韓国で社会現象を起こした『ミセン』をホリプロ×韓国クリエイター陣が世界初オリジナルミュージカル化!韓国・ソウルで開催されたリーディング・ワークショップに潜入したメイキング「『ミセン』Road to World Premiere vol.1」がホリプロステージ公式YouTubeチャンネルで公開された。
人生は“未完生”だから面白い。
現代社会に生きる全ての人へ贈るリアルな物語
韓国のみならず、日本でも2016年にリメイクドラマが放送され、さらには、第20回文化庁メディア芸術祭で、マンガ部門 優秀賞を受賞している原作漫画「ミセン」が世界で初めて舞台(ミュージカル)化される。クリエイター陣は、脚本・歌詞をパク・へリム、音楽をチェ・ジョンユン、演出をオ・ルピナが担当。ホリプロとして初めて韓国のクリエイター陣とオリジナルミュージカルを創作する。
ミュージカルの創作にあたり、ソウルで行われたワークショップの映像が公開となった。まさに、作品が創り上げられていく過程がどのようなものか、クリエイター陣のインタビューや、ワークショップに参加した韓国の錚々たる俳優陣からのコメントなど、普段は観ることのできない貴重な映像となっている。
ここから、どう作品がブラッシュアップされ完成していくか、2025年1月、世界初演を劇場で体感して欲しい。
作品メイキング動画詳細
『ミセン』Road to World Premiere
vol.1 リーディング・ワークショップ in Seoul
韓国で社会現象を起こした『ミセン』をホリプロ×韓国クリエイター陣が世界初オリジナルミュージカル化!韓国・ソウルで開催されたリーディング・ワークショップにカメラが潜入!
あらすじ
主人公のチャン・グレは子供の頃から囲碁のプロ棋士になることを目指し厳しい修練を重ねてきたが、囲碁のプロ棋士になる夢を諦めざるを得なくなり、社会に放り出されてしまう。
特別な学歴やスキルがない彼は、働くことに対して強い不安を抱えながらも、知人の紹介で大手貿易会社「ワン・インターナショナル」のインターンシップに参加することとなる。
入社早々、グレは厳しい現実に直面する。熾烈な争いを勝ち抜いてきたエリートばかりの同期インターンたち。企業社会での経験が皆無のグレは、明らかに遅れを取っている。エリート街道を歩んできたアン・ヨンイや、地方出身で努力家のハン・ソギュル、学歴もありプライドも高いチャン・ベッキ、といった個性的なメンバーが揃い、それぞれが異なる課題に直面しながらも競い合っている。
グレが配属された第3課は会社では日陰の存在。この課を率いるのが、情熱と人間味あふれるオ・サンシク課長。オ課長は、表向きはぶっきらぼうで口が悪いものの、部下たちを思いやり、仕事に対する強い誇りを持つ姿は、「会社員としての生き方」をチャン・グレに教えていく。彼の指導の下、グレは自分の経験や囲碁で培った戦略的思考を仕事に応用し、少しずつ成果を上げていく。インターン生たちもそれぞれの試練を乗り越え、個々の成長だけでなく、互いに支え合いながら成長する重要性を学んでいくことになる。
「ミセン」は、企業を舞台にした物語でありながら、企業内での出来事を通じて社会全体の縮図を描き出している。働くことの意味、人間関係の複雑さや仲間との絆、個々の成長と葛藤がリアルに描かれ、登場人物たちがさまざまな社会的な課題に直面しながら人生を選択していく。企業という社会で繰り広げられる物語は、観客の共感を呼び、働き生きることについて深く考えさせられる。