『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE-vs VARIA partⅡ- 竹中凌平 インタビュー

vsヴァリアー編がついにクライマックスへ!


『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGEが、来年1月からの『- vs VARIA part Ⅱ-』でvsヴァリアー編の完結を迎える。2018年に初舞台化され大好評を獲得した大人気シリーズ。運動も勉強もダメダメで何事もすぐに諦めてしまう、うだつの上がらない少年・ツナこと沢田綱吉役をシリーズ3作通して演じるのは竹中凌平だ。原作とDVDを見返し、身も心も準備万端だという。

竹中「1作目ではいつ(舞台袖に)はけるんだろうというくらいずっとステージに出ていて、マラソンをしているような感覚でした。よく頑張ったと自分を抱きしめてあげたい(笑)。2作目は体力的な余裕はありました。敵キャラクター・ヴァリアーのチームは、みんな個性が強くて身長もあるし見た目も怖くて圧がすごい!ボンゴレチームとの対比が良かったです。前編がとてもいい終わり方だったので、お客様は続きがすごく気になっていると思います」


再現不可能と言われていた激闘シーンも、プロジェクションマッピングなどを駆使しダイナミックに表現。今作でもさらにパワーアップしそうだ。

竹中「原作を見ていて、これはどうやって表現するんだろうと思っていたシーンもすごくて、丸さん(脚本・演出の丸尾丸一郎)らしい表現で全部カッコイイ。ベルフェゴール推しとしては“嵐の守護者”戦は特に印象に残っています。そして前回の締めくくり“雨の守護者”山本とスクアーロの対決は、クライマックスとして素晴らしい戦いでした。今作では修業が続きますが、みんなが熱いバトルを繰り広げ、命を懸けて戦ってくれたその熱を冷まさないように挑みたいです。しかもXANXUS(ザンザス)との戦いはクライマックス。みんなの熱量をさらに超えられるようにできたら最高ですね」


ツナたちとヴァリアーのボンゴレリングを賭けた死闘がいよいよ決着を迎え、期待が高まる。

竹中「どう空中戦を表現するのかも楽しみです。僕のアナログな頭ではワイヤーしか思いつかない(笑)。僕は高い所は大丈夫ですし、吊られたことがないので興味もあります。それにすでにパンイチ(パンツ一丁)もやったのでなんでも来いです。
舞台では、みんながセリフのない場面で不思議なタイミングに突然笑いが起きて、実はそっちでそんな芝居をしてたの?となることもあります。なので観ているお客様も気が抜けませんよ、メインで話しているキャラクター以外も見逃さないようにしてくださいね。丸さんは2.5次元作品が初めてで、最初に『みんなで作っていきたい。2.5次元作品でも人間の熱量を大事にしたい』とおっしゃっていました。だから僕はいつもそれを意識しています。友情や人の熱量、そういう部分がこの作品の一番の魅力で、見どころ満載です」


リボーン役・ニーコからの
「3次元でツナがいたら凌平みたいな感じだろうね」という言葉に力と多くの刺激をもらっている竹中。公演が近づくと今では自然とツナになれるという。

竹中「アニメのオープニングテーマが聞こえてくるとゾワゾワっとします。原作とアニメは必ず見返しますし、それは劇場にいらっしゃる多くのリボーンファンの皆さんも同じだと思います。また、体力づくりの面では、僕は筋肉がつきやすくて、つきすぎてしまうくらいなので、なるべく筋トレをしない事でツナらしさを保つようにしています。リボーンのステージに立つことは本当に気持ちがいいんです。初日の幕が上がってお客様の反応が来るまでは怖いですけど、ダメツナの初演を経て、ツナとして自分の成長した姿をお見せしたいです。皆さんの期待を超えられるように頑張りますので、ぜひ劇場に足を運んでください!」

 

インタビュー・文/谷中理音

 

※構成/月刊ローチケ編集部 11月15日号より転載

掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

 

 【プロフィール】
竹中凌平
■タケナカ リョウヘイ(ドリーヴズ所属) ’93年生まれ、千葉県出身。役者として活躍するほか2019年にはCDデビューしTVアニメ『W’z《ウィズ》』の主題歌を担当、舞台版では主演/ユキヤ役を熱演するなど、幅広く活躍中。