©天野明/集英社 ©『家庭教師ヒットマンREBORN!』 the STAGE製作委員会
【左】ニーコ【右】佐伯亮
ついにリボステ、最終章!
『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGEシリーズ、通称「リボステ」がついに“最終章”を迎える。原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載された天野明による大人気漫画。最終章は二部構成で、リボーンたち“ボンゴレファミリー”の面々が十年後の世界で“ミルフィオーレファミリー”と戦う「未来編」が描かれる。リボーン役はアニメでも同キャラクターを演じるニーコが続投。
ニーコ「“ついにここまで来たか!”という気持ちです。リボステがスタートしたときに“未来編までいけたらいいな”という、漠然とした期待があったので。そこから一作一作、真剣に挑んできましたが、こうして実現出来たのはスタッフさんやキャストの想いと、何より原作、アニメ、リボステのファンの皆さんの応援が積み重なったおかげ。感謝しかないです!」
そのニーコに負けない熱量で今作に臨むのは、入江正一役の佐伯亮。大の原作ファンだという。
佐伯「連載当時は毎週、ドキドキしながらストーリーを追い掛けていました。アニメのグッズで出ていたボンゴレリングをガチャガチャで集めたりもして(笑)。出演が決まったときは、まさか自分が携われるとは……と夢見心地でしたが、ビジュアル撮影を経て“リボステファミリーの一員になれるんだ”と、ようやく嬉しさがこみ上げてきました」
ニーコ「リボステファミリーはニーコにとって誇りで、自慢の人たち。みんなハッピーで温かくて、芝居に対して真摯に取り組む人の集まりだから、佐伯さんもきっと居心地が良いと思う。自分のやりたいことを遺憾なく発揮できる場所だと思うので、ぜひ気構えずに来てください!」
佐伯「はい!ありがとうございます!リボステも全作観ているのですが、バトルシーンは全部違う戦い方を舞台上で表現していて、圧倒されました。今回の戦い方も楽しみですし、入江正一は抜けているところもありつつ、強い覚悟や熱い気持ちを持った人物だと思うので、キーパーソンのひとりとしてしっかり演じていけたら」
ニーコ「入江をはじめ、ミルフィオーレファミリーはとにかく強敵揃い。展開も一つ一つがシリアスだから、アニメの収録時も緊張感が漂っていたことを覚えている。でもめちゃくちゃ強くて見た目も中身も個性的な彼らが、舞台上で生きて動いているところを目の前で見られるのはすごく楽しみ!」
佐伯がニーコに「作品の中で、ニーコさんが最も好きなエピソードは?」と問うと、ニーコは「日常編!天野先生のホッとするようなギャグとキャラクターたちの可愛らしさが大好き。シリアスな場面やバトルシーンを演じるときもそこを原点に持っていて、あの和気あいあいとした日常を取り戻して並盛に帰りたい、という気持ちがあるから頑張れる」と微笑む。今作のエピソードにも通じる軸の一つになりそうだ。
ニーコ「キャラクターたちは平和な“現在”に帰るため、私たちは作品の世界にお客様を連れていくために死ぬ気で挑みます!過去最高の困難に立ち向かっていくエピソードと同様に、カンパニーもいろんなハードルを全員で乗り越えて、全公演をお届け出来るように力を合わせていきます」
佐伯「今まで一ファンとして大好きだった作品。今度は自分が作り手として自覚と責任を持って、良い作品にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします」
この日の対談はリモートで実施。モニター越しの初対面を終えたふたりは「ちゃおちゃお~」と、リボーン風に挨拶を交わしてログアウト。取材ラストまで“REBORN!愛”があふれていた。
インタビュー・文/片桐ユウ
※構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載
掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布
【プロフィール】
ニーコ
■ニーコ ’83年生まれ。モデルや声優、女優、MCやDJなどマルチに活動する個性派アーティスト。
佐伯亮
■サエキ リョウ ’95年生まれ。モデル、俳優として活躍。『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』シリーズをはじめ多くの舞台に出演中。