舞台『夢職人と忘れじの黒い妖精』|武子直輝 インタビュー

© GCREST, Inc. ©舞台ゆめくろ製作委員会

アプリゲームから飛び出してきたように観せられるように臨みたい

100万ダウンロード突破の人気アプリゲーム「夢職人と忘れじの黒い妖精」(通称:ゆめくろ)が待望の舞台化。原作は「夢王国と眠れる100人の王子様」などを手掛けるジークレストが送る「夢世界シリーズ」の最新作で、様々な職業で活躍する職人=マイスターたちと一緒に、世界をまたにかけ夢を追いかけるファンタジーRPG。個性豊かなキャラクターたちが活躍する物語がどんな舞台になるのか楽しみだ。
先ごろ公開されたキャラクタービジュアルの完成度の高さに期待が高まる本作、主演の武子直輝に本作に臨む心境などを聞いた。

「アプリゲーム原作の主演をやらせていただくのは初めてで、素直に嬉しいですし、新たな挑戦として取り組めたらいいなと思ってます。原作のイラストがすごく美しいんです。アーティスティックな描写も多いですし神々しさを感じています!」

あらゆる「未知」に挑む「世界探索ギルド【月渡り】」に所属する、探索師のクロウ

「すごく明るくていいやつって感じ。最初けっこう驚いたのは衣裳でしたね。原作のイラストを見たら、がっつりお腹が見えてて(笑)。僕がちゃんとクロウっぽくなれるイメージが湧かなかったんです」

しかし、そんな心配をよそに撮影されたビジュアルは原作ファンにも大好評

「衣裳さんとメイクさんがすごくこだわってくださったおかげです。撮影中は腹筋にすごい力入れてました(笑)。きれいに割れた腹筋に“キャッ”って言っていただけるように(笑)、本番までにさらに鍛えます」

クロウとの共通点は食べるのが好きなこと

「クロウは食べるのが好きで、僕は作るのも食べるのも得意です。美味しいごはんを食べている瞬間は一番幸せだなと思う。もうひとつ共通点というと、夢に向かって一直線なところですかね。僕も役者として目標に向かってひたすら走っているので」

脚本・演出の西田大輔氏とは今作が初タッグになる

「西田さんの舞台に出演したことがある仲のいい役者に話を聞いていて、役者からの信頼がすごく熱い方というイメージが強くあって。役者の思いもちゃんと紡いでくれる方だと思うので、ご一緒できるのがすごく楽しみです。西田さんの作品は殺陣が多いというイメージもあるので、“追いつけるかな”って心配な部分もありますが、それも楽しみにしています」

座長として臨む今作には、いつも以上にキャストやスタッフとコミュニケーションをとって、絆を深めて協力しあって作品を作っていきたいと明かした

「稽古場では、背中で引っ張れるように、芝居もダンスも歌も殺陣も…すべてに全力を尽くしたいと思います。それから、ちょっとだけ差し入れもさせていただきます(笑)」

最後に本公演を楽しみにされている方へ、意気込みとメッセージをもらった

「マイスターたちが、心を同じくする仲間やギルドキーパーと進んでいく物語の中で、黒妖精たちとどういった交じり合いをするのか…。キャラクターたちの世界観を、アプリゲームから飛び出してきたようにお客様へ観せられるように、自分たちの原作の解釈をしっかり深めて臨んでいきたいと思います。楽しみにしていてください!」

インタビュー&文/井ノ口裕子

※構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載

掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
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【プロフィール】

武子直輝
■タケシ ナオキ
数多くの2.5次元作品に出演。主な出演作は舞台『刀剣乱舞』シリーズ、『僕のヒーローアカデミア』The“Ultra”Stageシリーズなど