©Emmanuel Burriel
独自のスタイルで現代サーカスシーンを築いたカナダ・ケベック州発の現代サーカスカンパニー、マシーン・ドゥ・シルクが来日! 2人のパフォーマーが飛翔と落下の間で紡ぐ、詩情あふれるスペクタクル『ゴースト・ライト』を「せたがやアートファーム2024」のプログラムの一環として、世田谷パブリックシアターで上演する。
驚きと笑いが交差するパフォーマンスで熱狂を巻き起こした
マシーン・ドゥ・シルクが6年ぶりに来日
マシーン・ドゥ・シルクは、「シルク・ドゥ・ソレイユ」
「シルク・エロワーズ」「セブン・フィンガーズ」といった数々の名門カンパニーを輩出してきた現代サーカスのホットスポット、カナダ・ケベック州を拠点に活動する現代サーカスカンパニー。
2013年設立とまだ若いカンパニーだが、多くの受賞歴を持つ才能あふれるパフォーマー陣を擁し、高度なサーカステクニックに音楽や演劇のパフォーマンス、テクノロジーの要素を巧みに組み合わせた革新的な作品を創作している。これまでの公演数は世界中で1000回を超え、カナダ国内のみならず、国際的にも高い評価を得ている。
2018年の初来日時には、カンパニーと同名の作品『マシーン・ドゥ・シルク』を各地で上演。
度肝を抜くスリリングでパワフルなアクロバットに、爆笑をさらうコメディタッチのパフォーマンスや生演奏の音楽などで観客を魅了し、日本中に現代サーカスの魅力を印象づけた。
今回6年ぶりの来日で、マシーン・ドゥ・シルクが世田谷パブリックシアターへ初登場を果たす。
ティーターボード(シーソー)のみのシンプルな舞台で繰り広げられる、
2人のパフォーマーによる詩情あふれる超絶アクロバットパフォーマンス
今回上演する『ゴースト・ライト』は、マシーン・ドゥ・シルクの中でも人気の「ティーターボード(シーソー)」のスペシャリストで、サーカスアーティストの登竜門と言われる「FestivalMondial du Cirque de Demain」で金賞を受賞した、マキシム・ロレンとユーゴ・ダリオによってうまれたデュオ作品。
舞台の中心に置かれた回転するシーソーのような器具、ティーターボードでは、板の片側に一人のパフォーマーが、反対側にもう一人が立ち、板を反動させることで高い空中でのジャンプやさまざまなアクロバット技術を組み合わせたパフォーマンスを行う。
まるで無重力かのように、身体ひとつで高く軽やかに飛翔する陶酔感と、一方で飛び上がったら必ず落下するという避けがたい宿命の中で、二人は密接に連携し、それぞれの動きやタイミングが完璧に合わさることで、息をのむような見事な技の数々を繰り出す。
卓越したアクロバットに幻想的な光やアップビートな音楽を織り交ぜた魅惑的なパフォーマンスで、
子どもから大人まで世代を超えて楽しめる、夏休みにぴったりのノンバーバルシアターが7月上演!
せたがやアートファームとは
「せたがやアートファーム」は、世田谷パブリックシアターが2024年より新たにスタートする夏の
アートフェスティバル。期間中は、劇場がアートで満たされた「農園」となって、演劇・ダンス・音楽・サーカス・落語などのパフォーマンスやワークショップといった、子どもと大人の垣根なく誰もが楽しむことのできるさまざまな催しを開催する。