11月13日(水)東京・新宿シアタートップスにてアナログスイッチ21st situation「寝不足の高杉晋作」が開幕。初日は満員御礼、客席は暖かな笑い声に包まれた。
2023年5月東京・吉祥寺シアターにおいて、19th situation「信長の野暮」が大好評を博し、2024年3月上演の20th situation「幸せを運ぶ男たち」ではチケット発売間もなく完売となり話題を呼んだアナログスイッチ。第21回本公演は二年半ぶりとなる完全新作だ。
客演に「信長の野暮」「幸せを運ぶ男たち」に続き元Candy Boyの奥谷知弘、2.5次元作品を中心に活躍し凛とした佇まいの中に迫力のある演技に定評のある田鶴翔吾、ミュージカル界の注目株である永利優妃、小劇場を中心に幅広く活躍する橘花梨、新進気鋭女優の上杉柚葉と個性溢れる魅力的なメンバーが揃った。
開幕に伴いキャストコメント&舞台写真が到着!
物語の舞台は、慶長2年(1866年)下関のとある木賃宿。
小倉戦争の真っ只中、忽然と戦場から姿を消した高杉晋作。
隊士達の心配をよそに、晋作は妾のおうのと宿でごろごろ。
弟子の田中顕助はなんとか晋作を戦場に連れ戻そうと、晋作の本妻・お雅や坂本龍馬を宿に呼び寄せる。
龍馬は晋作に熱く語りかけて懸命に説得するも頑なに宿を動かない晋作。
坂本龍馬の作戦は……なんと幽霊と糸電話!?
開幕コメント
主演・奥谷知弘 コメント
お客さんの笑い声や拍手に救われ最高の幕開けでした。毎度アナログスイッチさんの作品はお祭りが始まったような感覚になるのは僕だけでしょうか?2年半ぶりの新作にこうして真ん中を張らせていただきありがたい限りです。今回座組のみんな口を揃えて「痺れる」と言っています。すでにご観劇いただいた方は察すると思うのですが、それはとある仕掛けやキーアイテムが関わってるからです。笑い要素がふんだんにあるのはもちろん今回は笑いだけじゃない。歴史の史実をなぞらえながらのドタバタコメディを是非劇場で。心からお待ちしてます。
田鶴翔吾 コメント
初日は正直言うとかなり緊張しましたー。肌もピリつくほどに。乾燥なのかな?そもそも後から出てくるっていうのが緊張するんですよねー。最初一発目っていうのも緊張するけど…。要するに僕、緊張しいなんですよ。だけど!龍馬として楽しく全力でぶつかって驚いて叫んでいきたいと思います!それでこそ坂本龍馬やと思うので!この舞台楽しいし!やからみんなに見てほしいです!
この温度感は劇場でしか味わえないので!是非!
佐藤慎哉 コメント
幸せな初日を迎えることができました。たくさんの方に笑っていただきたいです。
17日まで公演が続きますが、キャストスタッフ一同千秋楽まで駆け抜けます。
今回の物語は高杉晋作が残した二つの唄から着想を得ました。
「三千世界の鴉を殺し、主と朝寝がしてみたい」
「面白きこともなき世を面白く」
武士の建前が重んじられた時代に、人間臭さを感じさせる高杉晋作が僕は好きです。
どうぞ笑って、少しでも「面白きこともなき世」が「面白く」なれば幸いです。