『グノーシア ザ・ライブプレイングシアター』|設楽銀河&生田 輝&松崎史也 インタビュー

写真左から)生田 輝、設楽銀河、松崎史也

“これまで見たことのない『グノーシア』”を見せられる

人気インディーゲームを原作としており、2025年にはTVアニメも放送された『グノーシア』が舞台となってよみがえる。今作で演出を担当するのは、アニメでも人狼監修として携わっていた松崎史也だ。

松崎 「『グノーシア』は、元々クオリティの高さから口コミで広がっていったという背景を持っているので、僕としても作品に対して共感やリスペクトがありました。その上でアニメのスタッフとして参加させていただき、完成するまでの過程を見ていたので、作品の面白さを舞台でも実現できたらと思っています」

本作でセツを演じる生田 輝は、出演が決まる前からアニメを観ていたと語る。ユーリ役・設楽銀河も作品に対して、他とは違った空気を感じたそうだ。

生田 「人狼ゲームをベースにした作品と聞いていましたが、本当に毎週『どうなるんだろう?』と思えるような終わり方で。あと魅力的なキャラクターが次々と出てくるので、毎回楽しんで拝見していました」

設楽 「『グノーシア』からは『これが俺たちの作品だ!』という、作り手の意志を感じていて。話数を重ねるごとに引き込まれていくし、この作品でしか得られないものがあることを実感しました」

『グノーシア ザ・ライブプレイングシアター』でおこなわれる会議パートは、全ステージがアドリブ。原作再現を求められる2.5次元舞台では、かなり珍しさを感じる構成だ。

生田 「松崎さんが演出を手がけるということもあり、『もしかしたらそうなるんじゃないか』と想像していました。なので今でもゲームをプレイしたり、アニメを見返しながら、自分の中にセツをインストールしていかなきゃと思っていますし、役者としては、どれだけ役を落とし込めるか試されているんだろうなと。これまでいろんなことを経験させていただきましたが、『この先の役者人生でもうないかもしれない』と思えるくらい、貴重な体験だと感じています」

設楽 「僕ら役者は、歌やダンス、アクロバットなど、仕事でさまざまなことにチャレンジしているんですけど、“人狼”って先ほど挙げたものとは全く別のスキルが必要だと思っています。ただ普通に人狼するだけではなく、お客さんが見ていて楽しめるものにしていく必要があるんですよね」

生田 「役を演じるというよりは、役にならなきゃいけないんだろうなと思っていて。本番が楽しみでもあり、『どんな舞台になるんだろう?』って感じだよね」

本作では、乗員(村人)・グノーシア(人狼)・エンジニア(占い師)といった役職が存在する。公演中にやってみたい(参加するならやってみたい)役職についても聞いてみた。

松崎 「乗員ですね。何者でもないからこそ面白いし、一番考えないといけない役職なんですよ」

設楽 「僕は留守番(共有者)ですね。人間ということが確定している役職なので、皆を見ながら『あの人怪しいな』という雰囲気を味わいたいです」

生田 「確かに留守番はホッとするよね。私は実際にプレイしてみて、いろいろと考えながら立ち回ったりするのが楽しいなと感じたのでエンジニアです」

3名による作品への熱意や期待がこちらにも伝わってくる。取材の最後で松崎は、このような言葉を残してくれた。

松崎 「『グノーシア』って、皆さんの心に残り続けるタイプの作品だと思うんですけど、舞台では“これまで見たことのない『グノーシア』”を見せられるものになっています。また演劇が好きな方にとっても新しい体験になると思うので、双方に楽しんでもらえるように座組一同で作っていきます」

インタビュー・文/渡辺美咲
Photo/村上宗一郎

※構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載
※写真は誌面と異なります

掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

【プロフィール】

設楽銀河
■シタラ ギンガ
数多くのミュージカルや舞台に出演。近作はミュージカル『ロミオの青い空』など。

生田 輝
■イクタ テル
俳優、声優として活躍。俳優としての近作は「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The MUSICAL- 遙かなるエルドラド」など。

松崎史也
■マツザキ フミヤ
演出家、脚本家、俳優と幅広く活躍。2018年より『MANKAI STAGE『A3!』』シリーズの演出を担当する。