ファンタジーゲームは大好きなので即やりたいと思いました!
『聖剣伝説』シリーズの3作目として、1995年に発売されたアクションRPG『聖剣伝説3』。そのフルリメイク版『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』が初舞台化。3月・4月に東京と大阪で上演される。マナの力を利用し世界征服をたくらむ勢力の争いに巻き込まれながら、必死に運命に抗う6人の若者たちの旅立ちと試練の物語だ。魔法王国アルテナの理の女王役で、本格的舞台に初挑戦する
最上もがに、5年ぶりの俳優復帰の心境などを聞いた。
「私、お芝居はすごく好きなんですけど、舞台は台詞を覚える自信がなくて、苦手意識がすごくあったんです。過去に一度だけ出演した舞台は、ほとんどの出演者が芸人さんで、私は友情出演のような感じでしたし。オファーをいただいたときは、“え!出ていいのかな?”というのが最初の心境でした。でも、元々ファンタジーゲームはすごく好きなので、即やりたい!と思いました。娘を出産して3年間、あまり表に出る仕事をしていなかったので、新しい挑戦だなと」
今作では、理の女王と娘のアンジェラ王女の母娘の葛藤も描かれ、母親役にも初挑戦する。
「理の女王はある理由があって、娘のアンジェラに対して冷たく接するんです。ずっと自分の娘として見ることができない期間があって、かわいそうな人だなと思いました。私が、今一番悲しいのは、娘の成長をちゃんと見られないことなので。娘を持つ母親という共通点があるので、理の女王の心に寄り添って、母親の心情を出せたらなと思います」
女王の存在感を出すための役作りは、すでに始めているそうで…。
「毎晩、娘に本を読み聞かせしているんですけど。女王様が出てくる絵本があって、理の女王っぽく読んでみてます(笑)。威厳があるどっしりした感じをちょっとずつ声を変えて試してみて、娘に聞かせています」
2.5次元作品にも今作が初挑戦。
「娘のアンジェラ役の飯窪春菜ちゃんは長年の友人で、一緒に『HUNTER×HUNTER』の舞台を観に行ったんですけど。推しキャラのシャルナークが登場したら“本物がいる~!”ってテンションが上がって、これはハマるなと(笑)。2.5次元の舞台は世界観をすごく大事にして徹底的にキャラに入るのがすごくかっこいいし、自分もそうありたいから、理の女王として、冷たく、淡々と、めちゃめちゃ偉そうに演じようと思ってます(笑)。それが、すごく楽しみでもあり、プレッシャーでもあります。本番までに少しずつ正解を模索していきたいと思っています」
初めて尽くしの舞台でどんな新しい最上もがを魅せてくれるのか?
「母親になっての大きなチャレンジなので、すごく緊張しています。世界観も素晴らしいですし、観た人全員が笑顔で帰れるような舞台にしたいと思っていますので、ぜひいらしてください!」
インタビュー&文/井ノ口裕子
Photo/山本倫子
【プチ質問】Q:手土産を選ぶポイントは?
A:個包装のものを選びます。私はグルテンフリーをしているんですけど、そういう方でも食べられるものをできるだけ選ぶようにしています。好みがわからない人も多いので2パターン用意します。あとは私がライブで差し入れしてもらったときに、その場で食べることができなくても持って帰りたいなということも多かったので、持ち帰れるものがいいなって。もう一つポイントは、手が汚れないのもの大事ですね。
※構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載
※写真は誌面と異なります
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【プロフィール】
最上もが
■モガミ モガ
アイドルグループ「でんぱ組.inc」で芸能界デビュー。’17年にグループ脱退後はさまざまなメディアでマルチに活動中。