舞台『刀剣乱舞』最新作は初登場の刀剣男士も続々！

名立たる刀剣が“刀剣男士”と呼ばれる個性豊かな男性キャラクターとして登場し、歴史上の戦場を駆けめぐりながら部隊を編成・育成していくシミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」。女性を中心に人気を集め、世に刀剣ブームをも巻き起こした超人気コンテンツだが、それを原案とする舞台『刀剣乱舞』も、’16年の初演以来、常に高い注目を集める大人気シリーズだ。5作目となる最新作は、三日月宗近や山姥切国広をはじめとする十二振りが登場。初登場となる鶯丸役の前山剛久、大包平役の加藤将は、今作に向けてやる気も十分。

前山「これまでの作品は劇場で観たのですが、殺陣がめちゃくちゃカッコいいし、ストーリーも毎回驚きの展開で。キャストの皆さんの作品愛もすごく感じますし、そこに自分が入れるのが、嬉しいです」

加藤「大包平は見た瞬間に『これだ！』と思ったキャラクター。そんなふうに思う役柄を演じる機会はなかなかないと思うし、僕は初めてなので本当に嬉しいです！」

原作でも繋がりの深さが描かれる鶯丸と大包平。演じるふたりはこの取材が初対面となったが、加藤の人懐っこさに前山も笑顔だ。

前山「ゲームをしていると、鶯丸って大包平が本当に大事なんだなと感じます。舞台の上でもその関係性は意識していたいですね。稽古場で“加藤将観察日記”を描こうかな（笑）」

原案のゲームではキャラクターの動く姿がないため、動きなどヒントは少ない。

加藤「自分でつくる部分や膨らませる部分がたくさんあると思います。僕は鈴木拡樹さんの三日月宗近を観て『本物がいる』と思ったんですよ。なので見本となる先輩からどんどん吸収していきたいです」

公演を重ねるごとにファンの期待値が上がる人気シリーズ。そこに向き合うふたりは真摯だ。

加藤「大包平はストイックに鍛錬するイメージのキャラ。僕もそうやって稽古するつもりです！」

前山「今作も絶対に楽しんでもらえるよう、鶯丸をまっすぐにつくっていきたいです」

インタビュー・文／中川實穗

※構成／月刊ローチケ編集部　4月15日号より転載

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【プロフィール】
前山剛久
■マエヤマ　タカヒサ　’91年、大阪府生まれ。最近の出演作は「御茶ノ水ロック」（テレビドラマ・舞台）など。

加藤将
■カトウ　ショウ　’92年、兵庫県生まれ。最近の出演作はミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンなど。