写真左より)今井俊斗、三井淳平、木津谷泰勇
人の精神に干渉する特殊なマイクで、言葉で戦う世界を舞台にラップバトルを展開する大人気の舞台、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage(通称ヒプステ)。その新作公演『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Fling Posse & 麻天狼 feat. 鬼瓦ボンバーズ & D4》が、3月27日(金)より上演される。今作では、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”とシンジュク・ディビジョン“麻天狼”の新たなD.R.Bに向けたストーリーが描かれる。2024年の公演から“Fling Posse”のメンバーとして出演している、飴村 乱数役の三井淳平、夢野 幻太郎役の今井俊斗、有栖川 帝統役の木津谷泰勇。チームワーク完璧な3人が、ヒプステの魅力やチームの絆、役作りなどについて語ってくれた。
――まずは、みなさんが思うヒプステの魅力から教えていただけますか?
三井 キャストもスタッフもカンパニー全員が、ヒプステという作品に強いプライドを持って関わっているなと感じます。ラップバトルをする作品なので、自分たちのチームが一番輝かなきゃいけない、お客様に支持されるために頑張るぞっていう、キャストそれぞれにチームを背負っているという認識が色濃くあるような気がして。本気で戦っているからこそ、多くのお客様が観に来てくださるのかなと。それがひとつ魅力につながっているんじゃないかなと思います。
今井 作品として勝ちにいこうという意味で、演出の植木豪さんが「これ勝てるから、みんなでぶちかまそうぜ!」みたいな鼓舞の仕方をしてくれるんですけど。言葉を武器として戦っているこの作品らしいなと感じますし、ヒプステはキャストもスタッフも全員が特に熱くて、やっぱりそれが魅力だなと思っています。
木津谷 僕は、舞台に出演するのはヒプステが初めてなので、他の作品の温度感がわからないんですけど。スタッフもキャストも全員が、常に“すごいものを見せてやるぞ”って、モノ作りに対してすごくアグレッシブ。だから、演出も映像も音響もすべてに毎回驚かされます。キャストもそれぞれが役をブラッシュアップしてくるので、常に新しい面を見せてくる。お互いに切磋琢磨し合いながら成長できている作品だからこそ、熱さがあるんだと思います。初出演作がヒプステで良かったです。

――ポップで愛嬌のあるパフォーマンスが人気の、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”の特徴と魅力はどんなところですか?
三井 シブヤは、メンバー各々の性格も楽曲も、色とりどりのおもちゃ箱みたいで楽しい。お客様も一緒になって楽しめるのが、シブヤのライブの魅力なんだなと、ライブツアー(2025年11月~12月『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Division Jam Tour》vol.1)を回って感じました。あとは旅路の中で、グラデーションのように変わり深まっていくチームの絆も、大きな魅力のひとつですね。
今井 乱数はデザイナー、幻太郎は小説家、帝統はギャンブラーっていう、一見ぜんぜん相容れない感じなんですけど、各々がすごく自由で。その自由さが明るいポップなイメージや、チームの魅力にもつながっているなと思います。“Posse”の魅力は“自由さ”ですね。
木津谷 3人ともとても個性が強いキャラクターなので、その個性がクセになるチームだと思います。演じている僕も、クセにハマっちゃっているところがあるので、そこは“Fling Posse”というチームの魅力かなと思っています。
――それぞれ演じているキャラクターはどんな人物ですか?また、役作りなど演じる上で大切にしていることは?
三井 乱数はデザイナーで、カワイイものや面白い世界が大好きな、ポップでキュートなキャラクターです。リリックや彼の一挙一動に、ファッション性とかセンスがきらりと光っていて、ビジュアルもすごく可愛らしいんですけど、それだけではないのが彼の魅力。見せている部分とは違う裏側の部分がむしろ本質なので、演じる上では苦しみとか憎しみとか乱数の心にある黒を意識していますね。
今井 幻太郎は小説家で、巧みな言葉遣いで嘘をついて相手を翻弄していくキャラクターですが、本質は優しいと思います。幻太郎は常に先の先を考えていて頭の回転が速いけど、素の僕はのんびりしているタイプなので、舞台上では頭の回転を速くするように努力しています。
木津谷 帝統は一寸先も考えていないくらいのギャンブラー。でも、彼にも生い立ちや、いろいろ抱えているものがあって。帝統のそういった一面も表現できるように向き合っています。僕も普段から迷ったら即行動タイプで、「明日死んでも後悔がないように生きよう」というのが人生のテーマなので、帝統と似ている部分があると感じています。

――お互いから見て、それぞれキャラクターにハマっていると思いますか?
三井・今井・木津谷 ハマっていると思います!
木津谷 淳平演じる乱数に舞台上で見つめられると引き込まれる。
三井 嬉しいです。泰勇もぴったりですよ(笑)。
――ヒプステで共演を重ねてきて、実際の3人の関係性や雰囲気はどのような感じですか?
木津谷 リーダーの乱数役の淳平は、3人でプライベートで何かするときも、中心にいて決めてくれます。
三井 3人とも仕切らないタイプだから、仕方なく僕が決めるというか(笑)。
木津谷 ご飯にいったりすると、僕がウェイウェイしているのを見て、二人はケラケラ笑ってる。
今井 洗濯で例えると…、淳平くんが洗濯機で、泰勇くんが洗剤で、僕が柔軟剤なんですよね。洗濯は、洗濯機がないと始まらないから。洗剤の泰勇くんがムードメーカーになってくれて。僕は…あの、添えてます(笑)。
木津谷 香りづけみたいな?(笑)
今井 ハハハハ。二人には助けられています。バランスがいいんですよ、無理がなくて。
三井 俊斗は、癒し系ですから(笑)。
木津谷 3人の時間が好きで集まっている感じはありますね。
三井 ヒプステで出会って2年、僕らの関係もどんどん深まって熟成していっていますね。

――今作で、楽しみなことは?
木津谷 シブヤらしいパフォーマンスを見せていけたら、ファンの方々により楽しんでいただけるものにできるのかなと思っているので。今とてもワクワクしています。
今井 だから、バトルがすごく楽しみです!
三井 シンジュク・ディビジョン“麻天狼”リーダーの神宮寺 寂雷は、乱数にとって切り離せない存在なので、今回しっかり相対して共演できることが楽しみです。アサクサ・ディビジョン“鬼瓦ボンバース”と“D4”に関しても、乱数はどちらのチームとも関係性があります。“Fling Posse”として物語を進められることに、責任と期待を強く感じています。
取材・文/井ノ口裕子
写真/篠塚ようこ
ヘアメイク/北崎実莉、櫛引桃奈
スタイリング/MASAYA(PLY)
<衣裳>
三井淳平:ジャケット、フードジャケット以上2点共に(ROOP TOKYO)、デニム(KISAKIseto)/
今井俊斗:デニム(TOMWORKS)/木津谷泰勇:ニット(Theater code)
※その他スタイリスト私物
