ミュージカル『刀剣乱舞』 〜花影ゆれる砥水〜|長田光平 インタビュー

©NITRO PLUS・EXNOA LLC/ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会

素晴らしい作品を届けるため情熱を注いでいく!

2023年4月から始まる、ミュージカル『刀剣乱舞』 ~花影ゆれる砥水~に出演が決まった長田光平。同シリーズで昨年上演された『江水散花雪』『真剣乱舞祭2022』への出演を経ての本作。まずは今の気持ちを聞いてみた

「去年の『江水散花雪』は僕の初舞台で、正直に話すと、楽しいと思うことももちろん多かったのですが、途中でケガをしてしまったことも含めて、やっぱり苦しいこともあったので、まずは楽しみながらお芝居ができるのが一番かなと思っています。それから、去年からの『刀ミュ』以外の舞台での経験もしっかり活かして、熱心に、純粋に、素直に作品やキャラクターと向き合っていきたいです」

振り返って一番記憶に残っていることを聞くと、「すべてが想い出だから……」と暫く悩みながらも、こんな話をしてくれた

「一つ挙げるなら、演出の茅野イサムさんの言葉です。僕がケガをしたことで演出を変更しなければいけなかったとき、『光平の役者人生はこの先まだまだ長くなる。だから今は俺を信じてついてこい』と僕の未来を考えて言ってくださって、それがすごく嬉しくて……。茅野さんの存在はとても大きかったです」

今作では、長田が演じる小竜景光以外は、ミュージカル『刀剣乱舞』に新たに登場する刀剣男士となる。唯一の『刀ミュ』経験者として、「前回とはまた違ったプレッシャーがある」と話す。関係性を深めるためにどうコミュニケーションをとっていくのだろうか

「寄り添うとか、引っ張るとか、僕はそういうタイプではないと思うので、素直に皆さんと接していきたいなと思っています。プライベートでもコミュニケーションを取って、そこから生まれる6人での新しいお芝居ができたらいいなと思います。個人的にはしっかり自分の体に目を向けて、ケアをしていきたいです。健康グッズとか体にいいものとか、皆さんがどう気をつけているのか知りたいので、いろいろ共有できたらいいですね」

気持ちも新たに、ベストな状態で新作公演に臨む

「稽古期間に入る前、今回から参加する方々とお会いして、少し話す機会がありました。素敵な方ばかりだったので、一緒にお芝居できることが嬉しいです。新しい方とお芝居ができるのは本当に楽しみだし、お客様の期待を超えていきたい気持ちもあって、できることはなんでもやりたいです。ブレないように軸を明確に持ちつつ、その軸に沿ってたくさん挑戦して、みんなで支え合っていけたらいいなと思っています。素晴らしい作品を届けるという想いをもって、新キャストの皆さんと一緒に情熱を注いでいきたいです」

本格的な俳優デビューから、2年目。2022年の経験を糧に、信頼する仲間や尊敬する先輩たちに囲まれながら、いつも支えてくれているファンへの感謝の気持ちも忘れていない

「ファンの方々がいなければ僕らは舞台に立てないので、本当に感謝しています。皆様からいただくたくさんのパワーがエネルギーとなって、お芝居ができていると思います。新たな刀剣男士、新たなカンパニーで、新たな物語に挑戦しますが、絶対に素晴らしい作品を皆様に届けます。精一杯頑張りますので、今後とも『刀ミュ』の応援をよろしくお願いします」

インタビュー・文/佐藤則子

※構成/月刊ローチケ編集部 4月15日号より転載

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【プロフィール】

長田光平
■ナガタコウヘイ ’97年生まれ。’22年より俳優として活動開始。主な出演作は、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズなど。