タクフェス第5弾『ひみつ』 宅間孝行 インタビュー

takufes
笑ってたら泣けちゃった、みたいなのが一番いい

宅間孝行が手がけるエンタテインメント・プロジェクト、タクフェスの第5弾公演『ひみつ』が、10月より全国10都市で開催される。本公演は作・演出・出演を手がける宅間が、4年ぶりに書き下ろした最新作。
宅間「毎回、初日の幕が上がるまで心配なもので。過去作品の再演でも演じるたびにどんどん変わっていくし、舞台ってそういうものだと思っているので。まずは最初の段階でどこまで作れるか。今は楽しみより、不安の方が大きいかも知れないですね(笑)」

 

本作には主人公・渚を演じる戸田恵子を始め、松本利夫(EXILE)、福田沙紀、ベンガル、山崎静代(南海キャンディーズ)と、豪華かつバラエティに富んだキャストも出揃った。
宅間「戸田さんと松くんと静ちゃんは早い段階で決まっていて、『じゃ、どうしようか?』というところからの脚本の発想もありました。松くんとは、劇団EXILEで僕の『歌姫』を演ったときからの付き合いで、『一緒にやりたいね』という約束がやっと実現して。個性的なキャストが揃いました」

 

姉弟漫才師・虹色渚ゴローとマネージャーを務める実弟、生き別れた渚の娘……少しずつ明かされていく家族の“ひみつ”を通じて、姉と弟、母と娘、地域の人々が紡ぐ、溢れる愛を描いた純愛物語となった本作。
宅間「“ひみつ”にも繋がる、ずっと書きたかったテーマがあって。それをどの視点で描くか? どうエンタテインメントに落とし込むか? というところですごく悩みました。うまく表現できているといいんですけどね」

 

また、エンタテインメント・プロジェクトとしてライブの楽しさを追求した、お客さんとのふれあいを重要視しているのもタクフェスの特徴。
宅間「公演を重ねて、こちらの取り組みで、見る側の気持ちも変わると感じています。そこを理解してお祭り感を楽しんでくれる演者が集まっているし、お客さんにも『距離が近いよね』と思ってほしくて。『ここはみなさんに楽しんでもらう場ですよ!』というのを感じて、楽しくて笑ってたら泣けちゃった、みたいなのが一番いいなと思ってます。学生さんとか、芝居を見たことのない人も気楽に遊びに来てほしいですね」

 

インタビュー・文/フジジュン

 

※構成/月刊ローチケHMV編集部 9月15日号より転載
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掲載誌面:月刊ローチケHMVは毎月15日発行(無料)

ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

 

【プロフィール】
宅間孝行
■タクマ タカユキ ’70年7月17日、東京都出身。’13年、「タクフェス」を立ち上げ。役者としてドラマや映画に多数出演する一方、脚本・演出家としても活動。

 

【公演概要】
タクフェス第5弾『ひみつ』

日程・会場:
10/19(木)19:00 鹿児島市民文化ホール 第2
10/24(火)18:30 石川・北國新聞赤羽ホール
10/26(木)18:30 富山県教育文化会館
10/28(土)14:00 新潟・りゅーとぴあ・劇場
10/31(火)~11/12(日) 東京・サンシャイン劇場
11/19(日)14:00 山口・周南市文化会館
11/24(金)~26(日) 愛知・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
12/1(金)・2(土) 北海道・道新ホール
12/6(水)~10(日) 大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

作・演出:宅間孝行
出演:
戸田恵子/福田沙紀/武田航平、赤澤燈、岡本あずさ/
山崎静代(南海キャンディーズ)、東風万智子/松本利夫(EXILE)/越村友一、
益田恵梨菜、三谷翔太(Wキャスト)、松本純青(Wキャスト)/ベンガル/宅間孝行