「錆色のアーマ」新作 佐藤大樹 インタビュー

佐藤大樹が“逆2.5次元舞台”に再び挑む!


漫画やアニメ、ゲームなどを原作とする2.5次元舞台。2年前、その流れを逆にした“逆2.5次元舞台”が誕生した。EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBEでパフォーマーとして活躍する佐藤大樹と、声優として活躍する増田俊樹がW主演を務める「錆色のアーマ」。舞台を原作にメディアミックス展開をしていくというものだ。

佐藤「逆2.5次元は世界初のことでしたし、自分がつくるキャラクターの仕草や口癖、必殺技の出し方……その全てが原作になるということは意識していました。そのぶん役への親心のようなものも強く芽生えました」


特に大切にしたのは武器の持ち方。

佐藤「“アーマ”とタイトルに入っているだけあって、出てくる武器が個性豊かで。僕の演じる孫一(まごいち)のアーマは剣でも銃でもあるんです。その使いこなし方は研究に研究を重ねました」


逆に孫一という役柄に関してはすぐにつかめたのだそう。

佐藤「ビジュアルとアーマのイラストを見せてもらったときに『こういう感じかな』とイメージしたのですが、いざ脚本をもらってみると自分が想像した通りのキャラクターで。読み合わせの段階で演出の元吉(庸泰)さんに『もうつかんでるね』と言われました。雑賀衆(さいかしゅう)のリーダーという部分も、当時FANTASTICSのリーダーとして活動し始めた頃だったのでリンクする部分がありました」


W主演を共に務める増田の印象を聞いてみると「声」を挙げた。

佐藤「普段パフォーマーをしているので僕は身体で先に表現するところがあるのですが、声優として活動されている増田さんは逆で。目を閉じても、今どこにいるのか、どういう気持ちなのか、伝わるんです。そういう真逆なふたりがW主演なのが面白いと思います」


初演では
「2.5次元舞台に出るのも初めてで、座長も初めてで。共演者の皆さんは普段から2.5次元舞台の経験も多い方ばかりでしたし、プレッシャーはありました」と明かした佐藤。そこをほどいてくれたのは劇中同様、雑賀衆の面々だった。

佐藤「どんどん仲良くなって、いろんな話をして、気負わなくてもいいんだと思えるようになりました。今もよくご飯に行くんですよ。今回はこの関係性で作品を始められるのが嬉しいです」

 

 

インタビュー・文/中川實穂

 

※構成/月刊ローチケ編集部 3月15日号より転載

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【プロフィール】
佐藤大樹

■サトウ タイキ ’95年、埼玉県出身。EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBEのパフォーマー。俳優としてもマルチに活動中。