ミュージカル『RENT』 村井良大 インタビュー

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最高のカンパニーで再び挑む 二度目のマーク役

 

2年前、本格ミュージカルの経験がほぼないまま、全世界的に熱狂的なファンを持つミュージカル『RENT』の主役マーク役をつかんだ村井良大。

村井
「それまで自分はミュージカルとは住む世界が違うと思っていて、オーディションで拾っていただいたときも、『なぜ僕なんだろう?』って本当に謎で。でも新しい世界に踏み込んで他のミュージカルもやらせていただいて、いろんな知識や自分の中での楽し
さが見つけられている。カテゴライズはせずに一人の役者として、ミュージカルもどんどんやっていきたいという感覚で今は臨んでいます」

 

前回の公演では、大阪での大千穐楽が終わった直後のタクシーの中で早くも、「また絶対やりたいので、次もオーディションに呼んでください!」とプロデューサーに直談判したそう。それを言わせた一番の感情は「悔しさ」。

村井「『RENT』という作品のことは大好きなので、それを毎日やれるという人間としての幸せはいっぱいありました。でもその一方で役者としての悔しさがものすごくあった。何かを響かせたくて毎日必死にやっていたけど、前回の僕は確実に無力でした。身近な人に『作品には感動したけど、お前には感動しなかった』って言われたことでも、自分に本当に腹が立ったし」

 

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厳しい自己評価とは裏腹に、念願叶ってマーク役の続投となった。

村井「ありがたいです。僕以外の続投キャストも多いのでうれしい。みんなに出会えて本当に良かったと思っています。役者というよりアーティストさんの方が多い集団だから、正直、みんなめっちゃ個性が強いんですよ(笑)。意見がぶつかり合う場面も多くありましたし。でも最後は『この”RENT”って作品が最高なんだから、みんな楽しもうよ!』で終わって、何かあるたびにチームワークが作られていった。大変だけどやみつきになるというか、僕にとっては”青春”みたいな感覚がありましたね」

 

その時々のカンパニーを映すドキュメンタリー的な生っぽさも『RENT』の魅力のひとつ。作品と観客とをつなぐ立場の村井マークが、再びの挑戦でどんな世界を響かせるか。

 

インタビュー・文/武田吏都
Photo /会田忠行

構成/月刊ローチケHMV編集部 4月15日号より転載
写真は本誌とは異なります

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掲載誌面:月刊ローチケHMVは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

 

ヘアメイク:森 香織
スタイリスト:吉田ナオキ
衣装協力:wjk base 03-6418-6314

 

【プロフィール】
村井良大
■ムライ リョウタ ʼ88年、東京都出身。ドラマ「風魔の小次郎」で主演デビュー。ʼ12年には舞台『弱虫ペダル』で主演の小野田坂道役を務める

 

【公演情報】
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ミュージカル『RENT』

 

脚本・歌詞・音楽:ジョナサン・ラーソン
演出:マイケル・グライフ

日本版リステージ:アンディ・セニョール Jr.

出演:
村井良大、堂珍嘉邦/ユナク(超新星)、

青野紗穂/ジェニファー、光永泰一朗、平間壮一/丘山晴己、上木彩矢/
紗羅マリー、宮本美季、NALAW(CODE-V) 他
※公演により出演者が異なります

日程・会場:
2017/7/2(日)~8/6(日) 東京・シアタークリエ

 

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