『最遊記歌劇伝―異聞―』田村心&唐橋充 インタビュー

10年目を迎える大人気シリーズが挑む新たな挑戦

 

峰倉かずや原作の大人気コミックをミュージカル化した『最遊記歌劇伝』シリーズに新ラインが誕生!本編から少し遡り、同シリーズに登場する光明三蔵法師の修行時代が描かれる。主役を務めるのはミュージカル『刀剣乱舞』の陸奥守吉行役も話題の田村心。

田村「オーディションの結果を聞いたときはホントに驚きました。すでに知っている方々もいるので共演するのが今から楽しみです」

 

『最遊記』シリーズには初回から出演し、本作でも烏哭三蔵法師役で出演する唐橋充は、新ラインは歓迎すべき喜ばしいことだという。

唐橋「峰倉先生は凄い方で、どんな小さなことにも意味があるんです。だけど、それを全部は描いていない。でも、演劇だとコマの外側も描けるので、10年かかっても我々はそれをお客さまにお見せしていきたいと思っています」

唐橋演じる烏哭三蔵法師は原作の『最遊記―異聞―』には登場しないキャラクターだ。どのように物語に絡んでくるのだろうか。

唐橋「どうなるんでしょう? 田村さん、教えて?」

田村「僕に聞くんですか?(笑)唐橋さんのほうが詳しいですよね?」

唐橋「そうだね(笑)。せっかく出演できるので、本流を飲み込むような太い作品のスタートにしたいと思っていますけどね」

 

田村にとっては初主演となる本作。原作コミックを読み込み、準備はばっちりのようだ。

田村「峯明は、いつも笑っているんだけど、内に秘めている力は凄くてギャップのあるキャラクター。アクションはどうするんだろうとか、歌はどうやって入るのかなとか、今からワクワクしています」

新キャラも多く登場するだけに、これまでのシリーズとは違う試みもありそうだ。

唐橋「これまでやっていなかったアイデアをやってみるのもいいかも。水を使ったり、空を飛んだり(笑)。まだまだ可能性はあるので楽しみにしていてください」

田村「はじめて観る人も楽しめる作品になると思います。キャストみんなで大切に向き合っていくのでぜひ、応援よろしくお願いします」

 

インタビュー・文/高畠正人
Photo/篠塚ようこ

 

※構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載
※写真は本誌とは異なります

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【プロフィール】
田村心

■タムラ シン ’95年生まれ。東京都出身。ミュージカル『刀剣乱舞』に陸奥守吉行役で出演。

唐橋充
■カラハシ ミツル ’77年生まれ。福島県出身。ミシエル・カーラーとしてイラストを担当した絵本『ナミダロイド』(作・寺井広樹)を出したばかり。