舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-毛利亘宏&久保田悠来 インタビュー

左:久保田悠来 右:毛利亘宏


平成仮面ライダー初の演劇作品化は呉島貴虎の過去・未来!

 

平成仮面ライダーシリーズ第15作『仮面ライダー鎧武/ガイム』に登場した仮面ライダー斬月(呉島貴虎)を主役とした舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-が上演となる。呉島貴虎役はTVシリーズから引き続き久保田悠来が演じ、TVシリーズや映画の脚本を一部手掛けた毛利亘宏が本作の脚本・演出を担当する。

久保田「舞台の制作が決まるやたくさんの反響を頂き、あらためて『仮面ライダー鎧武/ガイム』の人気に驚かされました。さらに、今回は斬月に焦点を当てた物語ということで正直プレッシャーが……(笑)。ニヒルでリアリストな貴虎が次第に感情をこぼしていく。そういう人間としての甘さが貴虎の魅力じゃないかと思っています」

毛利「個人的に『仮面ライダー鎧武/ガイム』は世界を巻き込む危機を丹念に描きながら、壮大な世界観へと展開していった異色の仮面ライダーシリーズだと思っていて、その舞台版で斬月をメインに置くのは必然だなと感じています。強くてミステリアスでかっこいい。だけど、人間的な弱さもある。人間ドラマを描く上で久保田さん演じる呉島貴虎が適任でした」

画期的なドラマ展開で人気のシリーズだっただけに、舞台版でもその内容が注目されている。

毛利「久保田さんから『貴虎の過去が見られたら』という提案をいただき、貴虎の過去と未来がクロスオーバーする物語を描こうとしています」

久保田「貴虎は最初から物語の鍵を握っていた特異な存在だったので、僕自身、貴虎の過去がとても気になっていたんです。また、TVシリーズのエピソード0から描かれるので、初めて『仮面ライダー鎧武/ガイム』に触れる方も十分楽しめる舞台になると思います」

本作は3月9日(土)から東京・日本青年館ホール、京都劇場にて上演となる。

久保田「平成の最後に、平成仮面ライダーシリーズ初の演劇作品化というのは感慨深いですよね。目の前に登場するキャラクターたちを見ながらまたTVシリーズや映画を振り返っていただけたらと思います」

毛利「今回は演劇なので、人間ドラマを楽しみつつ、目の前にヒーローが現れる興奮を存分に味わってください!ヒーローショーではない演劇作品としての仮面ライダーの舞台……お楽しみに!」

 

平成仮面ライダー初の演劇作品化は呉島貴虎の過去・未来!

 

インタビュー・文/大宮ガスト
Photo/矢野寿明

 

※構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載
※写真は本誌とは異なります

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【プロフィール】
毛利亘宏

■モウリ ノブヒロ 脚本・演出家。劇団少年社中の主宰で、劇団以外にも多くの作品に参加。仮面ライダーシリーズの脚本も多数執筆。

久保田悠来
■クボタ ユウキ ’07年に舞台デビューして以降、特技の殺陣やダンスを活かして数々の舞台に出演。映像作品にも
多数出演。