
©NITRO PLUS・EXNOA LLC/ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会
何度もおかわりしたくなるような
ライブを目指します
今年1月に開催された「刀剣乱舞 大本丸博 2025」内、ミュージカル『刀剣乱舞』(以下、刀ミュ)本丸ステージにて発表となった「江 おん すていじ ぜっぷつあー りぶうと」。
2023年12月から2024年1月にかけて上演された「江 おん すていじ ぜっぷつあー」が“りぶうと”する。大本丸博での発表を任された五月雨江役・山崎晶吾は、「皆さんがすごく喜んでくださったのが嬉しかったです。自分たちがやりたかっただけではなく、待っていた方々がいてくださったんだと思えました」と笑顔を見せる。
「江 おん すていじ ぜっぷつあー」は、刀ミュ初となるスタンディングライブで国内6都市のZeppを巡り、各地で好評を博した公演。刀工・郷義弘によって打たれた刀剣“江”の刀剣男士を中心とした8振りが、歌やダンス、日替わりネタなどのパフォーマンスを披露して観客を沸かせた。
「Zeppでのツアー、めちゃくちゃ楽しかったです!手を伸ばせば触れられるような距離から、最前列のお客様がステージを見ていて。僕は初めてライブハウスのステージに立ったのですが、お互いの熱量を間近で感じ合える濃い空気感がありました。キャストも“全員で良いものを作ろう!”という意識と役の解釈が共有できていましたし、劇団のような団結力がありましたね。それぞれの個性や長所をみんなが知っているので、良い方向に進めていける。プライベートからも相性が良いメンバーなんです。みんな穏やかで優しくて、平和(笑)。ツアー中はずっと笑っていた気がします。みんなで“またやりたいね”と話していたので、このメンバーで再び集まれることが嬉しいです」
山崎の演じる五月雨江は、2021年に上演された「東京心覚」から刀ミュに登場。原案である「刀剣乱舞ONLINE」(DMM GAMES/NITRO PLUS)でも登場したばかりの刀剣男士だったこともあり、当時は役作りに苦戦したと明かす。
「ずっと出たいと思っていたシリーズだったのですが、いざ稽古に入ると“ちゃんとやらなくては”と固くなってしまって。演出の茅野イサムさんから“敷かれたレールだけで芝居するな”と喝を入れていただきました。原案を大事に思うことはもちろんですが、自分でも深く掘り下げていく作業やチャレンジしていく精神を学びました。茅野さんや刀ミュのスタッフさん、そして“江”の刀剣男士キャストを始めとする仲間たち。たくさんの方に助けていただき、今の刀ミュの五月雨江があると思っています。『刀剣乱舞』はそれぞれの本丸があることが面白いところ。僕が演じるのは刀ミュの本丸に顕現した五月雨江なので、刀ミュでのこれまでの出会いや出演経験が、彼の成長につながっているのではないかなと思います」
心強い仲間たちと共に再びZeppに出陣。“りぶうと”として、新たな要素も盛り込まれるという。さらにはマレーシアでも公演予定。
「別作品で海外公演を経験しているのですが、お客様の歓声と熱気がすごかった記憶があります。今回はライブで国内でも熱量を受け取っていますが、海外でも国内に負けないものを交わしたいですね。“りぶうと”では、自分たちが楽しむ以上にお客様にも喜んでいただきたい。足を運んでくださった方が“自分のためにライブをやってくれたんだ!”と思えるくらい、大きな満足感を持っていただけたら素敵だなと思っています。お腹いっぱいの内容になるかと思いますが、何度もおかわりしたくなるようなライブを目指します。楽しみにしていてください!」
インタビュー&文/片桐ユウ
※山崎晶吾の「崎」は「たつさき」が正式表記
【プチ質問】Q:手土産を選ぶポイントは?
A:なるべく日持ちしないものを差し入れます。たい焼きは自分も好きだし、温かいうちに食べてもらえるのでよく手土産にします。
※構成/月刊ローチケ編集部 4月15日号より転載

掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
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【プロフィール】
山崎晶吾
■ヤマザキ ショウゴ
ミュージカル「刀剣乱舞」をはじめ、多くの2.5次元舞台に出演。
※山崎晶吾の「崎」は「たつさき」が正式表記