合唱(クワイア)が心を動かす!舞台『川越ボーイズ・シング』- 喝采のクワイア-│今牧輝琉×樫澤優太 インタビュー

©舞台『川越ボーイズ・シング』製作委員会

ボーイズ・クワイア部を舞台にしたアニメ『川越ボーイズ・シング』が舞台化され、6月22日(土)より東京・シアターHにて上演される。世界的な天才指揮者とそれぞれ問題を抱える学生たちがクワイアによってひとつになっていく物語。舞台だからこその「生で聴き、観る合唱(クワイア)」の感動が生まれる公演だ。
本番を数日後に控える今牧輝琉と樫澤優太に本作について語ってもらった。

――舞台『川越ボーイズ・シング』-喝采のクワイア-の出演が決まったときに思われたことは?

今牧 これは絶対に舞台化したら面白い作品になるぞ、と思いました。舞台化することによってさらに臨場感が増しそうだなと。

樫澤 クワイア(合唱)ってほとんどの方が学生時代に経験したことがあると思うんです。あのときの気持ちを思い出しながら、キャストの皆さんと歌えるんだと思ったらワクワクしました。

――原作アニメは2023年に放送され、話題になりました

今牧 “川越”って実在する場所を舞台にしているので、そういうアニメってなかなかないよな~と思いました。

――確かに実在の場所をモデルにしているアニメはたくさんありますが、“川越”って断定しているのは珍しいですね。今牧さんが演じる“出井天使”は、歌うことが大好きな一方、人前で歌うことにトラウマを抱えているキャラクターです。どんなことを意識して演じられていますか?

今牧 稽古中から、歌はあまり人前では練習しないように意識していました。僕も歌は大好きですけど、友だちの前とか人前で歌うことが恥ずかしいと思う気持ちはわかるので。そういう部分は稽古でたくさん抽出できたかなと思います。

――そんな“出井天使”の幼馴染でクワイアの常勝校・浦和樂習院のキャプテン“森村充”を演じられるのが樫澤さんです。天使との関係性も含めて難しい役柄ですよね?

樫澤 歌うことに対して誰よりもストイックなキャラクターです。なにしろ僕自身が完璧な歌を届けなくてはいけないので今まで以上に歌うことに対して勉強をしている日々です。

――クワイア(合唱)をすることの難しい部分やミュージカルで歌うのと違う点はありますか?

樫澤 普段ポップスを歌うことが多いので、身体の使い方や発声のポジションなど、全てが新鮮で苦労しています(笑)。

――今牧さんから見て、森村充と出井天使の関係はどのようなものだと思われますか?

今牧 ネタバレになりそうなので一言でまとめますね!「複雑」。

――たしかに(笑)。では樫澤さんからの視点だと?

樫澤 森村が天ちゃん(出井天使)にきつく当たってしまう部分もあるのですが、彼は誰よりも天ちゃんの歌に心を打たれているんだと思います。本当はリスペクトしているのに思春期という背景が故にちゃんと想いを伝えられない関係性が学生らしくて面白く思います。

――本番まであとわずかです。稽古の手応えは?

今牧 とにかくキャストの仲がいいなと思いました!モチベーションを上げてくださる方がたくさんいて、毎日楽しく稽古しました。向上心がすごいカンパニーだと個人的に思っていて、通し稽古期間も毎日、「昨日よりいいものができたな~」と実感できましたし、一方でふざける時はふざけて、やる時はやる!みたいなのも良い経験になりました。

樫澤 稽古が始まり1番最初にご指導いただいた言葉が「帝王感を出して欲しい」だったので、公演ではその帝王感を皆さまに感じていただけるように覇気を出していきます!

――樫澤さんの“覇気”は、森村充と重なって凄いことになりそうです

今牧 あと、集中稽古の期間はパピコが流行ってましたね(笑)。

――パピコですか?まさに部活動みたいですね(笑)。クワイアの肝である歌唱シーンの見どころは?

今牧 3次元になったキャラクター達がアニメの歌を歌って踊るので、それだけですごく面白いですし、楽しいなと思ってもらえると思います。

樫澤 クワイアーズの皆さんと一緒に創り上げる空間をぜひ浴びていただきたいです。

――おふたりが歌唱シーンで意識されていることは?

今牧 普段の自分の歌声と変えて歌っていることですかね。天使の歌声と呼ばれるだんぼっちくん(出井天使)を表現するために、普段より音色を明るくしたり音域を広げるトレーニングをしたので、明らかに前までの自分と変わったと実感しました!

樫澤 どんな楽曲も歌えるのが森村充です。なのでどのジャンルの楽曲も歌えなくてはいけないので、楽曲によって色をガラリと変えるように意識しています。

――おふたりがどんな“出井天使”と“森村充”を表現されるのか楽しみです。注目して欲しい箇所は?

樫澤 とにかく歌が軸の作品なので各キャラクターのドラマが詰まった歌を楽しんでいただきたいです。

――ありがとうございました

取材・構成/高畠正人