2013年韓国で初演、2019年以降、3年連続で、数か月にわたって大学路にある小劇場で上演された人気ミュージカル『ミア・ファミリア』。2020年12月には中国で初の海外公演も行われるなど、多彩で中毒性の高い音楽で熱狂的なファンを獲得し、毎公演、カーテンコールでは、ライブハウス並みの⼀体感で大盛り上がりとなる本作がついに日本に初登場!今年11月~12月に東京・東京芸術劇場 シアターウエストで上演されるほか、地方での公演も予定されている。
物語は、1930年のニューヨーク、イタリア労働者たちが集う「アポロニア イン&バー」を舞台に繰り広げるミュージカルコメディ。「アポロニア イン&バー」のボードビル俳優リチャードを、ミュージカル「ヘアスプレー」シーウィード役やミュージカル「RENT」マーク役など、高い身体能力からくるパフォーマンスに定評のある平間壮一が、リチャードの友人であり、同じくボードビル俳優オスカーを、ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」ベルナルド役やミュージカル「ダブル・トラブル」など、長身を活かしたキレあるダンスを持ち味にシリアスからコメディまでマルチに演じ活躍する水田航生が、そして、バーを支配するマフィアの手下スティーヴィーを、ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」シン役やミュージカル「ファースト・デート」レジー役など、幅広い役を演じ分け、圧倒的な唯一無二の存在感を示している植原卓也が演じる。
それぞれが舞台を中心に活躍しながら、3人が結成したユニット、「3LDK」としても様々な創作活動を行ってきた。芸能事務所アミューズ所属の若手俳優によるファン感謝祭イベント「ハンサムライブ」をきっかけに3人によるユニット「3LDK」を結成。NY・ブロードウェイでの旅密着DVDや、全曲ミュージカル楽曲のみで構成されたライブイベント等も開催した。また、コロナ禍により舞台の中止も相次いだ2020年8月には、彼ら自身が企画・演出・振付に挑んだ無観客配信ライブの開催、2021年3月には初のミニアルバム「Only One」をリリースし、アルバムを引っ提げた配信ライブも開催。2023年4月7日(金)には初のPHOTOBOOKの発売も控え、この「3LDK」という場所で挑戦し続ける3人が、この度待望のミュージカルでの初共演を果たす。
訳詞は、ジャンルや世代を超えて数々のヒットチューンを生み出し、近年は「CHICAGO」、「キンキーブーツ」といったブロードウェイ・ミュージカルの訳詞、劇団☆新感線「五右衛門ロック」シリーズ等の作詞も担当する一方、オリジナル戯曲でも高い評価を得ている森雪之丞が手掛ける。
そして、日本版脚本・演出は、俳優として数多くの舞台に出演する傍ら、「劇団ぼるぼっちょ」主宰、劇団公演では、作・演出・作詞・作曲・振付を担当し、井上芳雄をはじめ、ライブの構成・演出なども数多く手がけ、マルチに活躍する安倍康律が担う。
韓国公演を観た日本スタッフが「あてがきではないか」と口を揃えるくらいにキャラクターにはまった3人が届ける歌とダンス満載のノンストップミュージカルコメディに乞うご期待!
植原卓也・平間壮一・水田航生からコメントも到着!
植原卓也(うえはら・たくや) コメント
スティーヴィー役をやらせて頂きます、植原卓也です。このポスターの雰囲気、 韓国発ミュージカル、という事でシリアスな作品なのかなと思いきや 「コメディ」という事でとても楽しみです。 どんな世界が待っているんでしょうか。皆さんに楽しんで頂けるよう頑張ります。宜しくお願いします!
平間壮一(ひらま・そういち) コメント
3LDK でミュージカルをやる。 自分でも想像がつきません! でも、確実に観た事のない舞台 。昔から知ってる3人だからこそできる舞台、空気感になると思っています。 後半には皆様と一緒に楽しめる要素があったり笑ったり稽古場では、いつもの植原、水田、平間ではなく、しっかり作品と向き合って闘って、信頼があるからこそ正直に向かいあっていける稽古になるだろうなと想像してますし、そこまで向き合って出来上がった舞台はどうなるんだろうと、ドキドキ、ワクワクです。 精一杯がんばりますので、ぜひ劇場に足をお運びください。
水田航生(みずた・こうき) コメント
3LDKが遂に舞台を!ハンサムライブから始まったこのユニットが、楽曲製作にライブ、カレンダーや写真集、カッコいいのからオモシロまで、多岐に渡る活動をさせていただき、今回満を持して本業ともいえるミュージカルを作ることに!いや 〜ありがたいですね〜緊張ですね〜どうなっちゃうんでしょうね〜?3人のここまでの軌跡を考えるとエモい!丁寧に作品作りに取り組んで、我々が魅せられるエンターテイメントをしっかりお客様に届けていきたいと思 います!よろしくお願いします!
あらすじ
1930年代、大恐慌時代のニューヨーク。失業者が急増し、禁酒令にもかかわらず人々はますます酒を求める。荒涼とした都市を密造酒事業で掌握したマフィアは次第に勢力を広げ、合法な賭博場を作るという理由で地元の建物を買い占めていた。
イタリアの貧しい労働者たちにとっての癒しの場である「アポロニア イン&バー」 (Apollonia Inn Bar)もやはりマフィアの手に渡り、明日には閉店する。「アポロニア」に残った最後のボードビル俳優、リチャード(平間壮一)とオスカー(水田航生)は最後のレパートリー公演「ブルックリンブリッジの伝説」を演じる準備をしている。
リチャードは最後まで観客との約束を守るため公演の準備に心血を注ぐが、パートナーであり唯一の友人でもあるオスカーは公演よりも明日予定している金持ちの娘との結婚の準備に気を取られている。舞台が人生の全てだったリチャードは、明日になれば舞台も友人も失うことになるが、誰を責めることもできない。
その時、マフィアファミリーの手下のスティービー(植原卓也)が押しかけてきて、マフィアのボスの自伝「ミア・ファミリア」を今夜上演しろと迫るが、俳優が足りないせいでスティービーも舞台に立つことに。
そして、あまりにも違いすぎる3人の男はリハーサルを始め…。