舞台『ぐらんぶる』│高本学&佐伯亮 インタビュー

©井上堅二・吉岡公威・講談社/舞台『ぐらんぶる』製作委員会 協力:TVアニメ『ぐらんぶる』

全裸系青春ダイビングコメディが舞台化!
笑って、飲んで、潜った先にあるのは!?

全裸系青春ダイビングコメディ漫画『ぐらんぶる』が連載10周年を記念し舞台化されることに。すでにアニメ化や映画化もされている人気作だが、登場人物たちがほぼ全裸で過ごす露出度の高さから舞台化不可能と思われていただけに、いったいどんな内容になるのか?W主演を務める高本学と佐伯亮に話を聞いた。

高本 出演が決まって原作やアニメを見て思ったのはスカッとする青春活劇だなと。ひとつのことに一生懸命生きている姿とか、キャラクター全員が持っている情熱が素敵だなと思いました。

佐伯 ぶっ飛んでるなぁというのが第一印象です。その一方で日常生活もきちんと描いてるところに共感できました。あと、大学のサークルのノリを懐かしく思い出しました。あんな飲みまくるサークルじゃなかったですけどね(笑)。

ふたりが演じるのは、海沿いの大学にあるダイビングサークルに迷い込んだ新入生の北原伊織と今村耕平。高本と佐伯が共演するのは今回が初めてだが、すでにバディ感が生まれつつあるようだ。

高本 ビジュアル撮影のときから話しかけてきてくれて、稽古を重ねることでさらにバディ感が強くなるかなと思っています。稽古中にみんなでご飯とか行くとかしてバディ感を強めていきたいです。

佐伯 じゃあ早速、飲み明かしますか(笑)。

高本 いいですね(笑)。でも伊織と耕平のような飲み方は無理(笑)。

佐伯 どんどんコミュニケーションをとっていきたいです。

物語の中心はスキューバダイビングサークル〈Peek a Boo〉の日常。水着姿のみならず原作では酔って脱ぐのが当たり前で、登場人物たちの露出度はかなり高い。その部分での心構えは?

高本 原作を読んで舞台でどうやって隠すんだろとはやっぱり思いました(笑)。なにか上手い方法があるんじゃないかと思います。あとダイビングをどう表現するんだろうとか。わからない部分が多いからこそ、お客さんを驚かせることができるので、僕らの驚きも含めて楽しんでもらいたいです。

佐伯 漫画もアニメも局部は●で隠してありましたからね(笑)。僕自身の挑戦も含めてやってやろうっていう気持ちです。『ぐらんぶる』の世界観って全裸含め、飲みや友情、青春など全部集まって『ぐらんぶる』なのでそこは出し惜しみせずにやっていきたいです。

舞台でどのようなダイビングシーンが見られるのか?そして出演者はどこまで脱ぐのか?青春を感じられる舞台になるのは間違いない。

高本 公演が11月なので、ちょっと遅れてきた夏、そして青春を味わってもらえるよう演じたいと思います。

佐伯 映画やアニメ、漫画で表現されていない部分を生身でやれるというのは舞台ならではなので、そこも大事に演じたいと思います。


インタビュー&文/高畠正人

※構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載

掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

【プロフィール】

高本学
■タカモト ガク 
俳優として活躍。近作はミュージカル「鉄鼠の檻」、『東京カラーソニック!!』the Stageなど。

佐伯亮
■サエキ リョウ
俳優として舞台、ドラマ等で活躍。’24年、秋山皓郎と共に演劇ユニット『劇団7枠13番』を結成した。