部門 文部科学大臣賞・大賞(関口裕二)など、数々の賞に輝いた。
上演の度に演劇界の話題をさらう「ケムリ研究室」。第三弾にも注目が集まる。
その第三弾は、まだ多くの部分がベールに包まれているが、緒川たまきをはじめ、北村有起哉、音尾琢真、奈緒、水野美紀、近藤公園、松永玲子、福田転球、平田敦子、永田崇人、山内圭哉、野間口徹、犬山イヌコ、篠井英介、木野花と多彩な俳優陣が顔を揃えた。さらに「ケムリ研究室」第一弾、第二弾の振付を手掛けた小野寺修二が出演、斉藤悠、藤田桃子、依田朋子とともに舞台を彩る。より刺激的に、より好奇心に溢れる挑戦を続ける「ケムリ研究室」の、力強い“新・研究チーム”に心踊るばかりだ。続報を期待して待ちたい。