8月8日(木)〜11日(日)に札幌に新しく誕生した〈ジョブキタ北八劇場〉と、8月14日(水)〜18日(日)には東京・下北沢〈ザ・スズナリ〉にて、ハイバイ『ワレワレのモロモロ2024 札幌東京編』が上演される。
この『ワレワレのモロモロ』とは、参加者が自分の身に起こった話を書き、それをそのまま演劇化して本人を中心に演じる企画。これまで地方劇場や高校・大学、教育機関など全国で開催を続け、開催地延べ30ヶ所、参加者延べ550名以上にわたる。さいたまゴールドシアター編やフランス・ジュヌビリエ編など、世代や国境を超えて上演を重ねた、劇団の主宰である岩井秀人のライフワークとなる企画だ。その企画で、今回は「札幌」と「東京」ぞれぞれの地から、選りすぐりの実話エピソードが集結!北海道・ジョブキタ北八劇場にて約3週間の滞在制作、公演を経て、約2年ぶりにハイバイ公演として東京凱旋公演が行われる。出演は、板垣雄亮、足立信彦、滝沢めぐみ、南雲大輔、納谷真大で、上演作品は下記を予定している。出演者の詳細は公式サイトをご確認ください!
【上演作品】
足立信彦(東京)『僕の夢、社長からハト』
滝沢めぐみ(東京)『クローゼットのほとけさま』
南雲大輔(札幌)『アメリカで起業したら大変だった件』
納谷真大(札幌)『恵比寿発札幌、仕方なき弁』
8月8日(木)と9日(金)の終演後には、本公演の企画や滞在制作について振り返る、アフタートークが開催される予定だ。
【アフタートーク】詳細
・8月8日(木)19:00 回 納谷真大(ジョブキタ北八劇場芸術監督)×岩井秀人
・8月9日(金)19:00 回 出演者×岩井秀人
なお、ローソンチケットでは6月1日(土)10:00からの一般発売に先駆け、5月25日(土)12:00〜5月29日(水)22:00にローソンチケット先着先行を行う。これらの詳細は、下記公演概要欄「チケット情報はこちら」よりご確認ください。
主宰プロフィール
岩井秀人/いわいひでと
2003年ハイバイを結成。15歳から20歳まで引きこもりであった自身の体験をもとにし台本を書き、作家活動をスタート。以降、引きこもり、個人の自意識の渦、家族、集団と個人、などをテーマに演劇を中心に作品作りを続ける。
2012年ドラマ「生むと生まれるそれからのこと」で第30回向田邦子賞。
2013年「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞を受賞。
代表作「ヒッキー・カンクーントルネード」「ヒッキー・ソトニデテミターノ」「て」「夫婦」「ある女」「おとこたち」「世界は一人」「ワレワレのモロモロ」など。
劇団プロフィール
「ハイバイ」
2003年に主宰の岩井秀人を中心に結成。
そもそも気まずいシチュエーションに、なんとも要領の悪い人や空回りするくらいの自意識を振りまく人、どこか世の流れに上手く乗っていけない感じの人たちが現れて、あたふたしているうちに目も当てられない状況になっていくのを笑っていると、まんまと人生の深淵を覗かされてしまうのがハイバイ。
相次いで向田邦子賞と岸田國士戯曲賞を受けた岩井が描く、ありえそうでありえないそんな世界を、「ありそうだぞ、いやこれが世界そのものだ」って思わせちゃうのがハイバイ。
代表作は「ヒッキー・カンクーントルネード」「ヒッキー・外に出てミターノ」「て」「夫婦」「ある女」「おとこたち」。